夏の終わり、このようなコーデで
マリンバ奏者 奥平哲也さんのコンサートへ
行ったときのことを……。
場所は
ミューザ川崎。
風が強いのと、(暑くて)補整を入れていないこともあり
着物らしく見えない
当日、奥平さんとツーショットを撮っていただきました。
人が多くて、ピントが合いにくかったようです。
奥平さん、今年還暦を迎えられたとのことで
休憩時間に、川崎の老舗和菓子店の「赤飯饅頭」が
ふるまわれました。
私は初めて。
中に、甘いお赤飯が入っています。
さて、マリンバとは……
木琴の仲間。
私、この楽器のことはほとんど何も知らず、
ジャズの動画でよく見るビブラフォンと混同して
しまうのですが、
マリンバは木琴、ビブラフォンは鉄琴。
……だそうです。
ちなみに、上のマリンバの写真、
パイプがアーチ状になっていますが
(両端が長く、真ん中が短い)
向かって左の高音部は、「つけたし」なんだそうです。
つまり本来はもっと短いところ、
デザイン上、アーチの方がきれいとのことで、
長く見せているそう。
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プログラムは、みなにとても馴染みのある曲ぞろい。
ウィリアム・テル序曲
愛の挨拶
アヴェ・マリア
美しき天然
……美しき天然?
これは、一定の年代以上にはすぐわかる
「サーカス小屋でかかる曲」。
昔は、自然という言葉がなかったか、一般的ではなく、
天然という言葉が使われていたそう。
私などは、エルガーの「愛の挨拶」がとても好きなので
マリンバのコロコロと空間を自在に転がるような音で
聴くことができ、嬉しかったです。
ただ、これらはいずれも、マリンバのための曲ではありません。
世界でも数は少ない方ですが、日本ではマリンバのメジャーな曲は
ほとんどないといっていい状況で、
もっとも有名なのが
NHK「きょうの料理」のテーマ だそう。
(まあ、「きょうの料理」は、この曲でないと番組が
始まらないと思われるくらい、有名ですが…)
ちなみに、ハチャトゥリアン「剣の舞」も
とても有名ですが、
こちらはマリンバではなく、シロフォン。
マリンバは低音が豊かに響き、ほがらかかつ
落ち着きや安心感を与えてくれるような気がします。
奥平さんは1988年より、おもに重要文化財などの
歴史的建造物で演奏活動をしており、
日本にマリンバの代表曲を残したい、と
作曲にも力を入れていらっしゃいます。
明治の、早世した画家 菱田春草の作品を愛し、
そこから着想を得たという自作の組曲も披露。
音楽と美術は近いところにあるのだなあと、
改めて認識させられました。
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