◆新規感染確認者数は減少
最近、新型コロナウイルスの日本国内の新規感染確認者数は減少に転じており、誰も経験したことのない未知のウィルスとの闘いは漸くしゅうそく(※1)に向かっているようにも思えます。もっとも先月26日で全数把握は簡略化されていますので、実態はわかりませんが。
また、専門家はインフルエンザとの同時流行が懸念されると警告しています。これから寒くなりますのでその可能性もなきにしもあらずです。
いずれにしても、例え新規感染確認者が減っても、しゅうそく宣言が出ているわけではないのでこのまましゅうそく(※2)とはならないのでしょうね。
◆終息と収束
ところで、本文では「しゅうそく」(※1・※2 )の文字を使っていますが、日本の今の感染状況は、漢字で表すと終息それとも収束、どちらなのでしょうか。手元にある古い辞書でみてみましょう。
まず、終息とは、
「終」の字は文字通り終わる、止むと言う意味。また、「息」という字にも、やむ、やめると言う意味があります。 (『新版漢語林』1997/4/1 第三版)
従って、終息とは
やんでほしいと思っていた混乱状態などがすっかり終わること (『神明解国語辞典』第四版1993/12/10)
一方、収束の収は
収はおさめる、おさまる (『新版漢語林』1997/4/1 第三版)
で、収束とは
集めたばねる。しめくくる。おさまりがつく。まとまる (『新版漢語林』1997/4/1 第三版)
結局、収束とは、
(いろいろ分かれていたものが)最後になってまとまって来ること。また、そうならせること。 (『神明解国語辞典』第四版1993/12/10)
となっています。言葉遊びですみません。
先月、今月の日本国内での新型コロナウイルス感染症の新規感染確認者数を見る限り、収束の方向に向かっていることは、明らかだと思います。岸田首相の所信表明演説でも屋外ではマスク不要と言っていました。
しかし、コロナワクチンの4回目接種、オミクロン株ワクチンの接種などと言っている限り、まだまだ収束の文字は使えません。まして、終息の文字はまだしばらくはダメでしょう、せいぜいウィズコロナ社会がいいところでしょうか。
◆インフルエンザ予防接種
昨日、かかりつけの病院でインフルエンザの予防接種を受けました。
翁は十数年、ほぼ10月に予防接種を受けています。
今年もコロナ・オミクロン株とインフルエンザの同時流行が、などと報じられています。実際、豪州などではそのようです。
それはそれとして、毎年のことなので、今年も早々に予約して、受けてきました。接種費用は市民だと1,500円で済みます。
インフルエンザの予防接種は、特に副反応もなく(自分の場合)、一応安心して打つことができます。
コロナは大したことはなく風邪やインフルエンザと同じなどと、言われました。それでも、もう立派な後期高齢者なのでインフルエンザにも罹りたくはありません。
コロナワクチンは、既に4回接種しています。引き続きマスクは着用し、手指の消毒は欠かさず、うがいも励行しています。お陰さまでここ数年風邪も引きません。と、言っていると、、、油断は禁物です。
それから人混みはなるべく避けるように心がけています。もっとも地元には人混みができる場所はありませんが(笑)。
今日から気温が下がるそうですので、風邪など引かぬよう気をつけましょう。
終わり