昨日は、「テレビを見ると何になる」とのタイトルで文章を書きました。
最近の若い人は、いわゆるテレビ離れであまりテレビを見ないそうです。
一方、昔若者だった翁の年代の方は、結構長く見ていらっしゃるのではないでしょうか?
先日、かかりつけの病院の待合室で、隣りに座った同年代の男性から、「スマホが出来ていいですね。私なんか、ガラケーだし、毎日暇なのでテレビばっかり見ていますよ」と話しかけられました。
私は「スマホこそ、年寄りの便利な道具だと思います。子どもさんやお孫さんにでもに聞きながらでもとにかく触ってみるといいですよ。綺麗な写真も撮れますので。第一テレビばかり見ていると身体が鈍るでしょう?」と答えました。
マスク越しなのでよく聞こえないところもありましたが、ちょうど診察室から名前を呼ばれたので、お先に、と言って席を立ちました。
長時間テレビを視聴すると、ボケて認知症リスクが高まると言われています。なにしろテレビ視聴は受け身ですからね、メディア側からの一方的な情報しか流れてきません。
毎日決まった時間に決まったチャンネルに合わせれば、難しいことももいつものあの方がやさしく解説してくれるし、気に入らない政治家にもコメンテーターと称する方が、〇〇ガーと言って、そうそうと言っていれば、自分の気持ちを代弁してくれるし、極めて楽ちんなんです。
でも、そんな生活をしていると運動不足になり、認知機能も低下すると言われています。
そんな中、ググってみると、こんな記事がありました。
週刊誌(『週刊現代]/2022/04/23号)ネタですが、ウンそうだよね、その通りと、納得できるの箇所もあり、参考になりました(すみません勝手にリンクして)。
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見続けると“ボケ”てしまう「危ないテレビ番組」ワースト20…脳の衰えに繋がる?(週刊現代) @moneygendai
一度かかったら治らないとされているアルツハイマー病。そのメカニズムについて、ここまで、脳科学や新薬などの「医学の力」で治療、抑制する方法をお伝えしてきた。しかし...
マネー現代
興味もないのに、こんな番組を見続けると脳に悪い番組一覧(記事より)
- ロシアの侵攻について同じ内容を繰り返す報道番組
- 自己主張が強いMCやコメンテーターがいる情報番組
- 視聴者には難しい問題を秀才たちが答えるクイズ番組
- 効果音やテロップを過剰に使用する番組
- ひな壇芸人が内輪ネタで大騒するバラエティ番組
- 飲食店を訪ねて漫然と飲み食いして会話する紀行番組
- 最初から結末が分かっている勧善懲悪の時代劇
- 最新の流行歌ばかりを取り上げる音楽番組
- お目当てがいない長時間の大相撲中継やゴルフ中継
「本当は大して面白くもないような内輪話を、効果音や拍手でさも面白いかのように盛り上げる番組を見ても脳は喜ばない」(精神科医・和田秀樹氏)
本当にそうですよね。なぜ笑えるのか、翁は分かりません。○○◯じゃねぇの、と、テレビのスイッチをすぐ切ります。
因みに翁は、
1.は、ニュースのみ
2.は、あのモーニングショー、ワイドショーのあのコメンテーター? 視聴せず。
6.は、〇〇放浪記? 全く興味なし。
7.は、水戸黄門など? 以前見ていましたがもう飽きました。
9.は、ゴルフは卒業しましたので関係ありませんが、大相撲は地元の阿炎ちゃんの取り組みを中心に見ています。
なお、7.について
「たとえば、NHKの朝の連続テレビ小説のような、短時間に起承転結があって、毎日少しずつ習慣的に見られるドラマは認知機能の維持につながるそうです」(「脳の学校」代表の加藤俊徳氏)
朝ドラは良いそうです、良かった!!
また、○上○さんの情報番組について、
大人気のジャーナリストが、タレントたちに世界情勢や経済の仕組みを滔々と説いていく情報番組は一見、脳に良さそうだが、落とし穴がある。 司会者自身はいいのですが、制作サイドがわかりやすさを追い求めるあまり、問題を単純化したり、簡略化してさっさと話を進めようとする。そんなことでは考えることへの脳の意欲が喚起されません」(和田秀樹氏)
だそうですが、そもそも○上○さんが好きでないので番組を見たことがありません。
逆に多くの識者が勧めたのは、お笑い番組です。笑うと脳内物質であるオキシトシンが分泌されて幸福感が上がるそうです。でも、コロナ禍で笑える良質なお笑い番組は少なくなりました。
幼い頃は、テレビばかり見ているとバカになると言われ、学生になったら一億総白痴化と侮られ、テレビは愚民化の道具と断じられ、そして、歳を重ねると、テレビを長時間見ているとボケて認知症リスクが高まると脅され、あゝ、もうどうしたら??
結局、テレビは能動的に見られる番組に絞って視聴し、終わったらすぐにスイッチを切る。それがテレビぼけを避ける一番の方法だそうです。
翁は何時もそうしています、これからも。
終わり