隠れ家-かけらの世界-

今日感じたこと、出会った人のこと、好きなこと、忘れたくないこと…。気ままに残していけたらいい。

派手じゃなくても~「臨場」と「BOSS」

2009年06月06日 16時53分32秒 | テレビにプチコメント
★「臨場」と「BOSS」
 帰宅が遅いのでもっぱら録画なんだけど、でも一応この2本はどうにか見たいな、と。
 「臨場」はなんといっても横山秀夫原作だし、内野聖陽はいつも気になっている役者だし(そうそう、8月に舞台「ブラックバード」観にいきます。ものすごく楽しみ)。
 「BOSS」はココにもチラッと書きましたが、あれからも期待をはずさないスピード感と人物設定の確かさと、BOSS天海さんのかっこよさと、竹野内豊さんのやりすぎない(笑)軽さがちゃんと息をしています。群像劇だと思えば、それぞれが回を重ねるごとに鮮やかになってきます。
 ま、どちらもグダグダと書き並べるまでもなく、単純に「おもしろい」です。
 どこかでやってる、華やかなオールスターキャストが目映くて(笑)、主役の人物像がイマイチわからんという派手なドラマより数段ワクワクするけどなあ。ま、好みの問題なんだろうけど。
 (あ、友人には「BOSS」だって十分派手でしょ!」と言われました。そうかも。ま、節操のある「派手さ」ってことで)



【足利事件】
 こういうところで軽く書くことではないのだけれど、足利事件の顛末にショックを受けました。
 何年もするとどんなに凶悪な事件でも「どんなんだっけ?」と忘れてしまうものも多い。その中で、この事件はなぜか記憶に残っていて、当時受けとめた自分の感覚も意外に鮮明だ。
 裁判の状況などから「DNA」神話は私のような人間には決定的だったなあ。あれからドラマや小説などで「DNA」が横行して、そう、水戸黄門の印籠だったな。
 それはとんでもないまちがいだったのだと、そういうことなんだ。
 せめて弁護団がDNAに「?」をつきつけ再鑑定を申請した1997年に裁判所が対応していたら、と思わずにいられない。
 そうしていれば、菅家さんの老いた母はもう少し心安らかに旅立てたかもしれない。真犯人をつきとめられたかもしれない。
 17年という時間を国に奪われた菅家さんのやりきれなさは私なんかにははかりしれない。人生はとりもどせないんだ。
 被害者の女の子のご家族は、どこにむなしさをぶつければいいのだろうか。
 
 裁判官にだって、自供が事実なのか強要されたものなのか、結局わからないってことか…。

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