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インフルエンザの検査

2013-03-07 10:26:03 | 日記
インフルエンザにかかっているかどうかを知るためには、その症状の原因がインフルエンザウイルスであることを確かめなくてはなりません。インフルエンザウイルスに感染しているかどうかを調べるには、以下の2つの方法があります。
(1)インフルエンザウイルスがいるかどうかを調べる
(2)身体の中にインフルエンザウイルスに対する抗体が出来ているかどうかを調べる
近年、「迅速診断法」という方法が開発され、10~20分で結果を知ることができるようになりました。現在使われている代表的な診断法には、次のようなものがあります。2つ以上の検査を組み合わせて行うこともあります。

「迅速診断キット」と呼ばれる小さな検査器具を使い、鼻からの吸引液や洗浄液、拭い液(ぬぐいえき)、のどからの拭い液など(検体)を取って、インフルエンザウイルスがいるかどうかを調べます。たくさんの種類のキットがありますが、ほとんどA型とB型のどちらも検査することができ、15分以内で結果を得ることができます。診察の現場では広く使われています。ただし、発症直後に検査した場合などでは検体の中にあるインフルエンザウイルスの量が少ないために、感染していても陰性になる場合があります。また、流行状況や検査のやり方などの影響で検査陽性であっても実はインフルエンザではない場合もあります。最終的な診断は患者さんの症状等から総合的に判断します。

血清抗体検査
発病後7日以内と、回復した頃の2回、血液を採取し、ウイルスに対する抗体ができているかどうかを調べます。結果が出るまでに約2週間かかります。
ウイルス分離検査
発病後3日以内にのどの拭い液やうがい液、鼻からの吸引液や拭い液など(検体)を取り、その中からウイルスだけを取り出して、どんなウイルスなのかをしっかりと調べる検査です。結果が出るまでに5~10日ほどかかります。迅速診断法に比べて非常に感度の高い方法ですが、高度な技術が必要な検査なので、一般の診療所や病院では実施できません。
PCR検査
のどの拭い液や鼻からの吸引液などからインフルエンザウイルスの遺伝子を検出する検査です。インフルエンザA型、B型の区別だけではなく、A型についてはA/H3N2(A香港型)、A/H1N12009(2009年に流行した「新型インフルエンザ」)などの亜型も正確に診断できます。この検査も高度な技術が必要なので、主に公的機関などでのみ実施され、一般の医療機関では検査できません。
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パンデミックの歴史

2013-03-07 10:06:20 | 日記
歴史をさかのぼると、すでにギリシア・ローマ時代にインフルエンザらしき病気の記述があると言われています。その後もさまざまな時代で、インフルエンザの流行によるとみられる膨大な数の死者の記録が残っています。
20世紀に入ってからの世界的な大流行(パンデミック)は、以下のような流行であったと考えられています(データによって若干の違いがあります)。
1918~1919年(スペインインフルエンザ)(A/H1N1)
全世界で6億人がかかり、2300万人が死亡。日本では人口の半数(2380万人)がかかり、約39万人が死亡。
1957年(アジアインフルエンザ)(A/H2N2)
日本では約100万人がかかり、約7700人が死亡。夏の時期にも学級閉鎖が行われていました。
1968年(香港インフルエンザ)(A/H3N2)
日本では約14万人がかかり、約2000人が死亡(翌1969年第2波で約3700人が死亡)。
これらのインフルエンザウイルスは、その後も少しずつ変異をしながら、流行を繰り返しています。2008年までに毎年流行していたのは、Aソ連型(A/H1N1)とA香港型(A/H3N2)およびB型でした。

そして2009年に、新型インフルエンザ(A/H1N1)が世界で広まりました。
当初、ウイルスの遺伝子が豚インフルエンザ由来のため「豚インフルエンザ」と呼ばれましたが、鳥インフルエンザウイルス及び人インフルエンザウイルスの遺伝子も持つことが確認され、WHO(世界保健機構)より「パンデミック(H1N1)2009ウイルス」と命名されました。日本における推計患者数は2000万人と、この20年間のうち最大の流行規模となりました。高齢者を含む中高年層では、感染者は少なかったものの一度感染すると重症化する例が報告されました。

2010年8月、この新型インフルエンザの世界的な流行状況が「ポストパンデミック(パンデミック後期)」に移行したとWHOより宣言されました。これは「インフルエンザ(H1N12009)が世界的な大流行の時期を終えた」ということです。現在は通常のインフルエンザとして取り扱われ、2011年4月1日以後、その名称は「インフルエンザH1N1(エイチイチエヌイチ)2009(ニセンキュウ)」とされています。

大流行を引き起こしたタイプのインフルエンザは通常の季節性インフルエンザになった後も毎年大きな健康被害をもたらしますので、今後も警戒が必要です。なお、日本国内の2012~2013シーズンのインフルエンザワクチンは、インフルエンザA/H1N12009とA香港型、B型の3株が入ったワクチンですが、A香港型とB型は2011~2012シーズンのものから種類が変更されていますので、昨年インフルエンザワクチンを受けたことがある人も可能な限りワクチンを接種したほうがよいとされています。
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