神奈川絵美の「えみごのみ」

マリンバ回想録

もう3週間も前のことになってしまいましたが

夏の終わり、このようなコーデで
マリンバ奏者 奥平哲也さんのコンサートへ
行ったときのことを……。

場所は
ミューザ川崎。
風が強いのと、(暑くて)補整を入れていないこともあり
着物らしく見えない

当日、奥平さんとツーショットを撮っていただきました。

人が多くて、ピントが合いにくかったようです。

奥平さん、今年還暦を迎えられたとのことで

休憩時間に、川崎の老舗和菓子店の「赤飯饅頭」が
ふるまわれました。
私は初めて。

中に、甘いお赤飯が入っています。

さて、マリンバとは……

木琴の仲間。
私、この楽器のことはほとんど何も知らず、
ジャズの動画でよく見るビブラフォンと混同して
しまうのですが、
マリンバは木琴、ビブラフォンは鉄琴。


……だそうです。

ちなみに、上のマリンバの写真、
パイプがアーチ状になっていますが
(両端が長く、真ん中が短い)
向かって左の高音部は、「つけたし」なんだそうです。
つまり本来はもっと短いところ、
デザイン上、アーチの方がきれいとのことで、
長く見せているそう。

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プログラムは、みなにとても馴染みのある曲ぞろい。
 ウィリアム・テル序曲
 愛の挨拶
 アヴェ・マリア
 美しき天然

……美しき天然?

これは、一定の年代以上にはすぐわかる
「サーカス小屋でかかる曲」。
昔は、自然という言葉がなかったか、一般的ではなく、
天然という言葉が使われていたそう。

私などは、エルガーの「愛の挨拶」がとても好きなので
マリンバのコロコロと空間を自在に転がるような音で
聴くことができ、嬉しかったです。

ただ、これらはいずれも、マリンバのための曲ではありません。

世界でも数は少ない方ですが、日本ではマリンバのメジャーな曲は
ほとんどないといっていい状況で、

もっとも有名なのが
NHK「きょうの料理」のテーマ だそう。

(まあ、「きょうの料理」は、この曲でないと番組が
始まらないと思われるくらい、有名ですが…)

ちなみに、ハチャトゥリアン「剣の舞」も
とても有名ですが、
こちらはマリンバではなく、シロフォン。

マリンバは低音が豊かに響き、ほがらかかつ
落ち着きや安心感を与えてくれるような気がします。

奥平さんは1988年より、おもに重要文化財などの
歴史的建造物で演奏活動をしており、
日本にマリンバの代表曲を残したい、と
作曲にも力を入れていらっしゃいます。
明治の、早世した画家 菱田春草の作品を愛し、
そこから着想を得たという自作の組曲も披露。
音楽と美術は近いところにあるのだなあと、
改めて認識させられました。

コメント一覧

神奈川絵美
K@ブラックジャックさんへ
こんにちは
ね、マリンバの音ってラブリーで
癒しにもなりますよね。
リンク先観ましたが、他の人が黙々とセッティング
している横でこの超絶技巧…シュールですねえ!

この日のコンサートでは
チャルダッシュも披露されて
やっぱり速いテンポの曲がマリンバの真骨頂
なのかな、と思いました
神奈川絵美
香子さんへ
こんにちは
お着物好きな奏者がいらっしゃるのですね、
知りませんでした
マレット、硬さや大きさによって音色が
とても変わるそうですね。
鍵盤にもコインを置くなどで響きが変わるとか…
工夫しがいがある楽器なのですね。
K@ブラックジャック
わー
マリンバの音大好きです♪
音の響き方が暖かくて好きなんです。
セットリストもいいですね~。

私小学校6年生の時学校でオーケストラ教室がありまして
区民ホールに行ったわけですが
結構周りが寝てる中わくわくで楽しくガン見してたのですが、
マリンバで「熊蜂の飛行」聞いたんですよ。
これが本当すごくて。こんな感じの。
https://www.youtube.com/watch?v=LiJtoAjIPSs
今まで小学校で只の木琴だったのが
プロはこんな演奏できるのか―って
衝撃を受けた思い出の楽器です(笑)
香子
マリンバといえばアンティーク着物が好きな通崎さんを思い浮かべます。
彼女の演奏は聴いたことあります♪
何種類もあるバチというかマレットと言うんですか
それぞれご自分の手作りなんですってね。
ゴムとか毛糸とかいろんなものを巻いて作ってるのにビックリでした。
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