前回の記事では、甘いものをやめる攻略法として、背骨の狂いのある人は矯正したほうが良いという事を書きました。
詳しい話は➡前回の記事
甲田医師は背骨の矯正法としては、柔らかいマットレスを廃し「硬床・硬枕」で寝る事をすすめました。
背骨の矯正法は、他にもう一つあって、それは金魚運動というものです。
b.背柱整正運動(金魚運動)
板の上に寝て、木枕を使用することが静力学的な脊柱整正法というならば、これは動的な脊柱整正法で、俗に金魚運動という(写真13)。
すなわち、仰臥して身体をなるべく一直線に伸ばし、足先を膝の方へ直角以上にそらし、両足裏が一平面上にあるようにし、両手を組んで頸椎四番・五番の辺にあて、両ひじをはって開き、金角ぐ真似を素早く行なうこと。これを朝夕一、二分間ずつ毎日実行する。
この運動を行なうことにより、脊柱の左右の副脱日が矯正され、脊髄神経の派出孔である椎間孔の歪みを整え、脊髄神経に対する圧迫や末梢神経のマヒを除き、全身の神経機能を整正すると共に、血液循環を順調にする。
そしてまた、自律神経をも整え、これが内分泌相互の調和を招来し、結局、円満な性格の形成に役立つのである。
したがって、甘いものを止めることの出来ぬ者は、自分の性格の矯正をも心がける必要上、かかる運動を忠実に実行しなければなるまい。そしてまた、この運動の実行によって得られるものは、全身の健康増進そのものであるから、実に多方面にわたる収穫がある。
例えば便秘症が治ったり、虫垂炎の予防や腸閉塞、腸捻転などの治療にも卓効を奏することを知っておくと便利である。
―白砂糖の害は恐ろしいー 著者:甲田光雄 より転載
この金魚運動の特筆なのは、全身の健康増進であり、更には便秘症に効いたり、虫垂炎の予防や、腸閉塞、腸捻転の治療にも有効だという事です。
時間も朝夕、1~2分で良いので、毎日の健康法として、取り入れてみるのも良いですね。
続きます。
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