2014.10.29(水)
■予測できても~「素敵な選TAXI」
http://www.ktv.jp/sentaxi/index.html
竹野内豊にこの役をふらなくても・・・という声もあると聞くけれど、私としてはこの物語のゲストたちが繰り広げる人生ドラマの傍観者であり進行役のような役回りの竹野内豊がいい。彼ほどの華と存在感があればこその、「映える進行役」だと思うし。
導入での喫茶店 Chance でのどうでもいいやりとりに、中年のペーソスやらカッコ悪さが見え隠れしていて、これも笑っちゃう。
第二話での仲村トオルの人物も魅力的だったし、この二人が並んだらどうやっても「かっこいい男」のドラマしか想像つかないところを、あえて「そうではない二人」を向い合せている贅沢さ(笑)。
バカリズムの奇をてらわない脚本も好感もてる。ストーリーのなりゆきやラストのおさまりは、実は想像できないものではなく、「ええーっ」という展開ではないんだけれど、でもほんわか、みんながよさそうな方向に進んでいくことを期待させて終わるドラマで、でも「クスッ」という大人な笑いを差し出してくれる・・・、そういう心地よい時間をいただけます。
見ていない録画がたまりすぎていて、この前の休日前夜、「MOZU」のseason 1(season 2 の録画もたまり始めていて、焦ってる)の3話分をまとめて見たんだけれど、緊張と怖さの連続で、終わったあと疲労感と体の節々の痛さにビックリ(おもしろかったんですよ)。
http://www.tbs.co.jp/mozu_tbs/
「MOZU season 2」はまだまだ遠いです。
■「編集」とは・・・?
http://www3.nhk.or.jp/news/html/20141028/k10015765911000.html
私たちのような弱小集団では、インタビュー~テープ起こし~編集の流れを一人でこなすこともある。テープ起こしはプロの人に依頼することが多いけれど、インタビュアーをほかの人に頼んだとしても、その場に立ち会って、その上での編集作業というのが基本だ。文字になったものから、その場での実際の空気をつかむことはたぶん不可能に近い。同じ内容にまとめたつもりでも、ニュアンスのまったく異なるものになってしまうおそれは十分にある。めりはりをつけて矛盾を解決してキレイにまとめることがいちばん怖い。そういう編集と呼ばれる作業をするとき、現場に立ち会っていることが最小限の条件と言ってもよいと思う。
だけど、たぶん、大きな組織になればなるほど、そういうことは無視され、分業化されているだろう。
「報道ステーション」の問題とは少しずれているかもしれないけれど、伝える側の問題としてはどこかに共通点はあるだろう。とくに報道番組でのこのありさまは、番組としての末期症状ではないだろうかとさえ感じてしまう。ミスとか勘違いではかたづけられないもの・・・。
実際のインタビューを行った記者二人は、どのような思いでこの番組を見たのだろうか。
せっかく原発の問題をとりあげても、こんなふうに違う注目のされ方をしてしまう。
もうすぐ11月だね。
そろそろ冬眠の季節だけど、ボクはコタツがあるから大丈夫・・・。
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