隠れ家-かけらの世界-

今日感じたこと、出会った人のこと、好きなこと、忘れたくないこと…。気ままに残していけたらいい。

見知らぬ街になっていた

2023年05月25日 20時35分26秒 | スピッツ

2023.05.25(木)


 朝から昼にかけて、気持ちのいい青空が広がって、葉っぱたちの緑が輝いている。
 思いがけず3時間ほど時間が空いたので、でかい書店のある数駅先の街に行こうと電車に乗ってスピッツの『ひみつスタジオ』を聴き始めたら、降りる駅の手前で「オバケのロックバンド」のイントロ・・・。
 ここでやめるわけにはいかないでしょ、という心の声に促されて、もう少し先の駅まで行くことにする。電車の中で、ぼんやり車窓の風景を見ながら聴くスピッツは、この上ない贅沢だ。

 下北沢まで足をのばして、「スピッツ✖下北線路街 コラボイベント」をのぞきたかったけれど・・・。
 たまたま下車した駅には、10代のころ通った中学と高校がある。
 今でも都心に出る際に必ず通る駅だが、下車したのは15年ぶり? そのころには少しは昔の名残りがあったけれど、今はもう「初めて訪れる街」状態だった。
 当時は駅の近くにも畑があって、学校の反対側には広い草の斜面が広がっていて、シロツメクサやレンゲで髪飾りを作る友人もいたっけ。
 学校と駅の間にあった甘味屋さんでは、週に3回くらい部活のあとにバイトをしていたことがあった。生徒がたまに寄れるくらい敷居の低い店のおじさんは寡黙だけど優しそうな人で、どんな経緯だったか覚えていないが、部活のことでいっぱいいっぱいになっていた私がクールダウンする場所を提供してくれたことになる。
 バイト代は、レコードや本や、アングラの芝居のチケット代に大いに貢献してくれた。
 その店ももちろんもうないし、通学時に並んだ総菜パンのおいしかったベーカリーも、もうどこらへんにあったのかわからないくらいに、街の作りが根本的に様変わり。
 郊外の私鉄沿線の小さな駅は、ときどき雑誌やテレビでも紹介されるオシャレな街になっていて、昔の匂いも面影もなかったなあ。
 別に寂しさも感慨もないけれど、長く生きていると、こういうことってよくある。

 イヤホンから聴こえる「可愛いね手毬♪」の優しい声にくすぐられる。 
 弾む手毬のように踊る君を見ている、優しい幸せな気持ちが伝わる。
 声もサウンドも、適度に温かく、そしてときどきちゃんと冷たい風を吹かす。だから、幸せな歌も信じられる。幸せのあとの少しの闇もちゃんと隠さない。
 「かなり思ってたんと違うけど♪」が上質のスパイスみたいに効いている。
 そういえば、「君は太陽」の最後の「理想の世界じゃないけど 大丈夫そうなんで♪」も好きなフレーズです。

 スピッツ仲間のY子さん、今は「手毬」にドキドキしているらしい。



                              


◆健闘している、私たちのスピッツ!情報・・・です 
 ランキングに興味のない方はスルーしてください。これがすべてじゃないけど、ちょっと嬉しい・・・。
☆Billboard JAPANダウンロード・アルバム・チャート(5/24公開)
 『ひみつスタジオ』が首位を獲得
  https://www.musicman.co.jp/chart/553686

☆Billboard Japan Hot 100(5/24公開)
 YOASOBI「アイドル」に続いて、総合2位。「アイドル」、すごいですね~。
  https://www.musicman.co.jp/chart/553696

☆オリコン週間デジタルアルバムランキング
  首位を!
  https://www.oricon.co.jp/news/2280073/full/
 今週の総合ソング・チャートでは、「美しい鰭」。
  https://twitter.com/Billboard_JAPAN/status/1661235003655876614


◆J-WAVE『SONAR MUSIC』(オンエアは5月18日)
 聞き逃した方へ(radikoも1週間過ぎちゃったし)
  https://news.j-wave.co.jp/2023/05/content-1783.html  
 リモート出演した番組、できるだけタイムフリーで聴いたけれど、それぞれにおもしろかったな。
 ラジオでは、4人の和やかな空気が伝わって、こちらもほっこり。
 田村くんがいつもじょうずに私たちファンが知りたいことをフォローしてくれて、さすがです。
 

◆『サウンド&レコーディング・マガジン7月号』
 スピッツの作品を長年にわたって担当する、エンジニア髙山徹さんが、アルバム『ひみつスタジオ』の制作現場を語っています。(おもしろそう。明日買う!)
 レコーディング・スタジオ&機材紹介/「オバケのロックバンド」制作秘話/「美しい鰭」ミックス徹底解剖
 などなど


◆『AERA』
  https://dot.asahi.com/aera/2023052200039.html?page=1
 アーティスト写真がステキです。


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4 コメント

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懐かしい駅 (vampirekitten)
2023-05-26 15:17:49
私の高校があるのは、京王線のローカルな駅。卒業以来、一度も行ってないけど、行った友人によれば、やっぱりすごく様変わりしてたそう。高校時代は最高の思い出がいっぱいあるので、今度行ってみたいと思ってます。
線路街のくだり、途中まで読んで、え~かけらさんもその日に?とドキドキしました。お会いしたとしても、お顔も存じ上げないのに不思議w
実は昨日、私はようやく行ってきたんですよ。余裕をこいて5時頃に着いたら、3駅ともマップの配布はすでに終了!方向音痴にマップなしはきつく、あちこちで道を尋ねつつ歩き倒して。でもおかげで、若いファンと知り合い、楽しく一緒に回りました。残念ながら、ツーショット撮影は整理券の配布がとうに終わり。7時にもう一度来てくれと言われ、行ったら長い列が!で、待ってたのに、なんと私の前で終了…。撤収の時間もあるので…と言われ、涙ながらに解散しました。他の人たちの写真は見せてもらったけど、マサムネとツーショットしたかったな~!やっぱり、最終日はダメですね。
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おお! (かけら)
2023-05-26 20:18:10
vampirekittenさん

下北線路街、行かれたんですね~。
若いファンの方と楽しい時間! よかったですね。
ああいうところは誰かとおしゃべりしながらまわるのがいちばんな気がします
長い列ができているのは、Twitterにどなたかが画像をあげていましたね。
すごい。50代バンド、大健闘!

世代的には私のほうがずっと上だけど、同じようなエリアで青春してたのかも。
スピッツの「NA・de・Na・deボーイ」には、「明大前で乗り換えて 街に出たよ♪」という歌詞がありましたね。
好きな曲です。
明大前駅の花屋(そうだったと思う)で「ヒバリのこころ」のメロディーが浮かんだ、という話も・・・。

いつもありがとうございます。
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これぞソロ活の醍醐味? (vampirekitten)
2023-05-26 22:39:52
途中までバスで行き、あとは散歩がてら余裕で歩くはずが、乗り過ごしてしまいましてw それがなければ、ツーショットできたかも。でも予定どおり着いてたら、その若いファンとは出会えなかっただろうし。再チャレンジで列に並んだ時、我々の後ろについた人(彼女はサキちゃんファン!)とも、待ちながら楽しくおしゃべりできました。
また、いつかどこかで…と、名前も聞かずに解散したけど、愉快な時間を過ごせて、結果オーライ。
あ、余談ですが、私はマサムネより6つお姉ちゃんなので、かけらさんより年上かと…w 明大前の小劇場では、ザ・フーの「四重人格」を元にした芝居に、ガ~ンとなった思い出があって懐かしい。昔、杉並に住んでたことがあるので、「SUGINAMI MELODY」にもぐっときます。
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同意! (かけら)
2023-05-27 10:56:55
vampirekittenさん

おはようございます。
そうですね、ホントに「ソロの醍醐味」。私もチャレンジすべきだったか・・・。
名前も聞かずに・・・もいいなあ。どこかのライブで偶然会えたりしたら、それもすごいことだし。
﨑ちゃんファンの方にも会えて。﨑ちゃんの歌声って、ちょっと艶やかな雰囲気ありますよね。
ファンクラブツアーで﨑ちゃんが歌った「恋の季節」と草野くんのハーモニー、ステキでした。

年齢はグレーにしているので(笑)、スルーさせていただきます(笑ってくださいませ)。
(ザ・フーの『四重人格』をモチーフにした芝居、たしかにガーンとなりそうです。)

ありがとうございました。良い一日を。
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