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ようやく涼しくなってきたので、
この日の取材は久々に、きものを。
まだ少し夏の名残のある、単衣の秦荘紬に
帯は夏ものの、紗の博多。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/78/b9/0bfc9559a566dbd2165e8d5b2e2f47f6.jpg)
上半身はこんな感じ。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/7f/7d/eea48e3c1bb15e1ed8aff3dbbe977006.jpg)
後ろは、きものが大きくてもたついていますが
こんな感じ。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/img_emoji/dog_happy.gif)
きものに興味を持っている様子の、お若い編集者に
カルタ結びをお見せしたら、
![](https://blogimg.goo.ne.jp/img_emoji/face_en.gif)
のぞきこんでいました。
この日は、今春からぽつぽつ話題に出している
「ニコニコ談話室」メンバーの会議。
40代の男性外科医、20代の女性編集者、そして私。
一言でいえば、三人とも柔和。
ぺらぺらしゃべったり、語調が強い人はおらず、
ニコニコ、ニコニコしながらも
「白質病変が…」とか「髄鞘が…」などの
専門用語が飛び交うシュールなひととき。
ひと段落したところで
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私がバッグから取り出したのは
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/39/6d/08263c1068a7b66961bd53366b73da80.jpg)
過去の文楽公演のプログラム。
前回の打合せ時に、何となく趣味の話になり、
文楽愛を語ったところ、興味を持っていただけたので、
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私は忘れていませんでした。
お二人「わっ、ありがとうございます!」
何しろ
上記の通り、文楽のおもなターゲット層からは大きく外れているであろう方々。
なので、できるだけ親しみを持って読んでいただけたらと、
男性医師向けには仮名手本忠臣蔵を、
女性編集者向けには曾根崎心中を(表紙がお初)。
そして、12月の文楽教室の案内フライヤーもぬかりなく。
(でも先生、「俊寛」を知らなかった
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私は小or中学生のとき、国語の教科書に出ていたんだけどな…)
珍しそうに、付録の「床本」をめくり
![](https://blogimg.goo.ne.jp/img_emoji/face_en.gif)
訊かれたので
![](https://blogimg.goo.ne.jp/img_emoji/dog_happy.gif)
人形遣いは、一人前になるまで30年かかると話してびっくりされたり。
文楽をまーったく知らない人に、どんな風に話をしていけば
興味を深めてもらえるか、考えるのが楽しかったです。
世間には、伝芸が好きでも文楽は知らないとか、
生涯、文楽に袖もかすらない人もいる中、
こうしてプログラムを見ていただけるのは、とても嬉しいこと。
二人とも激務なので、実際にお教室に行くのは難しいでしょうけれど
いつか、劇場に足を運んでいただけたらいいなあ。