まぁ今夜は少しばかり 堅苦しい話になりますが
檀徒の中でも一番若い男性の方が(30代前半)夕方に訪ねてこられました
「すみません 少々ご教示願いたいことがあるんですが今夜はお忙しいでしょうか?」
と訊かれたから「べつにこれといって用事は無いです 大丈夫ですよ」と応えて我が家の
即席作りの本堂へと上がって頂いた。手にはノートとペンを握っていて妙に畏まっていた
家内がお茶とお菓子それに蚊取り線香をもてきて火を付けて去って行った
それで、何を訊きたいのですか? 御僧侶様が書かれてた論文を読んだのですが私が知りたいことが
いくつか書かれてなかったので御僧侶様に直接お訊ねしたいと思いまして・・・
ハイ。どのような事でしょう 訊いたら涅槃経の事であった まぁ若いのに熱心な事は良いことだと
そう思ったので 私も知ってる限りの事を教えてあげた。
彼が言うには、釈尊は40年間にわたり方便を使ったりして衆生を成仏へと導かれたと聞いていますが・・
ふむ、私は言った 方便だけを使われたわけでもないんだよ一緒に歩いて旅したり 人の姿を見て教示したりとか
いろんな方法を用いて弟子達に教示したんだよと言った
一番初めに保育園生に難しい法文を説いても理解できないから徐々に弟子達の学問を高めていったのが
40年間かかったと言うことなんだねー 「40余年、未だ真実を語らず」と釈尊の言葉有るように
それだけ法華経の真実の理解は難しいことだから40年も時が必要だったと言われた。
40余年の修行を得てその後8年間「法華経」を唱えられたのだ・・・
そう教示したら 私が実際に同級生のお寺の長男に、涅槃経の方が法華経よりも後に顕された経である
だから一番優れた教えは 涅槃経だと・・薄ら笑いさえ浮かべて馬鹿にする様に言われたので云々
まぁ、一般的に経文とは後で顕された物が已然より優れていると言われているようだが それは間違いだと
言った。 例えば、米を手にするためには稲から育てなければならない 種を稲床で育て稲が実るまで
いろんな作業をして手を加えてやっと収穫の時が来るその収穫の時こそ法華経の時と考えて下さい
殆どの米は収穫されてしまいますが中には多少、「落ち穂」という物が出てくる
殆どの弟子達はこの法華経の教えによって成仏していくのだが それでもどうしても成仏できなかった
弟子、衆生をこの「落ち穂」と考えて下さい 事実は涅槃経のことを「落ち穂拾い」と例えられていて
最後の最後 釈尊の入寂する(涅槃)の前に未だ成仏出来なかった弟子衆生のために説かれたのが
涅槃経なのです 言わば法華経の一番最後の補足の経だと思ってていいですよ。
そうなんですねえ 解りました と言われたときには顔にも微笑みが現れていました
私が涅槃経の中身はご存じですかと訊ねたら「だいたいのところは知っております」と言われたので
それなら大丈夫でしょう 涅槃経には 少しだけど大事なことが書かれていますから・・
又何か聞きたいことが出来たら電話して下さい 私もあなたが教示を願うことにどういう風に応えたが
一番良いかと勉強しておきますので・・
そう言ったらとても喜んで帰って行かれた 帰り時に封筒に入れたお礼を渡そうとされたので
結構です 受け取れませんよー 気にしないで学問にいらして下さい それが私たちの勤めですからね
そう言って納得して頂いて帰ってもらった。
帰られてから風呂に入ったりしてたらblog書くのが遅くなっちゃった(笑)
と言うとこで今夜もこの辺で終わりますねぇ 皆様も良い夢見てお休み下さいませ~
失礼しまーすzzzz^^
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檀徒の中でも一番若い男性の方が(30代前半)夕方に訪ねてこられました
「すみません 少々ご教示願いたいことがあるんですが今夜はお忙しいでしょうか?」
と訊かれたから「べつにこれといって用事は無いです 大丈夫ですよ」と応えて我が家の
即席作りの本堂へと上がって頂いた。手にはノートとペンを握っていて妙に畏まっていた
家内がお茶とお菓子それに蚊取り線香をもてきて火を付けて去って行った
それで、何を訊きたいのですか? 御僧侶様が書かれてた論文を読んだのですが私が知りたいことが
いくつか書かれてなかったので御僧侶様に直接お訊ねしたいと思いまして・・・
ハイ。どのような事でしょう 訊いたら涅槃経の事であった まぁ若いのに熱心な事は良いことだと
そう思ったので 私も知ってる限りの事を教えてあげた。
彼が言うには、釈尊は40年間にわたり方便を使ったりして衆生を成仏へと導かれたと聞いていますが・・
ふむ、私は言った 方便だけを使われたわけでもないんだよ一緒に歩いて旅したり 人の姿を見て教示したりとか
いろんな方法を用いて弟子達に教示したんだよと言った
一番初めに保育園生に難しい法文を説いても理解できないから徐々に弟子達の学問を高めていったのが
40年間かかったと言うことなんだねー 「40余年、未だ真実を語らず」と釈尊の言葉有るように
それだけ法華経の真実の理解は難しいことだから40年も時が必要だったと言われた。
40余年の修行を得てその後8年間「法華経」を唱えられたのだ・・・
そう教示したら 私が実際に同級生のお寺の長男に、涅槃経の方が法華経よりも後に顕された経である
だから一番優れた教えは 涅槃経だと・・薄ら笑いさえ浮かべて馬鹿にする様に言われたので云々
まぁ、一般的に経文とは後で顕された物が已然より優れていると言われているようだが それは間違いだと
言った。 例えば、米を手にするためには稲から育てなければならない 種を稲床で育て稲が実るまで
いろんな作業をして手を加えてやっと収穫の時が来るその収穫の時こそ法華経の時と考えて下さい
殆どの米は収穫されてしまいますが中には多少、「落ち穂」という物が出てくる
殆どの弟子達はこの法華経の教えによって成仏していくのだが それでもどうしても成仏できなかった
弟子、衆生をこの「落ち穂」と考えて下さい 事実は涅槃経のことを「落ち穂拾い」と例えられていて
最後の最後 釈尊の入寂する(涅槃)の前に未だ成仏出来なかった弟子衆生のために説かれたのが
涅槃経なのです 言わば法華経の一番最後の補足の経だと思ってていいですよ。
そうなんですねえ 解りました と言われたときには顔にも微笑みが現れていました
私が涅槃経の中身はご存じですかと訊ねたら「だいたいのところは知っております」と言われたので
それなら大丈夫でしょう 涅槃経には 少しだけど大事なことが書かれていますから・・
又何か聞きたいことが出来たら電話して下さい 私もあなたが教示を願うことにどういう風に応えたが
一番良いかと勉強しておきますので・・
そう言ったらとても喜んで帰って行かれた 帰り時に封筒に入れたお礼を渡そうとされたので
結構です 受け取れませんよー 気にしないで学問にいらして下さい それが私たちの勤めですからね
そう言って納得して頂いて帰ってもらった。
帰られてから風呂に入ったりしてたらblog書くのが遅くなっちゃった(笑)
と言うとこで今夜もこの辺で終わりますねぇ 皆様も良い夢見てお休み下さいませ~
失礼しまーすzzzz^^
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