さて、取材後に立ち寄ったのは…
埼玉県蕨市にある、河鍋暁斎記念美術館。
住宅街の一角に、あまりそうとわからないたたずまい
…なのももっともで、
こちらは暁斎のひ孫さんのお宅を開放してつくられた美術館だそう。
こちらは中庭。
館内は、母屋と離れから成り立っていて
母屋もリビングと納戸のような部屋の二部屋あって
間取りが普通の住宅なので、アットホームな雰囲気がありました。
館内は写真撮影禁止なので、画像はないのですが
3000点もの、下絵を含む貴重な直筆画や、版画が所蔵されており
今回は子どもや母子、家族をテーマにした企画展が開かれていました。
暁斎といえば、妖怪系の怖い絵や、動物を擬人化したような
洒脱な作品が多いイメージでしたが
子どもや親子の絵は、そんな毒気はほとんどなく
だからといって美化もされておらず、活き活きとした表情が
好印象でした。
夕方、帰りたがらない子を家へとひっぱっていく母親とか
父親の背中にのって遊ぶ子とか、、、微笑ましいなあ、と。
こちらには、暁斎の娘、暁翠の作品も展示されているのが特徴。
暁翠も絵師として活動していたのですが
家族を持ってからは表舞台には出ず、良家の子女などに絵を教えて
いたそう。
そんな、暁翠の成育歴や暁斎との関係が描写されている
こちらの書籍の表紙も、暁翠の作品。
普段は500円、企画展がある期間も600円と
お手頃で、
暁斎ゆかりの家だけあり、河鍋家に代々伝わるお皿とか
作品以外にも一見の価値あるものもあり
行ってみて良かったです。
公式サイトはコチラ。
なかなか、お出かけのついでに、というロケーションでは
ないように思いますが、お近くの方は良かったら、行ってみてくださいね。
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