翁の徒然なる日々

日々思ったことを勝手気ままに書いています?!

銀行に預けても出るのは溜め息ばかりなりけり

2023-08-07 11:30:00 | 四方山話
 毎日のように熱中症警戒アラートが発令されており、灼熱のお天道さまが恨めしくさえ思う。サッと一雨ほしいところだが、なかなか、、、。

 昨日投開票の埼玉県知事選挙、現職の大野元裕氏が再選を果たした。そりゃそうだろう、5党が相乗りだし、相手は無くなってほしい政党の候補者だもの。当たり前の結果。

 なお、投票率は過去最低の23.76% とのこと、真夏の選挙だし、相手が相手なので緊張感もないから、そんなものだと思う。再選を果たした大野知事にはしっかりと掲げた公約を果たしてほしい。



 さて、先月末に、一年間預けたネット銀行の定期預金が満期なった。

 確認してみると税引き後の利息金額が入金されていた。でもトホホな金額なのである。

 ネット銀行だから0.150%と少し高いが、桁が一桁二桁違うのではないかと思う。それでも手元には置かないのでまた1年預けることにした。今度は0.2%とのことだが。

 一方、今、一般の銀行の預金金利は0.002%、ネット銀行の100分の1以下、普通預金に至っては0.0001%と限りなく0に近い。

 これでも預ける人がいるのだろうか? 何となく複雑な気持ちになった。

 自分がまだ現役だった頃、正確には覚えていないが定期預金の金利は3.25%とか、4.25%だった。5.25%くらいのときも。

 頑張って働いて預金をすれば、老後は利息で旅行にも行けるかな、孫が出来たらお小遣いもあげられるかな、なんて本気で思っていたが、それがいつの間にか、金融の自由化の名の下に低金利になり、さらにはゼロ金利政策かなんか知らないが、虫眼鏡で見なくてはいけないコンマ以下の金利になった。

 長引くデフレで物価はそれなりに落ち着いていたが、加えて昨年からのこの値上げラッシュである。

 公的年金がほんの少し上がったが、ほぼ焼け石に水、旅行行くどころの騒ぎではない。

 散髪代を含め全ての価格が高くなり、熱中症にならなくとも息をすることさえ苦しくなった(笑)。

 何しろ出る方は上がり、入る方は変わらないので生活が厳しくなるのは当たり前、エアコンのスイッチを入れることなく亡くなる高齢者のニュースもある。

 電気料金を意識してかどうかはわからないが、こんな世の中でいいのかなと思っている。

 政治家の皆さんは与党も野党も選挙のことばかりで物価高には何の手だてもしてくれない。立憲民主党に至っては参院選挙の時には物価高騰対策を公約に掲げていたが、選挙が終わるとまた週刊誌片手のパフォーマンスばかりになった。

 そして今はマイナンバーカードのことばかり、実損も出ていないのに、紙の保険証を存続しろ~なんて偉そうにほざいている。

 マイナ保険証にしなければ生活が楽になるとでも言うのか、国民の生活なんて二の次三の次、いい加減にしてほしい。

 物価高で日々の献立にも苦労しているカミさんをみるといつからこうなったのかと憤りさえ覚える。

 LGBTなんて正直どうでも良いと思うし、彼らには彼らなりの理屈があるのかもしれないが、我々にも我々の理屈がある。

 真面目に働いて税を納め、年金を払い、さらに健康保険料や介護保険料を払ったのにこの仕打ち、不満の一言も言いたくなる。

 昨日のNHK『日曜討論』で経済同友会の新浪剛史代表幹事は「金利ある経済へ」と述べた。
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経済同友会 新浪代表幹事「金利ある経済へ 国民理解の上で」 | NHK

【NHK】経済同友会の新浪代表幹事は、日銀が金融政策の一部を修正したことについて「今後は金利のある経済が普通になるというメッセージ…

NHKニュース


 我々は長い間金利の無い(低い)経済に慣れきり、企業はほぼ金利の付かない資金で事業を行ない利益を上げてきた。

 個人の住宅ローンも低金利自分たちの時と比べ低金利を享受して今日に至っている。

 昔のキリスト教やイスラム教ではあるまいし、金利を得ることは決して罪ではない。

 日銀が方針転換をしたのか否かは私如きにはわからないが、今までのゼロ金利政策が異常といえば異常だっただけ。

 せめてATM利用の時間外手数料以上の金利はつけてほしいと思う。

 今日も良い一日を・・・


備考:画像は「©いらすとや」さんで。