つれづれなるかも

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上手な断り方

2004-10-15 06:47:11 | 野球
◎週刊スピリッツで連載中の「美味しんぼ」という漫画がありますよね。
主人公の山岡と栗田さんは作中で既に結婚しており双子のお子さんまでいるのですが、第43巻でプロポーズのシーンがあるんですよ。
山岡がプロポーズの返事を聞くと、栗田さんは「(先輩から)上手な断り方を教わったのよ」と言います。
山岡さんは断られたと早合点して落ち込みますが、一方で感心してしまいます。
「上手な断り方を教わったのよ、か・・・本当に上手な断り方だ・・・」と。
まあこのエピソードは山岡さんの勘違いで結局はプロポーズの答えはOKだったんですけどね。

なぜこんなことを書いたかというと、昨日のプロ野球新規参入公開ヒアリングのニュースを聞いて真っ先に上記のシーンを思い出したからです。
ああ、上手に断る理由が見つかったね、と。

楽天とライブドアの2企業が同じ仙台を本拠地に申請している限り、どちらかは確実に落選するわけです。
様々な状況から楽天がほぼ間違いないなく選ばれるであろうと思っています。
そこでどういう理由でライブドアを断るのか注目していたんですよ。
資本金の違いだけで判断してしまっては今後名乗りをあげる企業に良い影響を与えないのでは?と。
本気度と熱意というところではライブドアのほうが有利とすら考えられていましたからね。

そこで出て来た上手な断り方、ライブドアのサイトから青少年に悪影響を与えかねない「アダルトサイト」に繋がってしまうから、「公共財としてふさわしい企業、球団か」という審査項目に抵触するという理由です。
あちゃ~、これは痛いところを突かれましたね。
たしかにライブドアの運営するブログにはいわゆる「エログ」と呼ばれるアダルト系のブログが結構あるんですよ。
一方の楽天はアダルト系のストアは断られるらしいんですよね。
こりゃそういうものに詳しくない、特にPTAと呼ばれる方々にはどっちのほうが印象が良いか一目瞭然ですよね。
でもそこそこネットに詳しい人たちは騙されませんよ。
今でもエログは別サーバにして年齢認証や課金をしていこうという動きがありますし、その気になればちゃんと対策できるはずですから、これを理由に新規参入を断るのは無理があります。
そもそも読売新聞だって女の人の裸が載ってる週刊誌の広告が載ってますし、ダイエーや西友にだってそういう雑誌は売ってるでしょうに。

でもライブドアに対する世間の印象が悪くなったのは事実のように思います。
こんな上手な断り方を教えたのは誰なんでしょう?
もしかしてライバルのあの人だったりして・・・。