亀の恩返し (2009年5月2日〈土〉in 武道館)
久しぶりのイベントに参加。今日はひとりだったのですが、寂しさも感じず(感じるヒマもなく)、あっという間の3時間半でした(たぶん終演は9時半ころ)。
今日は友人と行く予定。たまってしまうとレポもキツイので、早起きしたついでに一気に書いてしまおう。誰も待っててくれなくても(笑)、ワタシの記憶の記録として…。
■工夫を凝らしたステージレイアウト
北東の2階席の中段あたりが私のシート。席についてアリーナを見下ろしたら、ステージが大きく分けて3つあり。
南側に大きめのステージ。すでに楽器やマイクなどはセッティングされている。
中央にたぶんストリングスが入るかと思われるオケピみたいなスクエア。
そして北側にバンド用のちょっと小さめなステージ。ああ、ここがスピッツかも、と思う。斜め後ろから見る感じだけど、それもおもしろそう、と。
ここをどんなふうに工夫して使うのかな、とちょっと楽しみになる。
スクリーンが2階席のちょうど正面あたりにぶら下がっている。
■鶴田真由+西島秀俊
こういうイベントって、アーティストの入れ代わりのとき(とくにバンド)、異様なほど長い時間を要したりするけど、今回はこのステージレイアウトと、大宮エリー制作の映像によって、途切れることなく最後まで、という進行だった。
映像では、犬にまつわるショートストーリーが3編流れ、鶴田真由さんのナレーションと出演、そして、ビックリ西島秀俊さんも出演でした(途中のナレーションも彼ですよね? 最初、似てるなあ、でもまさか。なんて思っていた)。
時間の関係なのか、ゆったりした内容なのに、ナレーションがスピードあげて喋っていて、それがちょっと残念。
それにしても、あの鼻声の鶴田さんの声、癒されるなあ。寝不足の私には気持ちよくて、ちょっとウトウトしてしまった。
■おっと、トップバッターですか
トリは林檎さんかな、とは思っていたけど、トップバッターにスピッツ登場とは。心の準備できてなかったので(笑)、慌ててしまった。
途中のMCで草野も「俺たちがトップバッターでいいのかな」と言ってましたから。いえいえ、よくないでしょう(笑)。トップバッターはKREVAみたいに会場を盛り上げる人でなけりゃ。
…なんてことはなく、会場は一気に盛り上がりました。トップバッターに違和感のない「ベテランバンド」(って言われるのをメンバーは嫌がるだろうけど)というのもステキだ。
セットリストは、
○春の歌
○チェリー
○メモリーズ
○さわってかわって
○正夢
忘れられたバンドとか、きついことを言う人もいるけれど、こういうところでの根強い支持はすごい。ロックバンドですからね、とりあえずは総立ちってことで(「総」ではないですけど)。
隣の若者も「チェリー」のイントロが聞こえた瞬間に「おー!」と言って立ち上がり、その後はスピッツ最後まで立ってノッていました。
北東からはやはりメンバーの斜め後ろが見える程度。派手なアクションではなくさりげなく、バックのファンにも気をつかってくれるメンバーでした。
フロント三人の並び順がステージに向かって左から草野→テツヤ→田村。これはぜひ正面から見たかったな。どんな感じだったんだろう。見たかったな。田村君が「今までとはちょっと違うスピッツを見せられるかも」と言ってたけど、まさか並び順のことじゃないですよね??(笑)
MCでは、すてーじについて「模型では見せてもらっていたけど、今日ここに来てステージを見てびっくりした」と言ってたかな。
バンドの音とのバランスというわけではなく、なんとなくボーカルの声が聞きづらいような。声が出ていないのではないと思うのです。あとで違うステージで見事な声を聴かせてくれたから。音響かな? よくわからないけど。
スクリーンにはバンドは映っていなかったので表情はわからないけど、ボーカルの声は最初緊張気味だった?
そうそう、「メモリーズ」は「カスタム」じゃないほうでした。大サビ(「嵐が~♪」のところ)がなくて、ツインギターの間奏が入るやつ。そう、シングルのほうです。最近のライブでは「カスタム」が普通になっていたので新鮮だった。かっこいいな、と。
「さわってかわって」はたぶん亀田Pとの初仕事の曲だから、やってくれるかなと思ってたけど、やっぱり。この曲は私の周辺のスピッツファンには人気度高い。硬派なスピッツが見られるし、歌詞の訳わかんなさ度も心地よい。
「正夢」は生のストリングス入りで。「ストリングスの入った亀田さんがアレンジしてくれたとおりの曲で」というMCもあり。こういうのはなかなか聴けないですから貴重。「正夢」…、いい曲だな、と。
「じゃ、最後まで楽しんで! スピッツでしたー!」に場内から「え~!!」の声。そりゃ5曲じゃ消化不良だけど、それがイベントってものですからねえ。それがイヤならワンマンだけにしろ!って言われちゃう。
斜め後ろから見下ろした感じのスピッツの動きもなかなかおもしろいものがありました。
田村君が半分くらい1階席の天井できれちゃうのが残念だったけど、彼は精力的にステージの後ろに回ってお客さんにアピールしていたな。
テツヤ & 草野はほぼ定位置ながらも、たまに左右や後ろに気を配ってくれていた。
崎ちゃんがあまり見えなかったのが、ホントに残念だった。
帰りの渋滞気味の流れの中で、たぶんKREVA目当てだったと思われる若者二人が「マサムネ、マジやばかった」と彼らにしてみれば最上の(笑)コメントを発していたのが妙にうれしかったです。
■秦基博
若手実力派、といわれている秦基博君のライブ、初めて見ました。堂々とした歌いっぷりとMC。どれくらいキャリアがあるのか知らないけど、すでに新人じゃないですね。
でもやっぱり、声もスクリーンに映った表情も若々しい。
セットリストはよくわからないけど、「朝が来る前に」(弾き語りで、かっこよかったです)、亀田バンドとともに「フォーエバーソング」「新しい歌」、あとはちょっとわからない。「シンクロ」だと思われる曲もあるのですが、自信がない。ネットで調べる時間がないので、スルーしてください。すみません。
■さすが盛り上げじょうずなKREVA
KREVA登場! 1曲目はサングラスをかけて。白いジャケットと細身のパンツがかっこいい。
ヒップホップにはあまり興味ないのだけど、この人のはそんなに違和感なく聴いている自分がいる。今回、「あかさたなはまやらわをん」を聴けたのがうれしかった。これ、なんとなく耳に心地いいっていうか、頭の中をグルグルしちゃう曲なんだよなあ。
客の盛り上げ方もうまいし、ま、好みはあるかと思われるけど、あの独特の自信過剰気味のMCも結構味わい深い?
亀田さんとの絡みもアットホームな感じ。
そして、あの曲のイントロが流れた瞬間に会場騒然。たぶん総立ち。「うおー!!」って感じ。
「今日のスペシャルなイベントにスペシャルなゲストを…」というような(ちょっと違うな)KREVA独特の口調で会場はさらにヒートアップ。
周囲の熱い雰囲気とはウラハラな雰囲気で、さりげなくスピッツ草野登場。今回のイベントでは、この登場の瞬間がいちばん盛り上がってたかも。
音もきれい、声も十分出ていて、草野氏、さすがいい仕事しました。たぶんKREVAファンも満足してくれたのでは、と。
スクリーンでは二人の表情がズームアップされていたけど、先輩・草野のほうが緊張気味だったな。
センターのステージを使って、「くればいいのに」ではKREVAが南側、草野が北側で歌い、そのあと中央で入れ違い際ハイタッチ(に見えたんだけど)し、今度はKREVAが北側、草野が南側で「うまれてきてありがとう」。
まさか、この新曲を聴かせてくれるとは。さかいゆうさんのパートを草野が誠実にカバーしていた。
上から見ているとわからないけど、アリーナからだと貴重な身長差がわかって、おもしろいだろうな。
声が見事はほどにのびやかで、たとえステージ上をウロウロしている熊のようではあっても、そんなことは気にならない感動ステージでした。
「スピッツ、KREVAときて、あれやるかも、と思った人は多いと思うけど、俺は期待を裏切らないよ」的なこと言ってたっけ(もっとかっこいいフレーズで)。ありがとう、KREVA!
■JUJU
最後に発表された出演者JUJU。
評判どおりの実力、聴かせてくれました。ストッキングがセクシー。
「明日がくるなら」(映画の主題歌になった新曲)と「素直になれたら」ほか1曲。旬なアーティストの旬な曲を楽しめました。
亀田さんの保護者のような優しい口調が印象的でした。
■笑えるくらいに「巧い」平井堅
相変わらずのうまさに、やっぱり聴き惚れました(笑)。「ずっと」は苦手なんだけど(すみません)、でもやっぱりうまいなあ。会場にもため息がもれてた?
「瞳を閉じて」「思いが重なるその前に」「POP STAR」(「ぎゅっと」っていうところがいつもキュート)、丁寧に丁寧に。
ひと言だけ(笑)「下ネタ」も披露しつつ、亀田さんは「ミスター・ポジティブ、自分はミスター・ネガティブ」のような発言もあったかな。
「亀田さんとの仕事ではない」けれど、「自分の通帳の金額のゼロ」が多くなった記念すべき曲、ということで、「楽園」歌ってくれた!! 「楽園」をライブで聴けるとは。感動でした!
「武道館ボーイズ & ガールズ!」はライブでの定番らしいけど、それもやってくれて客席を盛り上げてくれた。KREVAとは違う意味で「偉大なるエンターテイナー」だ、マジで。
■トリはやっぱり「白衣の」林檎さん
かっこいいよなあ、この人。
何年ぶりかな、椎名林檎のライブ。
曲、わかるかなあ、と思っていたのですが、私でもわかる、というか、好きな曲を聴かせてくれて感動。
「茜さす」を聴けるなんて。タイトルをさっき思い出したんだけど、「more」もやりましたよね。あと「ギブス」(なんか、うれしい)。
ラストはステージ上で軽くステップも披露してくれて「丸の内サディスティック」。独特な世界観が広がって、ホントにかっこいい曲だ。
途中、平井堅さんとのコラボあり。東京事変の「閃光少女」。英語バージョンをコラボして、さりげなく平井堅は退場し、そのあと林檎さんがその曲を続ける、という、なんか大人なかっこよさだったな。林檎さんの迫力すごくて、平井君の声が消える一幕も?
林檎さんをはじめ亀田バンドの皆さんも、またあとでヂュエットで登場した平井堅さんも、みんな「白衣」(笑)。遊び心、こんなところにも。
平井君登場のところで林檎さんは白衣を脱いでミニドレスを見せてくれたんだけど、遠目からもわかる「美しい背中」! 胸もこぼれそうで、いやいやステキでした。
MCで落ち着いた低めの声のきれいな日本語を聴くと、大人だよなあ、なんて思います。久々に彼女のアルバム、聴いてみようと思いました。
■再登場スピ
トップバッターで終わり?と思っていたのですが、最後に「もうちょっとやろうよ、お祭りだし」と亀田師匠。
「スピッツ~。スピッツ、出ておいで~」
犬のスピッツが出てきそうな、まったりな亀田さんの声に、ダラダラ?と4人が登場。さっきの場所、ちょうど亀田バンドの対面に位置する。
「みんなの知っている曲をやろう」ということで、秦君を呼んで聞こえてきたのは「空も飛べるはず」のイントロ。この曲もやっぱり盛り上がりますね。隣の男子、またまた「おお~!」でした。
秦君と草野がメロディーとハーモニーを交代で。今回のようにいろんなボーカルの声を聴くと、草野の声、やっぱりどこか異質な感じする。「倍音かかった」とよく形容されるのは、こういうことなのかな、と。
そしてラストはJUJUも加わって「魔法のコトバ」。会場がふわふわ温かい空気につつまれた。
「ありがとう、スピッツ」で彼らは退場し、亀田さんが「石橋を叩いて渡らないボクがこうやって亀の恩返しをできたのは」といろいろな人への感謝の気持ちを延べ、「音楽はいいよ、今夜は楽しかったよ」と思ったら、まわりに人たちに気持ちを伝えて!というメッセージで終わりました。
スクリーンに流れるエンドロールに亀田さんのメッセージがかぶります、スピッツには「もう家族みたいな存在で。お互いに死ぬまで音楽をやっていこう」みたいなことを?
それぞれのスタッフにも感謝の気持ちを贈っていました。
ダラダラ書いてしまいました。
早朝から書き始めて、途中で朝食を作ったり食べたり電話したり、とやっているうちに、こんな時間…。
友人とは昼過ぎに待ち合わせるので、もうあまり時間がない。編集せず、書きっぱなしで保存するから、いろいろおかしなところもあると思います(そういうの、ヤなんだけど)。
ま、ライブ、ということでお許しを!
では行ってきます! 今夜のメンツはライブ行ったことのないアーティストばかりなので、それも楽しみです。
【追記】
そうそう、ちょっと気になったのが音響。
ストリングスとか弾き語りとかは問題なかったけど、椎名林檎とスピッツのとき、ちょっと音が悪かったなあ。
【追記2】
今友人からのメールで知りました。
忌野清志郎さんが亡くなられたそうで。
私の周囲には彼の影響を受けた人が大勢います。
力尽きたこと、残念です。
久しぶりのイベントに参加。今日はひとりだったのですが、寂しさも感じず(感じるヒマもなく)、あっという間の3時間半でした(たぶん終演は9時半ころ)。
今日は友人と行く予定。たまってしまうとレポもキツイので、早起きしたついでに一気に書いてしまおう。誰も待っててくれなくても(笑)、ワタシの記憶の記録として…。
■工夫を凝らしたステージレイアウト
北東の2階席の中段あたりが私のシート。席についてアリーナを見下ろしたら、ステージが大きく分けて3つあり。
南側に大きめのステージ。すでに楽器やマイクなどはセッティングされている。
中央にたぶんストリングスが入るかと思われるオケピみたいなスクエア。
そして北側にバンド用のちょっと小さめなステージ。ああ、ここがスピッツかも、と思う。斜め後ろから見る感じだけど、それもおもしろそう、と。
ここをどんなふうに工夫して使うのかな、とちょっと楽しみになる。
スクリーンが2階席のちょうど正面あたりにぶら下がっている。
■鶴田真由+西島秀俊
こういうイベントって、アーティストの入れ代わりのとき(とくにバンド)、異様なほど長い時間を要したりするけど、今回はこのステージレイアウトと、大宮エリー制作の映像によって、途切れることなく最後まで、という進行だった。
映像では、犬にまつわるショートストーリーが3編流れ、鶴田真由さんのナレーションと出演、そして、ビックリ西島秀俊さんも出演でした(途中のナレーションも彼ですよね? 最初、似てるなあ、でもまさか。なんて思っていた)。
時間の関係なのか、ゆったりした内容なのに、ナレーションがスピードあげて喋っていて、それがちょっと残念。
それにしても、あの鼻声の鶴田さんの声、癒されるなあ。寝不足の私には気持ちよくて、ちょっとウトウトしてしまった。
■おっと、トップバッターですか
トリは林檎さんかな、とは思っていたけど、トップバッターにスピッツ登場とは。心の準備できてなかったので(笑)、慌ててしまった。
途中のMCで草野も「俺たちがトップバッターでいいのかな」と言ってましたから。いえいえ、よくないでしょう(笑)。トップバッターはKREVAみたいに会場を盛り上げる人でなけりゃ。
…なんてことはなく、会場は一気に盛り上がりました。トップバッターに違和感のない「ベテランバンド」(って言われるのをメンバーは嫌がるだろうけど)というのもステキだ。
セットリストは、
○春の歌
○チェリー
○メモリーズ
○さわってかわって
○正夢
忘れられたバンドとか、きついことを言う人もいるけれど、こういうところでの根強い支持はすごい。ロックバンドですからね、とりあえずは総立ちってことで(「総」ではないですけど)。
隣の若者も「チェリー」のイントロが聞こえた瞬間に「おー!」と言って立ち上がり、その後はスピッツ最後まで立ってノッていました。
北東からはやはりメンバーの斜め後ろが見える程度。派手なアクションではなくさりげなく、バックのファンにも気をつかってくれるメンバーでした。
フロント三人の並び順がステージに向かって左から草野→テツヤ→田村。これはぜひ正面から見たかったな。どんな感じだったんだろう。見たかったな。田村君が「今までとはちょっと違うスピッツを見せられるかも」と言ってたけど、まさか並び順のことじゃないですよね??(笑)
MCでは、すてーじについて「模型では見せてもらっていたけど、今日ここに来てステージを見てびっくりした」と言ってたかな。
バンドの音とのバランスというわけではなく、なんとなくボーカルの声が聞きづらいような。声が出ていないのではないと思うのです。あとで違うステージで見事な声を聴かせてくれたから。音響かな? よくわからないけど。
スクリーンにはバンドは映っていなかったので表情はわからないけど、ボーカルの声は最初緊張気味だった?
そうそう、「メモリーズ」は「カスタム」じゃないほうでした。大サビ(「嵐が~♪」のところ)がなくて、ツインギターの間奏が入るやつ。そう、シングルのほうです。最近のライブでは「カスタム」が普通になっていたので新鮮だった。かっこいいな、と。
「さわってかわって」はたぶん亀田Pとの初仕事の曲だから、やってくれるかなと思ってたけど、やっぱり。この曲は私の周辺のスピッツファンには人気度高い。硬派なスピッツが見られるし、歌詞の訳わかんなさ度も心地よい。
「正夢」は生のストリングス入りで。「ストリングスの入った亀田さんがアレンジしてくれたとおりの曲で」というMCもあり。こういうのはなかなか聴けないですから貴重。「正夢」…、いい曲だな、と。
「じゃ、最後まで楽しんで! スピッツでしたー!」に場内から「え~!!」の声。そりゃ5曲じゃ消化不良だけど、それがイベントってものですからねえ。それがイヤならワンマンだけにしろ!って言われちゃう。
斜め後ろから見下ろした感じのスピッツの動きもなかなかおもしろいものがありました。
田村君が半分くらい1階席の天井できれちゃうのが残念だったけど、彼は精力的にステージの後ろに回ってお客さんにアピールしていたな。
テツヤ & 草野はほぼ定位置ながらも、たまに左右や後ろに気を配ってくれていた。
崎ちゃんがあまり見えなかったのが、ホントに残念だった。
帰りの渋滞気味の流れの中で、たぶんKREVA目当てだったと思われる若者二人が「マサムネ、マジやばかった」と彼らにしてみれば最上の(笑)コメントを発していたのが妙にうれしかったです。
■秦基博
若手実力派、といわれている秦基博君のライブ、初めて見ました。堂々とした歌いっぷりとMC。どれくらいキャリアがあるのか知らないけど、すでに新人じゃないですね。
でもやっぱり、声もスクリーンに映った表情も若々しい。
セットリストはよくわからないけど、「朝が来る前に」(弾き語りで、かっこよかったです)、亀田バンドとともに「フォーエバーソング」「新しい歌」、あとはちょっとわからない。「シンクロ」だと思われる曲もあるのですが、自信がない。ネットで調べる時間がないので、スルーしてください。すみません。
■さすが盛り上げじょうずなKREVA
KREVA登場! 1曲目はサングラスをかけて。白いジャケットと細身のパンツがかっこいい。
ヒップホップにはあまり興味ないのだけど、この人のはそんなに違和感なく聴いている自分がいる。今回、「あかさたなはまやらわをん」を聴けたのがうれしかった。これ、なんとなく耳に心地いいっていうか、頭の中をグルグルしちゃう曲なんだよなあ。
客の盛り上げ方もうまいし、ま、好みはあるかと思われるけど、あの独特の自信過剰気味のMCも結構味わい深い?
亀田さんとの絡みもアットホームな感じ。
そして、あの曲のイントロが流れた瞬間に会場騒然。たぶん総立ち。「うおー!!」って感じ。
「今日のスペシャルなイベントにスペシャルなゲストを…」というような(ちょっと違うな)KREVA独特の口調で会場はさらにヒートアップ。
周囲の熱い雰囲気とはウラハラな雰囲気で、さりげなくスピッツ草野登場。今回のイベントでは、この登場の瞬間がいちばん盛り上がってたかも。
音もきれい、声も十分出ていて、草野氏、さすがいい仕事しました。たぶんKREVAファンも満足してくれたのでは、と。
スクリーンでは二人の表情がズームアップされていたけど、先輩・草野のほうが緊張気味だったな。
センターのステージを使って、「くればいいのに」ではKREVAが南側、草野が北側で歌い、そのあと中央で入れ違い際ハイタッチ(に見えたんだけど)し、今度はKREVAが北側、草野が南側で「うまれてきてありがとう」。
まさか、この新曲を聴かせてくれるとは。さかいゆうさんのパートを草野が誠実にカバーしていた。
上から見ているとわからないけど、アリーナからだと貴重な身長差がわかって、おもしろいだろうな。
声が見事はほどにのびやかで、たとえステージ上をウロウロしている熊のようではあっても、そんなことは気にならない感動ステージでした。
「スピッツ、KREVAときて、あれやるかも、と思った人は多いと思うけど、俺は期待を裏切らないよ」的なこと言ってたっけ(もっとかっこいいフレーズで)。ありがとう、KREVA!
■JUJU
最後に発表された出演者JUJU。
評判どおりの実力、聴かせてくれました。ストッキングがセクシー。
「明日がくるなら」(映画の主題歌になった新曲)と「素直になれたら」ほか1曲。旬なアーティストの旬な曲を楽しめました。
亀田さんの保護者のような優しい口調が印象的でした。
■笑えるくらいに「巧い」平井堅
相変わらずのうまさに、やっぱり聴き惚れました(笑)。「ずっと」は苦手なんだけど(すみません)、でもやっぱりうまいなあ。会場にもため息がもれてた?
「瞳を閉じて」「思いが重なるその前に」「POP STAR」(「ぎゅっと」っていうところがいつもキュート)、丁寧に丁寧に。
ひと言だけ(笑)「下ネタ」も披露しつつ、亀田さんは「ミスター・ポジティブ、自分はミスター・ネガティブ」のような発言もあったかな。
「亀田さんとの仕事ではない」けれど、「自分の通帳の金額のゼロ」が多くなった記念すべき曲、ということで、「楽園」歌ってくれた!! 「楽園」をライブで聴けるとは。感動でした!
「武道館ボーイズ & ガールズ!」はライブでの定番らしいけど、それもやってくれて客席を盛り上げてくれた。KREVAとは違う意味で「偉大なるエンターテイナー」だ、マジで。
■トリはやっぱり「白衣の」林檎さん
かっこいいよなあ、この人。
何年ぶりかな、椎名林檎のライブ。
曲、わかるかなあ、と思っていたのですが、私でもわかる、というか、好きな曲を聴かせてくれて感動。
「茜さす」を聴けるなんて。タイトルをさっき思い出したんだけど、「more」もやりましたよね。あと「ギブス」(なんか、うれしい)。
ラストはステージ上で軽くステップも披露してくれて「丸の内サディスティック」。独特な世界観が広がって、ホントにかっこいい曲だ。
途中、平井堅さんとのコラボあり。東京事変の「閃光少女」。英語バージョンをコラボして、さりげなく平井堅は退場し、そのあと林檎さんがその曲を続ける、という、なんか大人なかっこよさだったな。林檎さんの迫力すごくて、平井君の声が消える一幕も?
林檎さんをはじめ亀田バンドの皆さんも、またあとでヂュエットで登場した平井堅さんも、みんな「白衣」(笑)。遊び心、こんなところにも。
平井君登場のところで林檎さんは白衣を脱いでミニドレスを見せてくれたんだけど、遠目からもわかる「美しい背中」! 胸もこぼれそうで、いやいやステキでした。
MCで落ち着いた低めの声のきれいな日本語を聴くと、大人だよなあ、なんて思います。久々に彼女のアルバム、聴いてみようと思いました。
■再登場スピ
トップバッターで終わり?と思っていたのですが、最後に「もうちょっとやろうよ、お祭りだし」と亀田師匠。
「スピッツ~。スピッツ、出ておいで~」
犬のスピッツが出てきそうな、まったりな亀田さんの声に、ダラダラ?と4人が登場。さっきの場所、ちょうど亀田バンドの対面に位置する。
「みんなの知っている曲をやろう」ということで、秦君を呼んで聞こえてきたのは「空も飛べるはず」のイントロ。この曲もやっぱり盛り上がりますね。隣の男子、またまた「おお~!」でした。
秦君と草野がメロディーとハーモニーを交代で。今回のようにいろんなボーカルの声を聴くと、草野の声、やっぱりどこか異質な感じする。「倍音かかった」とよく形容されるのは、こういうことなのかな、と。
そしてラストはJUJUも加わって「魔法のコトバ」。会場がふわふわ温かい空気につつまれた。
「ありがとう、スピッツ」で彼らは退場し、亀田さんが「石橋を叩いて渡らないボクがこうやって亀の恩返しをできたのは」といろいろな人への感謝の気持ちを延べ、「音楽はいいよ、今夜は楽しかったよ」と思ったら、まわりに人たちに気持ちを伝えて!というメッセージで終わりました。
スクリーンに流れるエンドロールに亀田さんのメッセージがかぶります、スピッツには「もう家族みたいな存在で。お互いに死ぬまで音楽をやっていこう」みたいなことを?
それぞれのスタッフにも感謝の気持ちを贈っていました。
ダラダラ書いてしまいました。
早朝から書き始めて、途中で朝食を作ったり食べたり電話したり、とやっているうちに、こんな時間…。
友人とは昼過ぎに待ち合わせるので、もうあまり時間がない。編集せず、書きっぱなしで保存するから、いろいろおかしなところもあると思います(そういうの、ヤなんだけど)。
ま、ライブ、ということでお許しを!
では行ってきます! 今夜のメンツはライブ行ったことのないアーティストばかりなので、それも楽しみです。
【追記】
そうそう、ちょっと気になったのが音響。
ストリングスとか弾き語りとかは問題なかったけど、椎名林檎とスピッツのとき、ちょっと音が悪かったなあ。
【追記2】
今友人からのメールで知りました。
忌野清志郎さんが亡くなられたそうで。
私の周囲には彼の影響を受けた人が大勢います。
力尽きたこと、残念です。