■暗闇の向こうに
どんな顔で生きていくのだろう
どんな言葉で救われるのだろう
明日の天気も 明日のメニューも
私の手帳には書き込まれていない
早足で過ぎる日々の風景を
つかまえるだけで 精一杯
むきだしの戸惑いを知りつつ
抜け出せない穴を掘り進んでいく愚かさ
たとえ話が得意なだけでは
自分を騙すことさえできない
加わる悲しみや 悔しさのかたまりを
一気に飲み込む勇気はない
だけど だけど ひょっとして
ひとすじの光が見えたとしたら
誰よりも早く 誰よりもたしかに
それをみつけにいく私でいたい
だから今夜もまた ここでひっそり
レンズを磨きながら
暗闇の向こうに 目を凝らしている
どんな顔で生きていくのだろう
どんな言葉で救われるのだろう
明日の天気も 明日のメニューも
私の手帳には書き込まれていない
早足で過ぎる日々の風景を
つかまえるだけで 精一杯
むきだしの戸惑いを知りつつ
抜け出せない穴を掘り進んでいく愚かさ
たとえ話が得意なだけでは
自分を騙すことさえできない
加わる悲しみや 悔しさのかたまりを
一気に飲み込む勇気はない
だけど だけど ひょっとして
ひとすじの光が見えたとしたら
誰よりも早く 誰よりもたしかに
それをみつけにいく私でいたい
だから今夜もまた ここでひっそり
レンズを磨きながら
暗闇の向こうに 目を凝らしている