コロナの影響で美術展は
日時事前予約制になっているところが多く
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/62/11/8a33e81f14c3216b604524fc7d64348d.jpg)
こちらも実は、もっと時間に余裕のある日に行きたかったのですが
その枠が満席だったので
1時間程度しか時間がとれない日に予約。
でも、指定時刻より少し前に着いたら
受付で名前だけ確認して、「入っていいですよ」と……
キャンセルがあったのかも知れません。
何にしろ、少し鑑賞時間に余裕ができて助かりました。
先に観に行っていたブログ友が
![](https://blogimg.goo.ne.jp/img_emoji/face_en.gif)
どれかなーと楽しみにしていたら、
入口入ってすぐ、ありました。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/6c/be/a2830d24e2fca10a990a703192df38b3.jpg)
嬉しくて、同柄の便箋を買ってしまいました。
故 木村孝先生に見立てていただいた、「きもの英」の小紋です。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/44/c3/35200720a4fb5422a6e3312eec52f63f.png)
色も、芽柳の雰囲気も似ている!
…というか、この絵が元になっているのでしょうか⁉
小村雪岱は昭和の春信とも称され
しなやかな女性像ともの憂げな表情に特徴があるのですが
江戸時代よりも洗練された印象を受けました。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/2b/9e/1a0091ae59d837212b208d7947d66b09.jpg)
こんな風に、画面(場面?)を切り取るセンスが抜群で
人物などほんのちょっとしか描かれていないのに
そして女性の表情はどの絵も淡々としているのに
感情や、物語や、世界観が一瞬で目の前に拓けるよう。
だからこそ、「意匠の天才」と呼ばれているのかも知れませんが…。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/2f/d6/2d03022a6b276b9f44f3b6705fc92283.jpg)
モチーフの配置や構図も、私に解説はできませんが
なんとも心地よいし、奥行きも感じられるし
「オシャレ」なんですよね。
一番気に入った作品は、残念ながら絵葉書になっておらず
ネット検索でも出てこなかったのですが
「涼味」という夏の作品。
上の絵でいえば団扇のような丸い枠の外が薄水色一色で塗られ
その中に、小雨が上から見下ろす構図で描かれ
上の絵のような女性と、金魚もいたかな。
これもひとめで、「涼」が伝わる、夏の間ずっと飾っておきたいと
思わせる一枚でした。
会期は18日までですので、行かれた方は私の芽柳と(笑)
涼味、その他多くの名作を楽しんでくださいね。