隠れ家-かけらの世界-

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「ロク漫的サビが凄い洋楽ナンバー」で漫遊記

2024年11月18日 19時16分33秒 | スピッツ

2024.11.17
ロック大陸漫遊記
TOKYO FM



 「11月も3週目。秋も後半にはいってまいりました。この時期、心に余裕がある方も、意外とギリギリという方も、ちょっとした息抜きにしていただけたら幸いです」

 そして今日は、【サビが凄いナンバーで漫遊記】
 先日、『EIGHT-JAM』でサビの名曲ランキングをやっていたそうで、「スピッツの曲も何曲か選んでいただいて、すごく光栄というかうれしかった」と。
 それに影響された草野くんが「独断で選ぶロク漫的サビが凄い洋楽ナンバー」で漫遊だそうです。「洋楽って実は、さっぱりしたサビの曲が多いのですが、その中でもサビが凄い曲、あります!」
 「あくまで、ワタクシ草野の独断で、このサビ、スゲ~な、という曲をセレクトしておおくりします」と。


 オンエア
 01 ロビンソン(スピッツ)
 02 We Are the Champions(Queen)
 03 Quicksand(David Bowie)
 04 Why Bother?(Weezer)
 05 Happy Unhappy(The Beths)
 06 Take On Me(a-ha)
 07 Se telefonando(Mina)
 08 Without You(Harry Nilsson)
 09 残り火(五輪真弓)


 漫遊前の1曲は、スピッツで「ロビンソン」(1995年、6thアルバム『ハチミツ』/1995年、11thシングル)。
 その『EIGHT-JAM』で取り上げられた曲だそうです。
 (なるほど。コード進行はよくわからないけれど、上がっていく感じ、気持ちいい)

 最初の曲は、「サビすごロックナンバー、と言えばこの曲かな」、Queenの「We Are the Champions 伝説のチャンピオン」(1977年、6thアルバム『News of the World 世界に捧ぐ』/9thシングル)。
 (聴くたびに、なぜか心で泣ける)
 「サビ凄いロックナンバー」で、草野くんがまっさきに浮かべたのがこの曲。
 ZO-3で聴かせてくれつつ、「基本、ロックのナンバーって、シンプルなサビが多い」と言う。
 例えば・・・と言いつつ、レッド・ツェッペリンの「胸いっぱいの愛を」だと「1小節くらいのサビ」、ディープ・パープルの「Smoke on the Water」だと「こんだけ、2小節くらいですね」と軽く聴かせてくれる。
 「ブラック・サバスの『Paranoid』にいたっては、サビがない?」
 そんななかで、「Queenはわりとどの曲もしっかり印象的なサビがあって、そこも広く長く支持された要因かな」。
 最近草野くんが見た動画で、「細川たかしさんの『心残り』が元ネタで、この曲が生まれたのでは?という仮説が出ていて」、ちょっと話題になったそうです。
 「心残り」のイントロのサックスのフレーズをZO-3で弾いて歌って・・・、たしかにサビのフレーズに似ている。で、Queenの初来日時にこの曲が大ヒットしていて、しかも「We Are the Champions」は、フレディ・マーキュリーが日本からイギリスの帰る飛行機の中で作った、という話があり、「まさか、とは思うけれど、フレディさんの中に強く印象に残っていたのでは?という都市伝説」だそうです。
 収録当時は草野くんの中でまだ盛り上がっていたらしいけど、現在はちょっとダウンしてるのかな(笑)

 次の曲は、David Bowieの「Quicksand」(1971年、4thアルバム『Hunky Dory』)。
 この曲は「2分21秒あたりから始まる長めのサビ」があり、「ステキなメロディーがの印象的な名曲」。
 (しみいる声・・・)

 次の曲は、Weezerの「Why Bother?」(1996年、2ndアルバム『Pinkerton』)。
 サビは、J-POPや歌謡曲でもそうだが、「2小節、4小節で1パターンが多い」が、この曲は「8小節で1パターン」。
 「スピッツでも、8小節で1パターン、よくあるかな」と言いつつ、ZO-3で「正夢」。でも「洋楽ロックではあまりない印象」。
 Weezerは、「サビがしっかりしている、というか、わりと起伏のあるメロディーで1パターンになっている曲が多く、そういう点では、歌謡曲やJ-POPに近いかな」。
 「本当は『Buddy Holly』がサンプルとしてはいちばん適している」が、ここではよくかけているので、今日は「Why Bother?」で。
 こちらは、その「Buddy Holly」です。

Weezer - Buddy Holly (Official Music Video)

 次は、The Bethsの「Happy Unhappy」(2018年、デビューアルバム『Future Me Hates Me』)。
 The Bethsはニュージーランドのバンドで、ロク漫ではコココチラでかけたことがある。
 「どの曲もキャッチーでメロディーがとてもいい」が、この曲は「最近のロックナンバーで最も心を動かされたサビメロです」。
 バックのコーラスのメロディーも「それだけでサビメロになりそうなきれいなメロディーラインなので、2つのサビメロを楽しんでください」。
 (いつ聴いても身体が軽くなるような声とメロディー。このアルバムのジャケットがかわいい)


 メッセージコーナー。
 「草野さんは、泣きたくないのに泣いてしまうこと、ありますか?」
 草野くんは、「そこ泣くとこじゃねーだろ、というところで泣くことがありますね。なんてことはない登場人物の言葉のやりとりで的外れな想像してウルウルしちゃったりとかね」。
 「泣くのはストレス発散にもなるので、あまり我慢しないほうがいいのかな?」
 でも、すぐ泣くやつとか思われたくないのであれば、「ひとまず遠くを見て深呼吸すると、(涙が)ひっこむこともあります」、「全然関係ない足の小指とかに全神経を集中すると、あれ、オレ、今何考えったっけ?みたいな感じになって、泣いてた原因をふっと忘れることもある」そうですよ。
 (私は、もうダメです。思い出して誰かに話すときに嗚咽しそうになるときほど恥ずかしいことはなく、思いっきり自分を責めたくなる)


 そして次は、a-haの「Take On Me」(1985年、デビューアルバム『Hunting High and Low』)。
 「盛り上がるサビの定番パターン。どんどん高い音に上がっていくサビメロの名曲」
 (わかるわかる。ZO-3で歌ってくれるご本人が楽しそう)
 スピッツの曲では、『ひみつスタジオ』の「讃歌」もそのパターン。(感情が揺さぶられる)
 「Take On Me」は、「カラオケでキー設定を間違えると痛い目にあう代表曲」みたいだそうです。
a-ha - Take On Me (Official Video) [Remastered in 4K]

 次の曲は、「イタリアのレジェンドシンガー」、Minaの「Se telefonando」(1966年、9thアルバム『Studio Uno 66』)。
 Minaさんの代表曲、「たぶんイタリアの方はみなさんご存じ、知らない人はいないっていうくらいの、いわゆる神曲」。
 多くのシンガーがカバーしていて、「フランソワーズ・アルディさんのフランス語バージョンもすてき」。
 草野くんの独断だけれど、先ほどの「Take On Me」をはじめ、「どんどん高くなっていくパターンのサビのお手本になった曲」なのでは?
 「何度聴いても気持ちが高まってしまうので、夜寝る前には聴けないです。眠れなくなるから」
 (「砂に消えた涙」は、彼女の曲なのですね)

 漫遊最後は、「Minaさんの曲で高まった心を静める曲で、ということで」、Harry Nilssonの「Without You」(1971年、9thアルバム『Nilsson Schmilsson』)。
 この曲は、イギリスのロックバンドBadfingerの代表曲(ココで紹介)。
 オリジナルは、「サビに入ったらいきなり高いキーで歌い上げる」が、このNilssonさんのバージョンは「1サビに入るところでいったんオクターブ下で厳かに歌う感じ。繰り返しからハイトーンでエモーションに歌い上げる構成。これが大ヒットにつながったのでは?」
 草野くんは個人的には「Badfingerのほうが、あか抜けない感じで好きだが、このNilssonさんも聴きごたえがある」。
 (マライア・キャリーのカバーがとにかく有名だけど。私もBadfingerの素朴な「Without You」が好きだなあ)


 特集の終わりに。
 今日の選曲は、「あくまで草野が好きな、草野が思うところの『サビが凄いナンバー』でした」。
 「実際にサビがなかったり、どこがサビかわからないものにも名曲はたくさんあるよ、ということは申し上げておきたいです」
 (サビ特集、2回、3回とやってほしいなあ)



 今日の「ちょっぴりタイムマシン」は、五輪真弓さんの「残り火」(1978年、14thシングル/1978年、7thアルバム『残り火』/作詞作曲:五輪真弓、編曲:船山基紀)。
 (イントロは、「悪役」だ!)
 五輪真弓と言えば、「『恋人よ』が超有名で、そのイメージが強い方も多いとは思いますが、個人的には『恋人よ』より前の五輪さんがすごい好き」
 (真似するわけではありませんが、私も同じく・・・)
 草野くんは特に、「さよならだけは言わないで」とこの「残り火」が「すごい好きな2曲」だそうです。
 そして、「残り火」のサビは、「日本の70年代ポップスのbest of bestなのではないかと個人的には思っています」。
 「何回リピートしたかわかんないし、歌声もメチャメチャいいし、微妙なビブラートのかけ具合もたまんない)
 (ホント、たまらない歌声!!)


 そして来週は、「『ミュージック・ライフ』1972年10月号で漫遊記」。
 「音楽専門誌を地図代わりに漫遊する回」です。
 1972年と言えば、あさま山荘事件があったり、『瀬戸の花嫁』(ちょこっと歌唱)が流行ったりした年」で、実はグラムロック全盛期だった。(草野くんは幼稚園児)


 「草野さん、銀杏の食べすぎには注意です」



 昨日の異様な暖かさから、今日は少し落ち着いたけれど、それでも11月とは思えない。
 
 既成のメディアの情報もSNSの情報も、個々人でチェックして冷静に判断しチョイスする能力と時間的余裕が求められる時代・・・、すでにきていたんだな。
 選挙結果にビックリした。


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