2024.11.13(水)
百蔵山へ
近所で水道管の工事があり、13日は日中断水のお知らせ。
天気もよさそうだし、行ってみるか、と2、3日前に計画して実行!
暖かい秋晴れ、快晴の一日。
百蔵山(ももくらやま)は、山梨県大月市にある、標高は1003.4メートルの山。
山梨百名山の一つ。
山頂からの富士山の眺望がすばらしいので、大月市の「秀麗富嶽十二景」のひとつに選定されている。
コース
百蔵山東コース
猿橋駅~(バス)~百蔵山登山口バス停~百蔵浄水場~百蔵山登山口~百蔵山~大同山~金比羅宮~林道~福泉寺~猿橋~(バス)~猿橋駅
(オレンジは登山ルート、ブルーはバス)
快晴、気温高し
8:21 中央線 猿橋駅着
がらがらの普通列車甲府行きに揺られて居眠りしそうになろうかちするころ、到着。
青空がどこまでも広がり、暖かい。
目の前に扇山~百蔵山とその稜線がくっきりと鮮やか(撮ればよかった)
あそこまで登るのか・・・。
駅前のバス停には10人弱の登山客。
男子の中年パーティーは、このあたりの中央線沿線の山は歩きつくしているらしい。単独の女子1名。
30~40分歩けば登山口までいけるけれど、平日は8:45、土日は9:00のバス(猿橋駅~登山口 180円。時刻表)がある。ありがたい。
甲州街道をへて。中央道の下をくぐり抜けて、住宅地を上っていく。県営グラウンドを通過して、登山口バス停。駅から10分足らず。
しばらく舗装された道をのぼっていく。結構な傾斜。住んでいる人は大変だな、雪が降ったら車大丈夫? 歩いて出かけたら帰りたくなくなる、とか考えながら歩く。
ぐんぐん高度をかせぎ、まだ「黒い富士山」を見る。そういえば、少し前に初冠雪のニュースがあったなあ。
百蔵浄水場の脇を巻くようにして車道が続き、その少し先で樹林帯に入る。
下は、西コースへの分岐。(浄水場のもっと手前にも分岐あり)
落ち葉の中の登り。尾根筋を歩くので、結構な傾斜。順調に高度をかせぐ。
途中、左に扇山が立派に見えるが、もう少しすれば葉が落ちてもっとすっきり見えるようになるんだろう。
登山口から1時間ほどで、かつてはまっすぐ続いていたであろう作業道から左に入る。
ベンチがあり、ここからが今日のメインイベントの登りらしい。
私は相変わらず汗をかく。
急斜面は石や根があって、かなり歩きにくく、途中に鎖やロープも。それに頼らなくても十分に登れるけれど。
(撮影する余裕もなく、必死で歩く。)
30分足らずでようやく平坦な場所に出て、扇山への縦走路を過ぎる。
ここからピークへは、「広葉樹にアカマツのまじる明るい道」(ガイドブックからの受け売り)が続く。
この風景は、百蔵山からの反対側のなだらかな斜面でも同じように広がる。
ここでゆっくりしたい気分。
11時前に百蔵山頂上着。「黒い富士山」が見事!
ピークは広くて、ベンチ付きのテーブルもある。
ゆっくり食事をするグループも。陽射しが暖かく、まぶしく、ゴロゴロしたくなる気持ちを抑える。
こんな感じ。
昼食に陣取ったところは松の木の真下で、無数の松ぼっくりが転がっている。
1時間ほどゆっくりして、出発。
そのころには、富士山はすっかり雲に隠れていた。上の写真の雲がじわじわと伸びてきて、あっという間に。
北側はまだ葉の落ちていない木々で隠れてしまい、眺望はない。
「こんな下りがずっと続くといいけどね」などと戯言を言いながら10分ほどで、猿橋駅への西コースの分岐。
大同山は小さな標識があるだけの何もないピーク。
順調に下っていく。大きな落葉樹の葉がルート上にたくさんあって、遠くから見るとまるで石がゴロゴロしているように見える。
30分ほどで、葛野(福泉寺前バス停)方面へ左に90度折れる。ここにもしっかり道標あり。
しばらく歩きやすい下りが続くが、途中からかなりの下り。ええっ、やっぱり・・・。
石あり、根っこあり、枝あり、倒木あり。ずるずると足をとられる。こういう下り、苦手。
「足もと、注意っ!」と言い聞かせつつ、ときどき苦笑いしつつ。
木々の合間から、大月の市街地がときどきチラッと見える。
こんな下りを20分ほどで、赤い小さな祠が見えてくる。少し下には金比羅宮。
簡素なお堂で、しばし休憩。
ここからは勾配は緩くなるが、倒木の多い整備されていない道が続く。
このコースを利用する人も少なくなり、もっと荒れてしまうのかな。ただし、現状では道に迷うほどのことはない。
しだいに樹林帯を抜け、途中には杉の木のパワースポットみたいな場所を通過。
わかりにくいけれど、右がその杉林。
百蔵山ピークから2時間弱で、簡易舗装林道に出る。
「百蔵山登山口」の標識があるが、ここから登る人は少ないんだろうな。
登山道が始まるところ。実は、画面からは切れてしまったが、画像の右に道標あり。
あまり使われていないであろう林道を下る。こういう道も足にくる。
住宅が現れ、福泉寺を過ぎて、県道505に出る。
(福泉寺に寄る予定だったけれど、忘れて通り過ぎてしまった。失敗)
猿橋駅に出るバスは、福泉寺前バス停で1時間以上待たなければならない(時刻表はコチラ)ので、歩くことにする。
いい加減飽きたところで、朝、バスから見た中央高速の架橋に出る。
駅への道を過ぎて、せっかくだから、と猿橋に足を伸ばす。
県道を50分で、猿橋(コチラ)に着く。
観光客でにぎわい、地元の中学生が大勢ボランティアで落ち葉の清掃。元気よく挨拶してくれる。
猿橋からはバスで猿橋駅へ。
10分ほど待って、中央線普通高尾行に乗車。
11月の山歩きは、思いがけず暖かい陽射しの中、それなりに歩きがいのあるルートだった。
高い気温のせいか、紅葉も落葉もすべて例年よりゆっくりなのか? まだ青々とした葉をつけた木々が目につく登山道だった。