2022.10.16
「ロック大陸漫遊記」
FM TOKYO
10月第4週!(あれ、いつのまに?)
まずは「わんこの数え方」から入るらしい。
イヌって、小型犬は「~匹」、大型犬は「~頭」と数える(不覚にも、知らなかった。ネコ派の私は、みんな「~匹」かと思っていました)
「抱きかかえられるかどうか」が境界線という説もあるらしい。
『101匹わんちゃん』は大型犬小型犬が混ざっているが、「主人公が小型犬なので、『匹』? 『101頭わんちゃん』だと、たしかに大型犬の群れ、という感じがする」。(ふむふむ)
警察犬は昔はシェパードとか多かった?ような気がするけど、最近は小型犬もいるそうで。
ニュースで「15匹の警察犬」と言っているのをきいて違和感を感じた草野くん、ちょっと納得したそうです。「ひとまず一件落着。よかったよかった・・・」
そして今週は、【最初聴いた時から盛り上がったナンバーで漫遊記】。
最初聴いたときにはピンとこなくても、何回も聴いていくうちにはまっていく「スルメ曲」に対して、最初聴いたときからメチャ盛り上がった曲、草野くん曰く「チューインガム曲」の特集。
あくまで、「草野くん自身が盛り上がった曲」ということで。
オンエア曲
01 初恋クレイジー(スピッツ)
02 Buddy Holly(Weezer)
03 Save Me(Queen)
04 Live Wire(Mötley Crüe)
05 Holidays(Michel Polnareff)
06 Breaking the Law(Judas Priest)
07 Chinese Rocks(Johnny Thunders & The Heartbreakers)
08 Let It Slide(Mudhoney)
09 夏の日の想い出(原由子)
10 醒めない(スピッツ)
漫遊前の一曲は、スピッツで、「初恋クレイジー」(1996年、7thアルバム『インディゴ地平線』)。
草野くん自身が「結構ポップにできたと思います。サビもはっきりしているし。なので、自称『チューインガム曲」と。
(大好き! 私にとっても「チューインガム曲」。アルバムのオープニング曲からの流れで、これ、絶対にいいアルバム!と確信した記憶が)
最初の曲は、「ひねくれ方にシンパシーを感じているバンド」、Weezerの「Buddy Holly」(1994年、デビューアルバム『Weezer』)。
最初に聴いたのは、スピッツのリハーサルに行く前の車の中で。カーラジオから流れてきて、「スゲーこの曲!」と思った草野くん、スタジオに着いてラジオ局に電話して曲名を尋ねたとか。
当時はスマホも携帯もなくて、今のように簡単に調べられない。方南町にあったスタジオの公衆電話から電話したそうだ。
この曲は、「ソニックユースのような武骨なオルタナサウンドなのに、歌謡曲みたいなメロディー」で、すごいバンドが出てきたなと盛り上がった、と。
日野てる子さんの「夏の日の思い出」に似ている気がした、と、Weezerのメロディーを歌ったあとで「夏の日の思い出」を・・・。そして、サビは、戸川純さんの「玉姫様」?
戸川純 玉姫様
日本のポップスとの共通点を感じて、それでまた盛り上がった曲。
次は、Queenの「Save Me」(1980年、24thシングル)。
草野くんがリアルタイムで初めて聴いたQueenの曲は、「Bicycle Race」。
Queen - Bicycle Race Official Video
この曲は草野くんには「スルメ曲」だったけど、「そのすぐあとにリリースされた『Save Me』には最初からつかまれました」。
「静かめのAメロから激しいサビ。しかもサビはこてこてのカノン進行」で、サビをZO-3を披露。「フレディさんの声がすごくよくて、後半のエモーショナルなギターソロでも泣ける」
「We Are The Champions」とタイプ的には似ているが、「こちらは失恋ソング」。
(改めて、いい曲だなあ。ギターソロも好き)
次の曲は、Mötley Crüeの「Live Wire」(1981年、インディーアルバム『Too Fast For Love 華麗なる激情』)。
草野くんが中学生のころ、福岡のベスト電器の輸入盤コーナーで、「期待の新人バンド!」ということで、Mötley Crüeが紹介されていた。
大当たりだったので、「部屋で大いに盛り上がった」。
「下降するコード進行にちょっと中性的ではかなげな歌が乗っているハードメタルな曲」という感じ。
しっかりハードな曲+泣きメロは「昔から大好物」とZO-3で。
Mötley Crüeで好きな楽曲は「ぶっちゃけこれだけ。メチャメチャやらしいことを歌ってるらしいけど、中学生にはそんなこと関係なく」と。
次は、Michel Polnareffの「Holidays 愛の休日」(1972年、26thシングル)。
今も飽きずに聴き続けているそうで、草野くんにとっては、「スルメ曲でもあるしチューインガム曲でもある」。
中学のころは、エアチェック(FMラジオからカセットに曲を録音する)が流行っていた(やりました)。
そんなとき、お目当ての曲を入れていたら、最後の余った部分にたまたま録音されちゃった曲、だとか。でも「せつなくてすてきだな」と聴いていた。
草野「中学のころの片思いのBGMにぴったりな曲です・・・。ハイ」
(何年ぶりに聴いただろう、流行りすぎて聴きすぎて、ちょっと飽きてたかも、だけど懐かしい)
Michel Polnareff : love me please love me
メッセージコーナー。
バイト代と仕送りからせっせと貯めたお金で「お高いヘッドホン」を購入したリスナーの息子さん。
ためしに借りて、それでスピッツを聴いてみたら・・・、「すごい! いつものスピッツじゃない!」。
音が一つ一つクリアに聴こえて、「しかも草野さんが頭のすぐ後ろで歌ってくれている(笑)」。
「草野さんはヘッドホンにこだわっていますか」
「それほどでもないのかな」と。レコーディングスタジオにマストで置いてあるSONYのヘッドホンは「とても中庸な音がする、それで聴いていることが多いかな。より普通な音で聴きたい」と。
最近人気のあるヘッドホンは、ヒップホップやダンスミュージックに合うように作られていて、「低音が強調されているのが多い。そういうのはロックには合わない」。(へ~)
ノイズキャンセリングのイヤホンで聴いていることが多い、と。
(私の知り合いはヘッドホンじゃなくイヤホンにこだわっていて、語らせると嬉しそうに説明してくれる)
息子さんのヘッドホンは知らなかったので調べてみたら、「メチャメチャいいお値段、しますね。オレも聴いてみたい! 誰か、もってないかな。ヘッドホン界のポルシェという感じでしょうか」
次の曲は、Judas Priestの「Breaking the Law」(1980年、6thアルバム『British Steel』)。
先週は、70年代の彼らを特集したが、これは80年代になってすぐにリリースされた楽曲。
中学1年のときのロック仲間のNくんが興奮気味に「Judas Priestのニューアルバムがメチャメチャかっこいいけん、ちょっと聴いてみて」と電話してきたそうで。「ワンコーラス、電話越しに歌ってくれた!」
イントロをZO-3で弾いてくれて「シンプルでベターでいいんすよね」。
中学時代のロック友達として、吉田くんや山本くんはときどき話題に出るが、「Nくんはちょっと珍しい名前なんで、イニシャルにさせていただきました」(気配りだね)
(気持ちいいですね~。Simple is the best.)
次は、Johnny Thunders & The Heartbreakersの「Chinese Rocks」(1977年、唯一のアルバム『L.A.M.F.』)。
聴いてすぐに「やばそうだぞ」と思った曲。
10代のころはそういう曲を求めていたし、「これを聴いて、ワルになれたような気がして、次の日は肩で風切って歩いてた」。(やくざ映画か!)
「出だしがスピッツの『スーパーノヴァ』に近い。さっき聴いてて思いました。影響、受けまくってたんだな」と。
自堕落なダメな男の歌で、「歌詞もかなりヤバイので、興味のある方は自分でお調べになってください」。
(正確にはわからんけど、ドラッグとか、かなり危ない歌詞。ラモーンズのディーディーラモーンが書いた詞に付け加えた、とか?)
最後は、「グランジが流行り始めたころのシアトルMudhoneyの「Let It Slide」(1991年、2ndアルバム『Every Good Boy Deserves Fudge 良い子にファッジ』)。
Mudhoneyは、グランジシーンのパイオニア的バンド。
草野くんは、ニルヴァーナと同じ時期に初めて聴いて、「ニルヴァーナよりこっちのほうがかっこよくね?」と思った。
ハードロックに近かったニルヴァーナよりパンクロックに寄せているサウンド。「ポコポコポコポコと、ドラムがカッコいい曲」
特集の最後に。
制作者としては、つねに「チューインガム曲」を作ろうとしている。
「今回スルメ曲でした」という感想は、「最初聴いたときピンとこなかったんですよね~」ということなので、ちょっと敗北感があるらしい。
(へー、そうなんだ。ヤバイ、スピッツで好きな曲の中に、スルメ曲、結構ある・・・)
草野「で、今後も『チューインガム曲』を目指していこうと思います」
(草野マサムネという人が、実はどんな曲に魂を揺さぶられるのか、そういうことが垣間見られるような特集です。たとえこちらの勘違いがあったとしても。興味深い。そして、スピッツはやっぱり、奥が深いよ)
「ちょっぴりタイムマシン」のコーナーは、原由子さんの「夏の日の想い出」(2002年、カバーアルバム『東京タムレ』/原曲は、1965年、日野てる子さん)。
(イントロは、「不思議」。いいなあ、このイントロも)
さっき、Weezerのところで話題に出た曲。
今日は原由子さんバージョンだけれど、もともとは1965年に大ヒットした日野てる子さんの曲。
「これぞ、昭和の懐メロという感じだが、原由子さんの手にかかると、ちょっとおしゃれな曲になっている」と。
原さんは、10月19日に久々のソロアルバム『婦人の肖像 Portrait of a Lady』をリリース。
そして、来週は、【日本語ロックの歌い方の歴史で漫遊記】です。
ロックはもともと英語の歌だから、日本でも当初は英語で歌っているロックバンドが多かった。
その後、はっぴいえんどのころから、日本語で歌うバンドが多くなってきて、今につながっている。
そこで、「はっぴいえんど」から「RADWIMPS」の野田くんくらいまでの間の、影響力の大きかったシンガーを取り上げる特集。
(おもしろそう!)
「草野さん、庭に珍しいキノコが生えてましたー」
(安易に食べてはいけませぬ)
ロックチャムのグッズ、SOLD OUTで諦めていたら再販・・・って。
でもビールは、それももうSOLD OUT?
そういえば、
『スピッツ コンサート 2020 “猫ちぐらの夕べ”』
『SPITZ JAMBOREE TOUR 2021 “NEW MIKKE”』
の2映像作品のリリースが目の前。
eve状態ですか?
鉄道開業150年を記念したイベントや記念チケットやキャンペーンやTV番組が盛りだくさん。
鉄道オタクではないけれど、鉄道大好きで、いろいろ利用して日本中旅した身としては、どこかで血が騒ぐ。
私よりずっと血を騒がしている若者が、仕事の合間に出かけては、貴重な画像を送ってくれて、私は脳内旅行を。
それにしても、私のころはもっと鉄道があったな、線路がつながっていたな、鉄道と少しのバスで北海道を回れたなとか、寂しい現象もあるけれど。