ルンピニースタジアムは暗かった

若い頃は格闘技大好き青年だった。
『ゴング』などの格闘技雑誌も定期購入していたほどだ。
タイではキックボクシングのことを‘ムエタイ'ということも知っていた。

ムエタイでは二つの大きなスタジアムがありそれぞれチャンピオンを認定している。
その二つは『ラジャダムナン』と『ルンピニー』。

タイに行くと決まって調べてみるとルンピニーにナイトバザールがあると知った。
ルンピニーのスタジアムはその敷地内だ!!
ならばナイトバザールを口実に妻を騙してでも行くしかあるまい

たった2泊のタイ旅行の初日は夕刻着。
ホテルで旅装を解いている間に降りかけたスコールがまだ止まない。
でも、雨の止むのを待つ暇はないのだ。

ホテルの常備傘を持ってMRTでシーロムからルンピニーへ。
稲光が残り、水溜りが足元を濡らす路側帯の悪路を、妻を説得してスタジアムへ。

大げさに言うならば永年夢見た恋人に出会う瞬間。
その瞬間はあっけなく暗闇とともに現れた。

この日は開催されていなかった。（こういうこともあるのだ）
灯りもなくひっそりと暗闇のまま現れたまだ見ぬ恋人をよく見ると・・・
開催されるのは私たちのタイ滞在中にはない（こんなことってあるのだろうか）
暗闇でも記念にとスタジアムの写真を撮り、本来の目的のナイトバザールへ行く。
無理矢理だけど、ふっ切れた瞬間。

ルンピニーの入場口

スタジアム

ラウンジ初体験

空港のラウンジの存在を知ったのは2,3年前。
他の人の旅行記を巡っていると
ラウンジで「ビールを飲んだ」「シャワーを使った」など興味深い書き込みが頭に残る。
昨年の3月にセントレアを使ったときも場所だけ確認して扉の前で引き返した。
近くて遠い場所。

クレジットカードのゴールド会員になればラウンジを利用できる。
そんな事を知ったのは年会費無料のゴールドカードの誘いが舞い込んできたとき。
躊躇なく飛び込んだ。

あれから1年。
やっとラウンジデビューの機会に恵まれた。
期待の大きさとは裏腹になかなか庶民的な場所でいいではないか。
チョットだけ、銀座の高級クラブ（行った事はないが(^^ゞ）のような感じかしらと思っていたが・・・

カウンターでセルフの缶ビールとおつまみ。
そんな日常の光景もここではやはり非日常。
立派な旅の第一歩だ。
なんといっても旅は日常からの解放である。

空港ラウンジロビー

旅行前

　
夫婦で久しぶりの海外旅行。2007年8月、2泊でバンコクを旅行しました。

【行程】

8月26日　14時45分名古屋発　18時10分バンコク・スワンナプーム空港着　
　　　　 ホテルチェックイン後スワンルムナイトバザールビアガーデンで夕食
8月27日　ファランポーン10時05分発の列車でアユタヤへ
　　　　 15時30分アユタヤ発の列車でバンコクへ戻る
　　　　 夕刻よりハッポンナイトバザールを冷やかし夕食
8月28日　チャオプラヤエクスプレスで王宮寺院へ　
　　　　 午後はサイアム周辺でショッピング＆夕食
　　　　 23時50分バンコク発　
8月29日　早朝名古屋着
3泊4日で1泊は機中泊でした。

【事前調査】
ネット：「バンコクナビ」と個人の旅行記。各サイトのQ＆Aコーナーは参考になりました。
雑誌：『るるぶ』を買ったけど現地の入館料などの情報はチョット古い。2007年版なのに・・・

【タイ語】
かんたん旅会話　タイ語（昭文社）＆DS「旅の指差し会話帳　タイ語」
実際は英語と日本語と身振り手振りで何とかなった。

【旅行社】
大手ルックJTBの「バンコク自遊自在　4日間」
値段は少し高めだけど飛行機とホテルは贅沢して、現地では完全自由行動にするのが私たちの流儀。
食事＆土産もの屋付きの無料市内観光はパス