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胃潰瘍の原因

2013-03-01 11:59:00 | 日記
胃潰瘍がなぜ起こるかを理解するために、まずは消化における胃液と胃粘膜の働きをみてみましょう。口から胃に送りこまれた食物を消化するために、胃壁から胃液が分泌されます。胃液の主な成分は、強力な酸である胃酸と消化酵素のペプシノーゲンですが、この胃酸によって胃の中は酸性に保たれています。胃の中が強い酸性であるため、胃に送りこまれた食物は溶けて柔らかくなり、胃に進入した細菌は殺菌されています。胃酸は、食物を溶かすほどの強い酸ですが、通常、胃酸が自分の胃壁を傷つけることはありません。これは胃壁の表面にある胃粘膜が、粘液やアルカリ性の物質および粘膜細胞を保護する物質を出したり、また酸や老廃物を除去したりして、胃酸から胃を守っているためです。

胃潰瘍は、主として胃粘膜の防御機構が弱まることで起こります。ピロリ菌感染、非ステロイド性抗炎症薬やストレスにより防御機構が弱まって胃粘膜に傷ができ、それが潰瘍に進みます。 一方、十二指腸潰瘍は、胃酸の分泌が高くなり、それが胃酸の攻撃に対する抵抗力が弱い十二指腸の粘膜を傷つけて起こります。ピロリ菌感染も十二指腸の粘膜を弱めます。また、脂肪分の多い食事などが、胃酸の分泌を増やすことに繋がります。原因として最も多いのはピロリ菌感染で、次いで非ステロイド性抗炎症薬であり、ストレスは、それだけで胃潰瘍・十二指腸潰瘍を起こすことは少ないものの、ピロリ菌感染のある方はストレスがあると胃潰瘍・十二指腸潰瘍を起こしやすくなります。胃酸はどの原因が関係する場合でも、胃粘膜の傷の修復を妨げ、潰瘍を悪くします。

以前は、強い酸性の胃の中には、細菌は生息できないと考えられていました。しかし、ヘリコバクター・ピロリ菌という胃粘膜に生息する細菌が存在すること、さらに十二指腸潰瘍患者の90%以上、胃潰瘍患者の70~80%がこのピロリ菌に感染していることからピロリ菌が胃潰瘍・十二指腸潰瘍を起こしていることが分かり、現在ではピロリ菌に感染することが胃潰瘍・十二指腸潰瘍の最大の原因であると考えられています。ピロリ菌が胃潰瘍を起こす仕組みと、十二指腸潰瘍を起こす仕組みはそれぞれ異なると考えられています。胃潰瘍では、ピロリ菌は、胃の中の尿素からアンモニアを作り、胃酸を中和することによって、強い酸性の胃の中に住み着いていますが、このアンモニアは胃粘膜を傷つけます。また、ピロリ菌の感染によって胃粘膜に有害な活性酸素が多く作られるようになり、粘膜は傷つきやすくなります。さらにピロリ菌が出す毒素によっても、胃粘膜は傷つけられます。このようにピロリ菌によるさまざまな影響で、胃粘膜に傷ができ、その部位が胃酸の刺激を受け続けて、傷が深くなることによって、胃潰瘍が引き起こされます。

一方、十二指腸潰瘍は、胃酸の分泌が高い方に起こります。胃酸の分泌が高いと、十二指腸に胃の粘膜が出来てきます。ピロリ菌が十二指腸に流れ出ると、十二指腸に出来た胃の粘膜にくっつき、その粘膜を弱らせます。そして胃粘膜に比べて酸に対する抵抗力が弱い十二指腸に胃酸が流れ込むと、その攻撃で十二指腸潰瘍ができると考えられています。
ただし、ピロリ菌に感染している方が必ず胃潰瘍・十二指腸潰瘍になるわけではありません。実際に潰瘍ができるのは、ピロリ菌感染者の2~3%程度といわれています。
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高血圧の症状と検査

2013-03-01 11:38:03 | 日記
血圧を測ると2つの値が記録されます。高い方の血圧が「収縮期血圧」で、低い方の血圧が「拡張期血圧」です。心臓は、収縮と拡張を繰り返していますが、血液を全身に送り出すために心臓が収縮した時に、血圧はもっとも高くなります。この時の血圧が「収縮期血圧」です。収縮期血圧が高い場合には、大動脈などの太い血管が硬くなっていたり、心臓の収縮する力が強くなりすぎたりしている可能性が高いと考えられます。収縮したあとの心臓は、心臓の中に血液をためるために拡がり、血圧はもっとも低くなります。これが「拡張期血圧」です。

診察室血圧は、病院・診療所などで測った血圧のことです。家庭などのリラックスした状態で測った血圧よりもやや高めになることが多く、なかには白衣高血圧といって、診察室血圧が異常に高くなってしまう方もいます。家庭血圧は、朝は起床後1時間以内、排尿後、座位1~2分の安静後、降圧薬服用前、朝食前に、また晩は就寝前、座位1~2分の安静後に測った血圧のことです。診察室血圧よりも低い値を示すことが多いため、家庭血圧の高血圧基準は、収縮期血圧135mmHg以上/拡張期血圧85mmHg以上、正常血圧の基準は収縮期血圧125mmHg未満/拡張期血圧80mmHg未満と、診察室血圧よりも低く定められています。

家庭血圧をこまめに測定し、記録をつければ、血圧の日内変動を知ることができ、それによって、白衣高血圧、早朝高血圧の診断や、治療薬の効果の判定を行うことができます。そのため、高血圧を治療するときに、家庭血圧を把握することが勧められます。 24時間自由行動下血圧測定(ABPM)とは、自動血圧計を体につけ、15~30分ごとに血圧を測ったもので、この平均値が収縮期血圧130mmHg以上/拡張期血圧80mmHg以上の場合に高血圧として対処することになっています。24時間自由行動下血圧測定(ABPM)をみると、ふだんの生活における血圧の日内変動が分かり、診察室血圧や家庭血圧をみるだけでは分かりにくい高血圧(白衣高血圧、早朝高血圧、夜間高血圧など)を見つけやすくなります。

高血圧の状態が続いていても、あまり強い症状を感じることはありませんが、この状態を放置していると、やがて全身にさまざまな障害が起こってきます。最初に引き起こされる障害は動脈硬化です。高血圧によって動脈硬化が引き起こされると、血管の壁が厚くなり、血液の流れが悪くなってしまい、さらに高血圧がひどくなるという悪循環におちいってしまいます。しかし、動脈硬化や高血圧が進行しても、やはり症状を感じにくいため、さらに障害が進み、さまざまな合併症につながることがあります。高血圧によって引き起こされる合併症は、命にかかわる重大なものが多いため、高血圧は、「サイレント・キラー」とも呼ばれています。高血圧と診断された方や、血圧が高いため治療が必要と診断された方は、たとえ症状を感じなくても、動脈硬化やその他の合併症を予防するために、血圧を目標の範囲内に調節し続けることがとても大切です。
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