Kiss Me

■Ｋｉｓｓ Ｍｅ

鳥の声で目が覚めた　そんな気がした
こんな街に　鳥なんていないのに
窓を揺らす風が　懐かしい香りを運ぶ
まるで夢みたいな話

息苦しくて　立ち止まったとき
耳の中でカサコソいう羽音
あれは　知らない時代からのメッセージ？
それとも　誰かのＳＯＳ？

気持ちはわかるけど
わたしにはどうしようもない
昔なら　受話器を置いた瞬間に
カギもかけずに　駆けつけただろうね

わたしの心に　ｋｉｓｓ ｍｅ
優しい光で　ｋｉｓｓ ｍｅ
ほんとうは　この胸の中に
生き続けているものだってある

鳥の声と風の香りが
わたしをつれていってくれるかも
ほんのちょっと　がんばれば
受話器を置いた　あの瞬間に

わたしの心に　ｋｉｓｓ ｍｅ
優しい光で　ｋｉｓｓ ｍｅ
電話がまだつながっていたら
私はなんて言っただろう