■欧米の製薬大手、コロナワクチンや飲み薬で巨利
朝日新聞 2022年2月10日 真海喬生=ニューヨーク、渡辺淳基
https://www.asahi.com/articles/ASQ2976NPQ29ULFA019.html
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コロナ禍を受けて欧米の製薬大手の利益がふくらんでいる。
ワクチンが売れた米ファイザーは2021年の利益が約2・5兆円となった。
日本勢はワクチンや治療薬の開発に出遅れており、差が広がっている。
米ファイザーと独ビオンテックは、m(メッセンジャー)RNAを使った新型コロナワクチンを開発した。
米モデルナのワクチンも同じタイプだ。
mRNAは細胞が必要とするたんぱく質の設計図のようなもので、ワクチンの効果は高いとされる。
欧米の製薬会社がいち早く実用化し、各国政府は競って契約した。
ファイザーやモデルナのワクチンの売上高は伸び、業績も絶好調だ。
コロナ向けの飲み薬も、ファイザーや米製薬大手メルクが先行した。
一部の企業に世界中からお金が集まっている。
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欧米の製薬大手、コロナワクチンや飲み薬で巨利
朝日新聞 2022年2月10日 真海喬生=ニューヨーク、渡辺淳基
https://www.asahi.com/articles/ASQ2976NPQ29ULFA019.html
■ファイザーのワクチン、21年売り上げ4.2兆円 各国の財政負担増
朝日新聞 2022年2月9日
https://www.asahi.com/articles/ASQ293FWXQ29ULFA003.html
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米製薬大手ファイザーの新型コロナワクチンが、2021年に世界で最も売れた薬となった。
売上高は368億ドル(約4.2兆円)で、9年連続でトップだった関節リウマチなどの薬「ヒュミラ」を抜いた。
会社全体の21年の売上高は前年より95%増の812億ドルで、ワクチンが大きく寄与した。
利益は2.4倍の219億ドルだった。
ファイザーが開発したコロナ向けの飲み薬「パクスロビド」は、22年に220億ドルの売り上げを見込む。
ファイザーのコロナ関連の医薬品の売上高は22年に540億ドル(約6.2兆円)、会社全体では1千億ドル(約11.5兆円)前後になるという。
コロナ禍が医薬品市場を大きく変え、開発に成功した一部の企業に巨額の利益をもたらしている。
各国は企業からまとめて購入し、無料でワクチンを接種し飲み薬を配布するところが多い。
日本を含め財政負担の増加につながっている。
ファイザーは8日、21年12月期決算を発表し、ワクチンの売り上げなどを明らかにした。
コロナワクチンは20年末に欧米で使用許可を受け、製造量は30億回分を超えた。
米国と欧州連合(EU)でのシェアは約70%という。
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ファイザーのワクチン、21年売り上げ4.2兆円 各国の財政負担増
朝日新聞 2022年2月9日
https://www.asahi.com/articles/ASQ293FWXQ29ULFA003.html
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