実はひそかに、この着物に合う帯のお誂えも進んでいる。
(ヒミツにしていた訳ではないけれど)
3月に、仁平幸春さん宅で初めて、この着物と対面したときすでに
帯の相談をしていた。
「こういう感じのが、合うのではないでしょうか」
仁平さんのイチオシは、着物を邪魔しないシンプルかつ透明感のある、
白を基調にしたこの一本。
(以下すべて、仁平さんの了解を得て掲載しています。)
蝶々が花にとまってキスしているかのような、
スウィートな柄だ。
とても気に入り、同じものでとお願いしていた。
「ただ…」
一つリクエストしたのが
「どこかに音楽の要素を入れていただけませんか?」
例えば、ハープとか、竪琴とか…。
つい先日、仁平さんから「図案ができました」とメールが。
何と、既存のアレンジではなく、まったく新しい図案を起こしてくださった。
蝶々が、花のステージでハープを奏でている。
前はこんな感じ。
お太鼓と同じくハープを奏でている面と、
蝶々と花が語らっている面と。
「前柄は、あえて音楽ではない方が上に出るように」とお願いした。
どちらもステキだけれど、後者の方が微笑ましく思ったのだ。
夜に舞う蝶々はきっと、妖精の仮の姿。
少し早目の七夕に、着物と帯の蜜月を、願ってみようか。
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