かへる 東の国探訪記

何かと話題のぐんうま県在住の『かへる』の某国中心の旅行記&趣味のフィギュアスケートの話題など

海外雑誌事情

2015-05-31 10:17:57 | 旅行
食事を終えて、道を挟んだ向かい側の書店に入る
わたしは書店と文具店の前を素通りできない性質である
店は小さめで、雑誌と新刊中心のようだ
スポーツ雑誌のコーナーでフィギュアスケートの雑誌を探すが、
シーズンオフのせいなのか置いていない
やはりサッカーとモータースポーツの雑誌が多い

欧米の雑誌はものにもよるのだろうが、日本のそれよりもかなり薄い
何冊か買っていってもかさばらない程度の重さである
これが韓国ともなると、紙の質が相当よろしいのか、ものすごく重たい
しかも、雑誌本体よりも豪華な付録が付いてくる
(例:ヘアドライヤー、化粧品の大瓶、アディダスのバッグなど)
ため、トランクの中で相当場所をとったものだ
ただし、重さに比例して内容自体も(広告が実に多いが)読み応えがあったが

海外でも人気の数独(SUDOKU)の雑誌は、墺国でも種類がたくさん出ている
同僚への土産にエキスパート版を買う(2ユーロ90セント)

店を出て、Schottentor(ショッテントーア)電停よりトラム71番に乗る
この路線は、ホテル付近に停まる
これはトラムを待つ間に写したヴォティーフ教会である

手前に写っている交通標識を見ると、日本と似ている感じがする
と言うより、日本が欧米の標識を輸入したのかと思えてくる

余計な話だが、『進入禁止』の標識は、墺国の国旗に似ている

例のものを食す(その2)♡

2015-05-30 09:19:01 | 旅行
ウィーン大学を出て、10分くらい歩く
今夜の夕食場所であるレストランを探す
この時点で午後4時半で少し早いのだが、夕食をとることにする

大通りを渡って南東に向かうと、スーパーマーケットがある。
中に入って、店内を一周してみる。
あまり大きな店ではない。
墺国にはコンビニエンスストアというものはないが、
スーパーマーケットが大小問わずあちこちにあるので、買い物には困らなそうだ。
(ただし、駅や空港構内の店舗を除いて日曜日は定休日、土曜日は午後6時で閉まるが)
夕食前なので、何も買わずに店を出る。

スーパーのすぐ近くに、目指すレストランzum Leopold(ツム・ロイポルト)がある
細い路地に面したところに入り口があり、
そこから中に入るが誰もいない
入り口付近は、アルコールを出すビア・レストランのようだ
店内を通ると、スーパーのある通りに面した店先に出る。
店員さんに声をかけ、案内された席はテラス席(というか、ひさしの付いた歩道上の席)である。
見た目で明らかに外国人だとわかるので、英語メニューを出される。
この店を選んだ理由は、ガイドブックの欄外、読者投稿欄に
「女性が1人で入っても、気遣ってもらえた」と書いてあったからである
その文面通り、ウエイターさんは親切である

子牛のシュニッツェル(ハーフサイズ)
レモネード
杏のクネーデルを注文する。

これが維納名物のシュニッツェルである。

ガイドブックで見た他店のヴィーナーシュニッツェルは、本当に『カツレツ』といった感じだが、
ここのシュニッツェルはパン粉があまり付いていないせいか、見た目は唐揚げのようである。
パンがサービスで付いてきたので、2切れいただく
肉が軟らかくて、とても美味しい
また、付け合わせのジャガイモも美味しい

これはレモネード

甘くないのが食事の邪魔をしなくて良い

これはデザートのクネーデル

クネーデルとは『だんご』という意味で、たいていはジャガイモか小麦粉が原料になっていて、
料理の付け合わせやスープに入っている
中はこんな感じ

杏のペーストをバニラアイスクリームで包み、アーモンドの粉でコーティングしてある
とてもうまうまである

大満足の夕食である





創立648年の歴史攻撃

2015-05-26 20:31:01 | 旅行
一息ついた後、改めて回廊の胸像の群れを観察する。

フロイト大先生の像を発見する

台座に書いてある文は、さっぱり読めない
これはドップラー現象でおなじみのドップラー大先生の像である。


胸像は台座から生えているような形だけでなく、このように壁から頭だけ出している形のものもある。

これは、下の台(?)が手洗い場のようにも見える←不謹慎


ホールの天井は、こんな感じである。

とにかく、建物のあれやこれやが歴史を感じさせる。



ホールにはこのような展示がある。
ノーベル賞を受賞した方々である
ウィーン大学は、受賞者を7名(Wikipediaドイツ語版によると9名)輩出していて、コンラート・ローレンツ博士もその一人である。
(ただし一番綺麗に写っているこの方は、ビクター・フランツ・ヘス博士であるが)

これは、ローレンツ博士とヘス博士の略歴である(読めない)



最後に控えるのは、歴代総長の名前の入った銘板である。
創立した1300年代からある。

とてつもない歴史の重みを感じつつ、ウィーン大学を後にする


ウィーン大学へ

2015-05-24 09:40:27 | 旅行
次の目的地は、前々回のブログ、最後の写真(トラムの向こう側)に写っていた場所
ウィーン大学である

階段を上がって建物に入る。
受付はない。
警備の人も(いるのだろうが)見かけない。
わたしのような部外者が勝手に入って良いものだろうかと思うが、そのまま建物内を散策する。


大学は夏休み中で、当然授業はないが、学生らしき人をちらほら見かける。
建物に入って右方向に進む。
ホテルのような内装だが、部屋は講義室や研究室である。
階段を上り下りして、5分くらい後に、大学ショップを見つける。
大学のロゴが入った文具やTシャツなどがある。
ガイドブックであらかじめ調べて買おうと思っていたバッグを購入する。
15ユーロ。
正面に大学のロゴマークがでかでかと入っている。
思ったよりも大きく、結構ものが入る。
写真には写っていないが、中仕切りにはペン差しやフラップ付きのポケットもある。

わたしは普段使いのバッグにしている。
(余計な話だが、2014年3月に埼玉で開催されたフィギュアスケート世界選手権にも持っていった。
とある方との待ち合わせの目印に良いと思ったからである

夏休み中なので、建物上階にある学食は営業していないが、カフェは営業している。
1階中庭に面した小規模なカフェテリアで休憩する。
ガス抜き(炭酸無し)の水を買う。
王宮裏でもそうだったが、これほどの日差しなのに、中庭で日光浴している人がいる。
中庭をぐるっと囲むように回廊がある。
回廊にはたくさんの胸像が林立している。


ウィーン大学は、1365年創立の、ドイツ語圏では最も古い大学である。
建物を見ると、その歴史の古さを実感する。
学生数は、8万5千人とのことだ。
墺国に限らず、アマチュアスポーツ選手の肩書きに多いのは『学生』である。
墺国のスケート選手の中にもウィーン大学在学あるいは出身者がいるのかと思い、調べたら、
アイスダンスのバルボラ・ジルナ選手(チェコから帰化)が該当した。
わたしの大好きなV君は、アメリカのデラウェア大学を出て、今はペンシルバニア大学院に通っている。
前回ブログの2番目の写真の彼(マヌさん)は、ザルツブルグ近郊の出身だが、
ザンクト・ペルテン大学(ニーダーエステライヒ州)の理学療法科を出ている。
3番目の彼(ゼベ君)は、ハーグ通信大学在学中である。
やはり、将来のことを考えて、みんな大学は出ておこうと考えるようだ。
(アメリカでは、学業とスポーツの両立が難しくなると、学業をとるようで勿体ない話である)





おいおい再び

2015-05-22 21:52:13 | フィギュアスケート
わたしは日本のフィギュアスケート雑誌を定期購読していない。
好きな選手が載ったときだけ買っている(それが極めてまれである)。
だから、五輪特集号などを含めて10冊程度しか持っていない

その代わり、ドイツのスケート雑誌を2012年の暮れから定期購読している。
フィギュアスケートの写真が載っているサイトを見ていたら、
その『Pirouette』(ドイツ語で『スピン』という意味)という雑誌に興味を持ち、
バックナンバーを注文した。

この雑誌は、ドイツとスイスと墺国では簡単に注文できるのに、
それ以外の国ではすぐには頼めない。
何度かメールでやり取りして、ようやく金額と送料と入金口座がわかった。
それはPDF文書で、プリントアウトして、郵便局で入金しようとしたが失敗した。
郵便局から海外に送金するには通帳が必要で、その日は持っていなかったからである。
翌日、勤務先に近い○○銀行で送金の手続きを試みるが、ここでも壁に当たった。
プリントアウトした文書を見たら、銀行名と口座番号は書いてあるが、
その支店の住所が書いてない。
銀行から送金する場合は、相手の銀行の住所まで必要なのである。
「またダメか…(がっくり)」とあきらめかけて、スマホを持っていることに気づいた。
銀行名でググったら、ドイツ語のHPが出てきた。
ドイツ語は全く読めないが、幸いなことに英語にも対応していた。
たぶん住所だろうと思われるものを書類に記載して、ようやく(2時間もかけて)送金が終わる。

2週間後、頼んだバックナンバーが届いたときの喜びは格別だった
ドイツの雑誌なので、当たり前だがドイツのフィギュアスケート中心である。
しかし、スイスや墺国のページも1~2ページくらいあるのが嬉しい。
これは、10年以上も前の号に載っていた墺国シニア選手たちのジュニア(もしくはノービス)時代の写真である




ちなみに、一番上の人以外は、未だに現役である。

定期購読を初めてからは、ドイツ語の辞書を引き引き、楽しく読んでいた。
しかし、一昨日のことである。
「昨年12月より、私どもの口座に入金がありません。入金があるまで、雑誌の送付を止めさせていただきます。」
というメールが届いた。
(昨年12月に1年分を入金したはずなのに…)と困惑しつつ銀行の書類を調べたら、
間違いなく2014年12月某日に送付手続きをとっていた。
頭から火を噴きそうになるのを抑えて、「確かに入金しています。もう一度確認して下さい。」とメールした。
すると、1時間後に返事が来た。
「大変申し訳ありません。あなた様の所に、間違えて督促メールを送ってしまいました。
調べたところ、確かに昨年12月に入金されていました。今後ともご購読をよろしくお願いいたします。」
という内容だった。

ドイツ人は比較的きっちりしているというイメージだったが、案外そうでもないことがわかった瞬間だった。