翁の徒然なる日々

日々思ったことを勝手気ままに書いています?!

ネコに鰹節

2022-10-21 11:30:00 | 四方山話
東京五輪・パラリンピックをめくる汚職事件、次から次へと新しい疑惑が出て組織委会の高橋治之元理事は4回目の逮捕です。凄いことになりましたね。

事件は5ルートに拡大、収賄の立件金額の総計は1億9,600円と巨額。それでも高橋容疑者は容疑を否認しているそうで、もしかしたら、自分でも何が何だか分からなくなったのではないでしょうか(笑)。

正直なところ、よくもまぁ、と感心しています(感心していてはダメなのですが)。

国際的な平和の祭典での贈収賄事件、日本のスポーツイベントに歴史的な汚点を残しました。札幌市での冬季五輪誘致にも影響は必至でしょう、本当に許しがたい事件です。

10月12日放送のNHK『クローズアップ現代』でも

五輪汚職疑惑の深層~スポンサー選定の闇に迫る~ - NHK クローズアップ現代 全記録

五輪汚職疑惑の深層~スポンサー選定の闇に迫る~ - NHK クローズアップ現代 全記録

【NHK】東京オリンピック、パラリンピック大会組織委員会の元理事・高橋治之容疑者が、受託収賄の疑いで逮捕・起訴された事件。内幕についてキーパーソンを独自取材すると、...

NHK クローズアップ現代 全記録


『クローズアップ現代』の中で高橋治之元理事の弟・故高橋治則氏の映像が映りました、アレッどこかで見た顔だなぁ?

それもその筈、バブル期に不動産会社イー・アイ・イーインターナショナルで、当時飛ぶ鳥を落とす勢いだった、あのバブル紳士の高橋治則氏でした。その兄が高橋治之容疑者だったなんて、知らんかったわぁ。

弟・高橋治則氏は、後に自身が理事長を勤める東京協和信用組合や安全信用組合を舞台に元衆議院議員の山口敏夫と共に巨額不正融資事件を起こした人物です。

その兄が、拝金教の総本家D通を歴て東京五輪、パラリンピック組織委員会の理事になっていたとは、まさにネコに鰹節、そりゃあ兄弟揃って金、金、金となりますよね。

組織委員会の職員の三分の一はD通からの出向者だったそうです。全くこの会社が絡むとロクなことはありません。あっ批判してはダメなのですね(笑)。あぶねえ、あぶねえ。

そんな裏事情は我々庶民は知る由もなく、ただ素直にガンバレニッポンなどと呑気に日本選手の活躍を応援していました。本当に馬鹿にした話しです。

この贈収賄事件、この先どうなるかは注目ですが、まさか政界ルートは出てきませんよね。わかりませんが。

終わり







テレビばかり見ているとボケるって本当?

2022-10-20 11:30:00 | 四方山話
昨日は、「テレビを見ると何になる」とのタイトルで文章を書きました。

最近の若い人は、いわゆるテレビ離れであまりテレビを見ないそうです。

一方、昔若者だった翁の年代の方は、結構長く見ていらっしゃるのではないでしょうか?

先日、かかりつけの病院の待合室で、隣りに座った同年代の男性から、「スマホが出来ていいですね。私なんか、ガラケーだし、毎日暇なのでテレビばっかり見ていますよ」と話しかけられました。

私は「スマホこそ、年寄りの便利な道具だと思います。子どもさんやお孫さんにでもに聞きながらでもとにかく触ってみるといいですよ。綺麗な写真も撮れますので。第一テレビばかり見ていると身体が鈍るでしょう?」と答えました。

マスク越しなのでよく聞こえないところもありましたが、ちょうど診察室から名前を呼ばれたので、お先に、と言って席を立ちました。

長時間テレビを視聴すると、ボケて認知症リスクが高まると言われています。なにしろテレビ視聴は受け身ですからね、メディア側からの一方的な情報しか流れてきません。

毎日決まった時間に決まったチャンネルに合わせれば、難しいことももいつものあの方がやさしく解説してくれるし、気に入らない政治家にもコメンテーターと称する方が、〇〇ガーと言って、そうそうと言っていれば、自分の気持ちを代弁してくれるし、極めて楽ちんなんです。

でも、そんな生活をしていると運動不足になり、認知機能も低下すると言われています。

そんな中、ググってみると、こんな記事がありました。

週刊誌(『週刊現代]/2022/04/23号)ネタですが、ウンそうだよね、その通りと、納得できるの箇所もあり、参考になりました(すみません勝手にリンクして)。
↓↓
見続けると“ボケ”てしまう「危ないテレビ番組」ワースト20…脳の衰えに繋がる?(週刊現代) @moneygendai

見続けると“ボケ”てしまう「危ないテレビ番組」ワースト20…脳の衰えに繋がる?(週刊現代) @moneygendai

一度かかったら治らないとされているアルツハイマー病。そのメカニズムについて、ここまで、脳科学や新薬などの「医学の力」で治療、抑制する方法をお伝えしてきた。しかし...

マネー現代


興味もないのに、こんな番組を見続けると脳に悪い番組一覧(記事より)

  1. ロシアの侵攻について同じ内容を繰り返す報道番組
  2. 自己主張が強いMCやコメンテーターがいる情報番組
  3. 視聴者には難しい問題を秀才たちが答えるクイズ番組
  4. 効果音やテロップを過剰に使用する番組
  5. ひな壇芸人が内輪ネタで大騒するバラエティ番組
  6. 飲食店を訪ねて漫然と飲み食いして会話する紀行番組
  7. 最初から結末が分かっている勧善懲悪の時代劇
  8. 最新の流行歌ばかりを取り上げる音楽番組
  9. お目当てがいない長時間の大相撲中継やゴルフ中継

「本当は大して面白くもないような内輪話を、効果音や拍手でさも面白いかのように盛り上げる番組を見ても脳は喜ばない」(精神科医・和田秀樹氏)

本当にそうですよね。なぜ笑えるのか、翁は分かりません。○○◯じゃねぇの、と、テレビのスイッチをすぐ切ります。

因みに翁は、
1.は、ニュースのみ
2.は、あのモーニングショー、ワイドショーのあのコメンテーター? 視聴せず。
6.は、〇〇放浪記? 全く興味なし。
7.は、水戸黄門など? 以前見ていましたがもう飽きました。
9.は、ゴルフは卒業しましたので関係ありませんが、大相撲は地元の阿炎ちゃんの取り組みを中心に見ています。

なお、7.について
「たとえば、NHKの朝の連続テレビ小説のような、短時間に起承転結があって、毎日少しずつ習慣的に見られるドラマは認知機能の維持につながるそうです」(「脳の学校」代表の加藤俊徳氏)

朝ドラは良いそうです、良かった!!

また、○上○さんの情報番組について、
大人気のジャーナリストが、タレントたちに世界情勢や経済の仕組みを滔々と説いていく情報番組は一見、脳に良さそうだが、落とし穴がある。 司会者自身はいいのですが、制作サイドがわかりやすさを追い求めるあまり、問題を単純化したり、簡略化してさっさと話を進めようとする。そんなことでは考えることへの脳の意欲が喚起されません」(和田秀樹氏)

だそうですが、そもそも○上○さんが好きでないので番組を見たことがありません。

逆に多くの識者が勧めたのは、お笑い番組です。笑うと脳内物質であるオキシトシンが分泌されて幸福感が上がるそうです。でも、コロナ禍で笑える良質なお笑い番組は少なくなりました。

幼い頃は、テレビばかり見ているとバカになると言われ、学生になったら一億総白痴化と侮られ、テレビは愚民化の道具と断じられ、そして、歳を重ねると、テレビを長時間見ているとボケて認知症リスクが高まると脅され、あゝ、もうどうしたら??

結局、テレビは能動的に見られる番組に絞って視聴し、終わったらすぐにスイッチを切る。それがテレビぼけを避ける一番の方法だそうです。

翁は何時もそうしています、これからも。

終わり

テレビを見ると何になる?

2022-10-19 11:30:00 | 四方山話
小津監督作品

小津安二郎監督の作品に『お早う』という作品があります。公開は高度成長期の昭和34年(1959)。以前、NHK•BSでも放送され、視聴しました。

高度成長期の東京郊外の新興住宅地を舞台に、当時の世相をコミカルに描いた名作です。懐かしい風景もありました。

テレビというものが当時の日本の生活に普及していく様子とそれに伴う様々な問題がコミカルに描かれていてます。さすが小津作品だなと思いました。

テレビを見ると

その中に「テレビを見ると馬鹿になる」という台詞がありました。

この台詞、久しぶりに耳にしました。

昔、よく「テレビばかり見ていると馬鹿になる」とも言われました。ばかりが入っていましたが。

また、その頃、大宅壮一氏(ジャーナリスト、社会評論家)が、「一億総白痴化」という言葉でテレビの普及を批判していました。

そして、大学生だった頃「テレビは愚民化の道具」と喝破された教授もいました。

自分は、すっかり愚民となり、今や凡人中の凡人になっています。

今しみじみと

そして今、「テレビを見ると馬鹿になる」をしみじみと実感しています。

ワイドショー、バラエティなど地上波の番組には途中でチャンネルを変えたり、スイッチを切りたくなる番組も少なくありません。

実際、地上波の番組は、NHKニュース、天気予報以外、ほとんど視ていません。

もちろんこの歳まできてしまいましたので、今更テレビを全く見ない訳ではありません。もっぱら、朝ドラやBSで気に入った古い映画などは見ています。

そして、夜は7時のNHKニュースが終わったら一応、テレビタイムは終了です。

新聞も

また、新聞も地元のこと以外の興味のない記事はなるべくスルーしています。何しろ東日本大震災に伴う原発事故の際にも誤報?とされた記事(A新聞社の社長が認め、謝罪しました)を読まされた経験がありますので、あまり信用していません。

そして、慰安婦に関する報道もそうですね。国民に何の謝罪もなく、偏向した酷い新聞社です。

今回の新型コロナウィルス感染拡大に伴う報道でも再び同じことが繰り返されました。

専門家と称するコロナ女王が視聴者や読者を散々煽って、ワイドショーで儲けていました。今後もないとも限りません。

いずれにしても、メディアに接する時は、自分の頭で良く考え、注意深く見ていこうと思っています。
 
ところで、「テレビを見ると◯◯になる」、あなたは◯◯に何を入れますか? 
お好きな言葉を自由に入れてみてください。きっといろいろあると思いますよ。

終わり



巨耳細口とは?

2022-10-18 11:30:00 | 四方山話
昨日は三つの"きく"について書きました。

今日は、これ
 
巨耳細口

現役時、社内の「管理監督者研修」で、「巨耳細口(きょじさいこう)」と言う言葉を知りました。「きょじんさいこう(巨人最高)」ではありません、念のため。

この四文字熟語は、中国の諺「巨口細耳(きょこうさいじ)」を捩ったものと言われています。

中国では、声高に高圧的・威圧的になったり自分の主張ばかり言うことを「巨口(きょこう)」と言い、他人の意見に耳を貸さなくなることを「細耳(さいじ)」と言って、功なり名を遂げた人が自身の戒めとしている言葉だそうです。今のジャイアニズム国家の中国やロシアを見るとまさにそうですよね。

つまり、偉くなればなるほど、周りの人たちの意見や進言、時には耳の痛い話にも謙虚に耳を傾けろ、と言うことだと思います。

職場でも、平社員の時は、謙虚で控え目であった人が一旦出世すると、いつの間にか人が変わったように傲慢になって、自分の命令や意見を通そうとして、他人の忠告や進言に耳を貸さなくなる人がいます。

現役の時、私の周りにもそのような人がいました。皆さんの周りにもそんな人いませんか?

と言うことは、このことは、今も昔も古今東西あまり変わっていないということですね。

今回のロシアによる隣国ウクライナ侵略に関し、国際社会の非難の声に全く耳を傾けなくなったジャイアンのような指導者。まさに巨口細耳ですね。

もっとも、日本の政治家、テレビ屋界隈、自称:コメンテーターのテレビ芸人にも巨口細耳的な人は少なくありません、誰とは言いませんが。

自分も翁になって、人の話をよく聴くとは言いがたいですが、今一度、この「巨耳細口」という言葉を“謙虚”に噛み締めてみたいと思います。


終わり





三つの“きく”・・・

2022-10-17 11:30:00 | 四方山話

普通、他人の話を“きく”ということは、簡単なようでなかなかできません。キッシーこと岸田首相は得意だそうですが、翁は苦手。  

すぐに「でも」とか「だって」なんて言ってしまったり、話を途中で遮ったりしてしまいます。悪い癖です。

それでも、昔、カウンセリングを少しかじったことがあります。

その時、話を“きく”“きく”を表す漢字には三つあることを知りました。

◆三つの“きく”

聞く 

一つ目は「聞く」、英語では「here」

どちらかと言えば受動的なきき方。普通「きく」と言えば、この「聞く」を使います。キッシーも首相就任時には、手帳を片手にこの「聞く」を強調していました。

イベントや式典などでのお偉いさんの挨拶、特に高校野球の甲子園での開会式や閉会式などではあまり興味を持って“きく”ことはありませんよね。

先日の安倍元総理の国葬でのキッシーの弔辞もそんな感じでしたね(すみません)。そのようなときは、この「聞く」。早く終わって欲しいのが本音。

訊く

二つ目は「訊く」、英語では「ask」

言偏に“やいば”なので、口つまり言葉も使って“やいば”のよう鋭くきく、問い糺す、訊ねる。

警察官や国会などでの質問にはこの「訊く」を使うのでしょうね。首の血管を浮き上がらせ、舌鋒鋭く早口で捲し立てる、そう、あのツイッター議員のあの姿です。普通これをやっていると誰も側に寄って来ません。気をつけましょう。

聴く

三つ目は「聴く」、英語では「listen」

耳偏に十四の心となっているので、積極的に注意深くきく。また、四は横にすると目になるので、耳、目そして心を持って注意深くきく。心つまり話し手の感情、気持ちもきく。

と、こんな内容でした。うろ覚えなので、違っていたらごめんなさい。

当然、カウセリングでは、三つ目の「聴く」を重視します。耳を傾けるつまり「傾聴」ですね。

講座そのものがカール・ロジャーズの「来談者中心療法」でしたので、「受容、共感、自己一致」をひたすら学びました。

しかし、講座を受けたからと言って、何かか劇的に変わった訳ではありません。それでも、少しは他人の話を聴けるようになったかなと今は思っています(自分だけ(笑))。

ネットなどでは、キッシーこと岸田首相は人の話しを聞かないではないか、と批判されています。支持率も低迷、かなり苦労されていますね。

でも、キッシーの言うきくは、あくまで聞くですからね、屁理屈かもしれませんが、「聴く」とは言っていません。なので、ただ聞くだけなのかもしれません。

それでも、人の話を全く聞かないジャイアニズム国家のジャイアン大統領より数段マシです。

終わり