隠れ家-かけらの世界-

今日感じたこと、出会った人のこと、好きなこと、忘れたくないこと…。気ままに残していけたらいい。

ラジオは平常営業です~「ライブ音源で漫遊記」

2020年03月30日 20時43分28秒 | スピッツ

2020.03.29 21:00
「草野マサムネのロック大陸漫遊記」
 at TOKYO FM


 導入で、オンエアよりもかなり前の段階で収録をしているので、新型コロナウィルスの問題がどうなっている・・・、まったく読めないままで進行しているという説明。
 ライブやイベントが中止に追い込まれている中、「ラジオは平常営業で」と。
 「草野さんのお店はやってる?」
 「やってるよ!」
 という雰囲気で続けてくれるそうだ。

 そして、今日のテーマは、「イカしたライブ音源で漫遊記」。
 「この番組のリスナーはライブや生演奏が好きなはず」だから、ライブの自粛や延期などが相次ぐ中、「ここでライブを味わっていただこう」と。
 「一期一会を記録した、記憶に残るライブ音源」を「草野の独断で」だそうです。
 (ライブ音源大好きな私にはうれしい企画です)


 オンエア曲
 01 恋する凡人[Live from SPITZ JAMBOREE TOUR 2010](スピッツ)
 02 夏の夜のサンバ[Live](和田アキ子)
 03 I Want You To Want Me(甘い罠)[Live](Cheap Trick)
 04 Down On Me[Live](Janis Joplin)
 05 Why I'm Me[Live at MISSION IMPOSSIBLE KYOTO](RIZE)
 06 Mother Mary[Live](UFO)
 07 My Love Will Not Let You Down[Live](Bruce Springsteen)
 08 Rock 'N' Roll Suicide[Live](David Bowie)
 09 春一番[Live](キャンディーズ)
 10 醒めない(スピッツ)


 漫遊前の一曲は、スピッツ音源で「恋する凡人」(2010年、36thシングル「つぐみ」のカップリングのライブ音源)。
 草野「レコーディングする前にライブでやっちゃった音源なので、曲の原石がわかるかも」
 しっかり完璧な演奏で、初ライブ披露? すごいな。
 (私が初めてライブで聴いたのは、2010年4月の宇都宮ライブ。ココでちょこっと触れてます)
 曲終わりで、「意外にしっかり演奏してますね。今のほうがテンポが速いから荒々しいかも」と。
 配信やサブスクにはないので、「ちょいレアかな」。
 このイントロが聴こえてくると、ライブでの盛り上がり、ハンパじゃないですよね。


 最初の曲は、和田アキ子のライブ音源で「夏の夜のサンバ」(1973年、3rdライブアルバム『和田アキ子リサイタル』 at 日劇)。
 すごいな、このころMC入りのライブ音源!
 草野「今は芸能界の大御所的存在ですが、こういうのを聴くと、歌がすごいうまいシンガーだなということがわかります」
 演奏も気持ちいいし、MCも時代を感じさせる、と。

 次は、「ワタクシが最も影響を受けたバンド」Cheap Trickのライブ音源で「I Want You To Want Me(甘い罠)」(1979年、日本で限定リリースされた『At Budokan』。翌年、アメリカでもリリース)。
 草野「スピッツのもとになっている、と言っても過言ではない」
 Cheap Trickは、ライブ盤『At Budokan』でブレイクしたバンド。
 (アルバム、大事に持ってます)
 「Budokan(武道館)」の名前も、このアルバムでworldwideになった」と。
 草野くん愛読の『「at武道館」をつくった男―ディレクター野中と洋楽ロック黄金時代』(和久井光司 著)(ココ)によると、「ソニーのディレクターだった野中さんと『ミュージックライフ』の当時の編集長だった東郷かおる子さんに乗せられて今のオレがあるな」という感じらしい(笑)。
 (この本、うちにもあります。愛読書ではないけど(笑))
 Cheap Trickに限らず、当時の洋楽は「こういう人たちによって仕掛けられていたんだな」と。
 草野「当時、日本だけで盛り上がっていたチープ・トリックの人気が歓声からもわかります」「メンバーたちもね、あまりにキャーキャー言われるんでびっくりしてたらしいです」
 (いつ聴いても、とても懐かしいキャッチーなメロディーと演奏)

 次は、Janis Joplinのライブ音源で「Down On Me」(1972年、1stライブアルバム『Janis in Concert』/オリジナルは1967年、1stアルバム『Big Brother and the Holding Company』に収録)。
 亡くなって50年。いまだに人気がある・・・。
 (迫力と、相反する痛々しいほどの彼女が好きでした。私なんかが好きと言ってはいけないのでは?とか思いながら、アルバム持ってるなあ)
 ライブでこそ!のシンガー。「タイムマシンに乗って誰かのライブに行けるとしたら、ジャニス・ジョプリンさんが筆頭ですね」と草野くん、きっぱり!
 こちらは彼女の名曲「Cry Baby」のライブ。 
ジャニス・ジョプリン クライ・ベイビー Janis Joplin Cry Baby
 (ライブ・・・、それは私だって見たかったな。これで20代・・・)
 草野「スタジオ盤のシャウトが8だとすると、ライブ盤では15くらい出てますよね。目の前にオーディエンスがいると力が出ちゃうっていうのはあるよね」
 自分もそういうことがある、と言ったあとで、「これは音楽に限らずスポーツとかにもあるんじゃないかな」と。

 次は、RIZEのライブ音源で「Why I'm Me[Live at MISSION IMPOSSIBLE KYOTO]」(2014年、ライブフェス『京都大作戦』でのパフォーマンス)。
 この曲は、草野くん自身はスタジオ音源にはあまり引っかからなかったけれど、「ライブ音源聴いて、これ、かっこいいなー」と思ったんだそうです。
 「たまに自分を奮い立たせるときに聴いている」と。
 草野「彼らは演奏技術も高いんだけど、そのスキルをパワーを表現するためにちゃんと使っているな、と」
 (たしかにお客さんの盛り上がりがすごいなあ。「京都大作戦」は、10-FEET主催のイベントですね)

 次は、「ワタクシが尊敬するギタリスト、マイケル・シェンカーさんが若いころに在籍していたバンド」、UFOのライブ音源で、「Mother Mary」(1979年、2ndライブアルバム『Stranger In the Night』)。
 スタジオ音源より迫力がある!と。
 ギターソロの2回ともクオリティが高くて、「ボーカルのフィル・モグさんには悪いけど、歌ってるパートはギターソロのための前菜!という感じでいつも聴いています」。
 (すごい形容だなあ)

 次は、Bruce Springsteenのライブ音源で「My Love Will Not Let You Down」(2001年、3rdライブアルバム『Live in New York City』)。
 「実はあまり通っていない」というBruce Springsteen(スピッツの事務所のマネジャーであり社長が、彼のライブをアメリカまで聴きにいくほどのファンですよね、たしか)。
 けれどラジオから流れてきたライブがよくて、アルバム『三日月ロック』のツアー先での楽屋で聴いていたそうだ。
 草野「歌にも演奏にも、むき出しのパワーを感じます」
 (大人の男のパワー・・・という感じですね)

 最後は、David Bowieのライブ音源で「Rock 'N' Roll Suicide」(2008年、『Live Santa Monica 1972』/1972年、5thスタジオアルバム『The Rise and Fall of Ziggy Stardust and the Spiders from Mars』に収録)。
 Ziggy Stardust ツアーでの音源だそうです。

 いつも音楽を流して仕事をするヘアメイクの島さんとのお仕事中に、これを聴いて、「こんなのあるんだ~」と知ったのが昨年だそうです。すぐにチェック!
 海賊版だったのが2008年に公式リリースされた、と。
 草野「1972年のライブで、決してじょうずな演奏ではないんだけど、生々しくて、デヴィッド・ボウイ、ステキ!となってしまいます」
 (色っぽくて、すてき!ってなります。声も若い)

 最後の「ありがとーっ!」は、ちょっとライブバージョンで(笑)。

 特集の最後に。
 早く自由にライブに行ける日が戻ってくることを!
 草野「演奏する側も情熱だけはもっていようと思います」
 スピッツの4月中のライブもすべて延期という発表もあったし、事態は決して楽観できないけど。
 でもバラエティーに富んだライブ音源はとっても楽しかったですね。


 そして最後は「ちょっぴりタイムマシン」のコーナー
 曲は、キャンディーズのライブ音源で「春一番」(1975年、1stライブアルバム『キャンディーズ 10000人カーニバル』)。
 草野「全然ロックじゃないじゃんって言われそうだけど、演奏がロックです! ギターの音がロックしてる」
 そして、当時のアイドルの親衛隊の声が入っていて、「これが新鮮です」と。
 
「曲自体は全然埋もれてないんだけどね」と。


 そして、来週の予告!
 「ハーモニーで漫遊記」。ほほ~。
 「ハーモニー」というと、PPMやサイモン & ガーファンクルのようなフォークや、シュープリームスのようなソウルミュージックを思い浮かべがちだけれど、ロックにもハーモニーの名曲があって、「草野が独自にセレクトして」、特集を組んでくれるそうだ。
 いいなあ。楽しみです



                              



 スピッツの『SPITZ JAMBOREE TOUR 2019-2020 "MIKKE"』の4月7日から30日までのライブ9公演の延期が発表されました。
 3月の2公演に続いて、です。
 
 https://spitz-web.com/news/6029/

 クージーがツイッターで、「先に延びた分たくさん練習するんじゃ」「自主練するんじゃ」とつぶやいていました。
 われわれも、自分を守って周囲を守って、潜り抜けなくては。

 花曇りで冷たい空気の中、電車の線路わきの土手のサクラたちが、ちょっと元気なかったかな。
 それにこの画像、後ろの大学の建物にピントが合ってるし(-_-;)。
 

 


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