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神奈川絵美の「えみごのみ」

柚木沙弥郎展@立川へ

浦野理一さんの一そろい&椿の羽織で向かったのは

東京都立川市。

ここで着物&ブログ友KKさんと合流。


お約束(?)のツーショット。
KKさんはお身内から譲られた広幅一匹を

ご自身でアンサンブルに仕立てたのこと。
織地のくるみボタンのような帯留は、「柚木さんの雰囲気で」チョイス
帯飾りには「冬」の文字。

半衿も

シルバー系のトランプ柄がさりげなく主張。

センスの良さはコーデだけでなく

八掛にモダンシックなモノトーン柄。
袖からもちらりのぞいて、とっても目を惹くのです

さて、この日のお目当ては

御年99歳。芹澤けい介はじめ錚々たる工芸・染織作家さんとともに
民藝運動に携わり、今なお現役の柚木沙弥郎さんの作品展。

挿絵、ポスター、そして近年国展に出品を続けているタピストリー
昔のおもちゃなど、柚木さんが蒐集したコレクターズアイテム、スケッチ
バラエティに富んだラインナップでした。

こちらは

谷川俊太郎氏の詩の挿絵。

こちらは

ジャズピアニスト 山下洋輔氏が書いた詩の挿絵。

そして

宮沢賢治「雨ニモ負ケズ」の挿絵。
心象を投影したとのことで、私には、
子どもから大人まで幅広く、詩のメッセージが伝わる絵本に
なっているような気がしました。
柚木さんは、1969年に岩手の出版社「光原社」の依頼で
宮沢賢治の童話集の絵葉書を制作して以来、長いお付き合いが。

こちらは

型絵染のポスターとともに。


今、このようなポスターをつくったら…ぜいたく品ですよね。
でも、こちらの多くは1980年代後半で、
私にとってはそんなに“昔”の感覚ではありません。
それが、かえって寂しくて。


右下は収集品のおもちゃ類。
二階建てのロンドンバス、うちにもあったような…懐かしい…。
ほかは布の作品。
柚木さんは1960年代から海外旅行をしていたそうで、
何となく、北欧的だったり、アフリカンだったり、
デザインにしろ色彩にしろ、突き抜けたものを感じます。

スケッチブック…

こんな風に、さらさらっとデッサンできたら
どんなにか楽しいだろう、と見入ってしまいました。

さて、こちらの美術スペース「PLAY!」では


……?

別企画が同時開催されていて、ちょっと遊んでしまいました。

この続きは、次回アップしますね。

コメント一覧

kanagawa_emi
冬林檎さん、こんにちは!
柚木さんの作品が生活の中にあるなんて、素敵ですね。
仙台光原社のサイト見ました。とても風情あるたたずまい。銀座のこうげいを思い出しました。
冬林檎
えみさん、
ご友人の何と素敵なセンス!
和服全般に対するこだわりが
素敵!です。

そして柚木沙弥郎、大好きです。
我が家の和室に「注文の多い料理店」の
版画の扁額が、飾ってあります。

盛岡の光原社には恥ずかしながら
未だ行ったことがないんです。
仙台の光原社には
十代の頃より通いつめました。
いつか盛岡に行ってみます!
kanagawa_emi
香子さん、どういたしまして♪
私も数年振りで、あのようなおしゃれエリアは初めてでした。
今まで新宿方面ばかりでしたが、あちら方面のお出かけも楽しいですね。
香子
初めての立川、ご案内ありがとうございました (^-^)/
2エリアでそんなに大きなスペースじゃなかったけど
見応えありましたね〜☆
そしてファミリー層に向けた展示もあって(笑)
kanagawa_emi
まるたけさん、こんにちは!
可否館、そうなのですね!実際に行かれたなんて素敵💛
ポスターのアップ写真を追加で載せました。

足撮り(笑)は、私の場合はたまたま
足をぴっとのばして撮ったのでフィット感よく
写っているのかも。ふだんは足首とか、隙間が
空いてしまって^^;
まるたけ
待ってましたの絵美さんレポ♥
どの写真も興味あり過ぎて目が泳ぎます。ポスターで
「可否館」って盛岡の光原社の中にある喫茶店ですよね?
一度行ったことがあるのですが、とおおっても落ち着くのです。時間がとまったような喫茶店でした。
でも一番羨ましいのは腹撮り&足撮り(笑)足にぴったりと
吸い付くような足袋をはいてらっしゃるのね。私、ゆるゆるかも。
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