かへる 東の国探訪記

何かと話題のぐんうま県在住の『かへる』の某国中心の旅行記&趣味のフィギュアスケートの話題など

少し高いところから

2015-04-26 10:22:31 | 旅行
ザッハーを出ると、道の向かい側に何か宮殿のような建物がある。
近づくと、お姉さんにチラシをもらった
そこは、アルベルティーナ宮殿で、美術館が中にあるらしい。
美術館や博物館の類いは素通りできないわたしは、迷わず入ることにする
これは、たぶんその建物を撮した写真と思われる
藍色に近いほどの青空で、そして日なたはめまいがするほどの暑さだった


美術館へは建物外からエスカレータで2階に上がり、そこから入る
宮殿の名称は、ガイドブックによるとマリア・テレジアの娘婿から取ったそうだ
2階に上がったところはテラスになっている
この馬に乗った方がアルベルティーナ公かと思っていた


台座を見たら、『フランツ・ヨーゼフ1世』と書いてある


フランツ・ヨーゼフさまごめんなさい…


宮殿本体はこちら


テラスから先ほど通ってきた街を見下ろすことができる
日差しはとんでもなく熱いが、風が吹くと気持ちがいい
これはテラスから見たホテル・ザッハーである


5分くらい景色を楽しみ、美術館に入る


例のものを食す♡

2015-04-21 21:16:00 | 旅行
地下鉄4号線に乗って、すぐ次のKarlsplatz(カールスプラッツ)駅で降りる
広場のようになっている地下街を歩く
ガイドブックには「カールスプラッツ駅の地下街は治安が良くなく、
夜の一人歩きは避けた方がいい」と書いてあったが、
特に危険な感じはしない。
ごく普通の地下街で、パンのチェーン店などがある。
夕食やおやつを買うのに良さそうである

地上に出ると、オペラ座近くだった。
街なかはこんな感じ(どこを撮したのか失念)



10時ごろ、第1の目的地であるホテル・ザッハーを発見する
早速カフェ(・ザッハー)に入る
入り口に入ると、すぐに店員さんが来たので挨拶する
墺国の挨拶は「グリュース・ゴット」という
メニューはこんな凝った形である

定番中の定番、ザッハートルテとメランジェ(クリームのたっぷり載ったミルクコーヒー)を注文する
がんばってドイツ語を使ったら、何とか通じた

これがかの有名なザッハートルテである

メランジェは小さなお盆に載ってくる
なぜか水の入ったコップも付いてきて、さらにその上にスプーンが載せてある

なお、ウイーンは水道水を直に飲むことができる
ヨーロッパでは珍しい大都市である

支払いは座席で済ませる
チップ込みで10ユーロ払う



維納の朝

2015-04-19 22:03:36 | 旅行
8月1日

6時半に目が覚める
扇風機を一晩中かけたままだったのに、体は全然冷えていない

7時半に朝食
場所は、フロントの裏側にあるレストランである
当たり前だが、主食はパンしかない
黒パン(スライス)とゼンメルという丸パンを取る
ゼンメルというのは墺国のパンで、横から2つに切り、
それぞれにハムやチーズを載せたり、ジャムをつけて食べるのが一般的である
テーブルのナイフで切ろうとするが、うまく切れない
付け合わせにバターと蜂蜜と杏のジャムを持ってくる
墺国では、ジャムと言えばマリレン(杏)なのである
その他、ハムとチーズ(うまうま)、フルーツヨーグルト、
オレンジジュース、紅茶を選ぶ
普段のわたしよりも食べる量が少ないのは、この後カフェに行くつもりだからである

身支度を調えて、9時半頃のったくらと出発する
日の出からすでに5時間ほど経過していて、日なたを歩くと暑い
レンヴェーグ駅近くの電停から市内に向かう路面電車(トラム)に乗る
墺国に来る前に、トラムやバスや地下鉄の路線図をネットで調べ、
それらをプリントアウトして持ってきたのである
だから、どのトラムに乗れば目的地近くに行けるかわかるはずである

しかし、路線図の一部はいろいろな路線が交わったり入り組んだりしていて、
複雑な形をしている
加えて、わたしは地図好きで地図が読めるくせに方向オンチである
案の定、降りる電停を間違えて、市内(リング)手前で降りてしまう

次のトラムを待っても良かったのだが、これも経験と歩くことにする
維納(ウィーン)市内の道は、歩道だけでなく車道も石畳である
北西方向へ、とにかく大通りを目指して歩く
途中、川を渡る
「これがドナウ川か」とアホな私は思ったが、ただの水路だった
路上駐車している車のナンバープレートには、赤地に白い十字の紋章がついているものが多い
「何でこんなにデンマークの車が多いのだろう」と思ったが、
良く見ると十字の交差している場所が違う
それはウィーン市の紋章だった

10分ほど歩くと、地下鉄Stadtpark(シュタットパーク、市立公園の意)駅に着く
東南アジア出身らしき方々に、英語で「切符の買い方がわからない」と聞かれる
わたしもよくわからないので「I'm sorry, but I don't know」と答えるしかない
わたしの持つウィーンカードは、最初に交通機関に載る際に刻印を押せば、
そこから72時間乗り放題になる
先ほどトラムの車両内で刻印を押していたので、そのまま階段を降りて地下鉄乗り場に行く
墺国の主要都市の交通カードは、概ねこの方式である
刻印を押さないで乗ると、時々抜き打ちで乗車券のチェックがあり、
そこで見つかると罰金を取られるそうである

地下鉄4号線に乗り込む

チェックイン

2015-04-13 20:34:40 | 旅行
午後8時半、ようやくホテルに着く
最初入り口と気づかずに素通りしたのは、コーヒーショップのようなたたずまいだったからだ
よく見れば、コーヒーショップの看板の下にホテルの名前が書いてある

ドアを開けて入ると、すぐにフロント
旅行会話の本から書き写したもの(単語カード)を見ながら
がんばってドイツ語を使って会話を試みる
「予約しておいた者です」
「遅くなって申し訳ありません」
「チェックインしたいのですが」
ベタな日本語訛りのドイツ語であるが、なんとか通じたようだ
その後は、無理しないで英語で会話する

フロントのすぐ横にある古めかしいエレベーターで4階に上がる
日本式では"fourth floor"(4階)であるが、ヨーロッパ式では"third floor"(3階)という
ちなみに、フロントのあるのが"ground floor"である
わたしの部屋は、エレベーターからいちばん遠いところにある角部屋である
ドアがうまく開かなくて苦労する
鍵を差し込んで回しながら、ドアノブも回して押し開けるのである

部屋に入るとひんやりした空気だったので、エアコンが入っているのかと思ったら違った
天井近くの窓が開けてあり、夜の空気が入ってくるのだ
部屋を見渡して、テーブルに置いてあった小型扇風機を見つけ、ベッドサイドに持ってくる
扇風機と言っても、卓上扇風機のような小ささである
早速スイッチを入れて、風力を『強』にする

浴室にはバスタブが備え付けてある
シャワーと蛇口の切り替えや、温度調整の仕方がわからないが、
あれこれ操作しているうちになんとなくわかる

翌日の準備をして、眠りについたのは夜11時だった
もちろん扇風機をかけたままである

ホテル探してぐーるぐる

2015-04-12 20:36:26 | 旅行
プラットホームには自販機があり、飲み物やお菓子やパンなどを売っている
水を買うことにする
コインを入れるところは(少々説明しにくい。写真を撮ってくればよかった)
日本や韓国やハワイで見た自販機とは違う仕組みだ
コインを横ではなく、縦(絵柄や金額がある面が見えるよう)に
スロットに入れて、コインの下にあるつまみを下げるとお金が入っていく
好きな番号を選んでボタンを押すと、商品が出てくる
水は、prickelnd(炭酸入り)、mild(微炭酸)、ohne(炭酸なし)の3種類がある
飲み慣れている炭酸なしにする

電車は自動ドアではなく、自分でドアのハンドルを回して開ける
日本や韓国とは違い、低床ホームである
その代わり、電車内に3段ほどの階段がある
よっこらしょとトランクを持ち上げて乗り込む

エアコンの付いていない列車だが、窓から風が吹き込んできて涼しい
空港駅を出ると、落書きでいっぱいの側壁が見える
こんな所(駅構内)にまで入り込んで落書きする人がいるのも驚いたが
それを消さずにいる方にも驚いた

夜の7時だというのに外は明るい
まるで夕方4時台の明るさである
ウィーンに入っているはずだが、車窓から見えるのはのんびりとした田園風景である

7つめのRennweg(レンヴェーグ)で降りる
ここは地下にホームがあり、地上へはエスカレータで出る
地上部分には、パン屋やバーガーショップなどが入っている
軽食の調達に便利そうだ

さて、地上に出て困ったことになった
ホテルがどの方向だかわからないのである
日常生活でもそうだが、旅行におけるわたしの致命的な欠陥が2つあり、
1つは雨を呼んでしまうことで
もう1つはとんでもない方向オンチである
とりあえず、旅行前にプリントアウトした地図の記憶を頼りに駅横の道を北西へ進む
5分ほど歩くと、左側にホテルらしき建物がある
それはホテルだが、名前が違う
そのまま進むと、大きな建物が左手に見える(後でわかったのだが、ベルヴェデーレ下宮だった)

明らかに道を間違えていることに気づき、駅まで戻る
戻る途中でレストランをいくつか発見するのが、食い意地の張っているわたしならではである

駅から今度は大通りを北へ進む
いくら何でも、これは違う道だと思い、すぐに戻る
今度は最初に行った道と反対側、南東へ進む
ピンクの看板が目立つドラッグストアBIPAの方面へ路面電車の線路に沿って歩くと、
5分ほどでホテルが見つかった
最初、入り口前を素通りしたのだが、もしやと思い引き返したら合っていた
駅を出てから30分後のことだった