台風🌀7号、どうやら関東直撃の可能性は無くなりました。今度は中部、関西地方へ向かうようです。いずれにせよ、お盆休みが台無し、なんだかなぁ。
土日は朝ドラもないからいつも本当につまらない、加えて今は高校生の部活の試合が毎日報じられもうウンザリ。早く終わってほしい。
さて、今日は先週木曜日放送の朝ドラ『らんまん』(ヤツコソウ)から。
質草を出そうと質屋を訪れた妻の寿恵子さん、破廉恥新聞小説で世間の耳目に晒されていると聞き、居てもたても居られず田邊教授の屋敷に駆けつける。
そこで、押しかけた野次馬らが石を投げたりしているのに出くわす、槙野万太郎の妻と名のり屋敷の中に入れて貰い、田邊の妻•聡子と怯える娘たちに声をかける。
娘たちが母親の聡子に「お父様お母様が何か悪いことをしたの?」と問うと「いえお父様は立派な方よ」と聡子さん、「じゃぁ何で石を投げられるの?」と尋ねると、
寿恵子さん曰く「投げてもいいと思っているのよ。あの人たちは。自分たちたちが正しいと思っているから。でもね、その人たちが間違っていることもあるの。あの人たちはね、本当のことなんて何に一つ知らないのよ。知らないのに人に石を投げつけているの、そんな人たちとお父様お母様のどちらを信じる?」と諭す。そして「疾しいことなんか何にもないのよ」と。
いやぁ須恵子さんお見事、その通り、庶民の憂さ晴らしの行動は明治の世も令和の世も変わらない。ある意味ら今のほうが酷いかもしれない。
「石を投げている人は自分が正しいと思ってやっているのよ。でも本当は何も知らないの」
そうなんだよなぁ、今の時代の新聞広告に載っているゴシップ記事満載の現代のかわら版、その見出しときたら酷いもの。
かわら版を売るためだったら何でもあり、個人の人権なんて何のその刺激的な言葉のオンパレード、全てが極悪人扱い。本当は何も知らないのかもしれないのに、アジテーターは正しいのは俺たち〇〇砲だけ?とほざいている。
それを鵜呑みして、これまた何一つ知らない一般庶民が政府が〜、自民党が~、岸田が~、河野が~、マイナンバーカードが〜、保険証が~などとアジられてこれまた勝手に憤っている。
かわら版が出ることで心中までした家族もいたのに。自分たちこそ正義、あいつらは間違っている悪人なんだと言わんばかり。本当にゲスの極み。
まぁ、こんな駄文を書いている自分もその一人かもしれないが、須恵子さんのセリフ言がグサっと胸に刺さる。自分にとってちょっと戒める名セリフだった。
でも、翁は誰にも石は投げませんから、ただ感想文のようなこんな駄文を書いているだけ、これからも書かせていただきます。すみませんが。
今日も良い一日を・・・
備考:画像は「©いらすとや」さんで。