九段坂上にある「暮らしのうつわ 花田」さん。
この日は中尾万作さんの展示が。
ご本人は在廊しておらず、寂しいような、ほっとしたような
(いらっしゃると、つい買ってしまうので)。
その、万作さんの両口鉢の金接ぎを
昨秋、こちらにお願いしていました。
もう一つ、昔、六本木のサヴォアヴィーヴルでいただいた小鉢も。
万作さんの方は……
こちらです。
桜の枝に、なじんでいます。
サヴォアの方は……
端の方をほんの少しだけ。
どちらも、
京都の職人さんが、
こんな風に工程を記してくださいました。
お気に入りの器が戻ってきて、
秋の食卓がまた一段と、楽しみになります
楽しみといえば……
今回、こんな箸置きもいただいてきました。
古賀雄二郎さんのお品です。
色を選べなくて、全色1個ずつ。
とはいえ、同じ色の中から選ぶのにも、一苦労。
1個1個、表情が違うので……。
古賀さんの器は、ふだん使いにとーっても重宝。
大きさも、形も、色も飽きないし
いろいろなお料理がすんなり、なじむのです。
特に、左の六寸皿はもう手放せません。
無い生活が、考えられないほど。
縁の立ち上がりが絶妙で、
切り身の焼き魚も、茄子の煮びたしも、
ラタトゥイユも、朝食用のベーコンエッグも
なーんでも載ります。
箸置きも、あまりキレイな、整い過ぎたものは
(持ってはいるのですが)今一つ愛着がわかなくて、
こういう、素朴なものの方がリラックスできるような気がして。
秋の“ふだん”を彩るうつわたち。
食欲の秋はもう、すぐそこです。
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