東野圭吾著 兄弟3人が流星を見に家を抜け出した夜に何者かによって両親が殺害された。その犯人を探す物語。兄弟の一人が見た現場から逃げる人物を探し出すが実は犯人ではなく最後のどんでん返しに現場に駆け付けたいた刑事が犯人であったというもの。推理小説である本の半ばで怪しい人物が登場すると残りのページ数からどんでん返しの展開になることが予想されてしまう。で、殺害現場に駆け付けた刑事が犯人ですでは、少し結末がお粗末と感じてしまう。
東野圭吾著 兄弟3人が流星を見に家を抜け出した夜に何者かによって両親が殺害された。その犯人を探す物語。兄弟の一人が見た現場から逃げる人物を探し出すが実は犯人ではなく最後のどんでん返しに現場に駆け付けたいた刑事が犯人であったというもの。推理小説である本の半ばで怪しい人物が登場すると残りのページ数からどんでん返しの展開になることが予想されてしまう。で、殺害現場に駆け付けた刑事が犯人ですでは、少し結末がお粗末と感じてしまう。
山崎豊子著 最近テレビドラマ化された原作。辣腕新聞記者が沖縄返還に纏わる裏取引を暴くが、その元ネタの入手方法が女性関係がらみがあったため裁判で有罪になり新聞記者を辞め放浪の末、沖縄に辿り着いてそこで密約の全容がアメリカの公文書で明らかになる。
報道、国家権力、個人の権利を含め著者のこの手の読み物を描く力量に感心しました。ドラマでは詳細部分が原作と多少違うところがあったが主演の本木氏が小説の主人公のイメージに合っていました。まあ、阿部寛でもイメージが合うかも知れませんね。「沈まぬ太陽」も日航機事故を題材にしていますがこの小説も過去の事件を題材にしていますね。人間の生き方や人生の機微を感じる小説でした。
報道、国家権力、個人の権利を含め著者のこの手の読み物を描く力量に感心しました。ドラマでは詳細部分が原作と多少違うところがあったが主演の本木氏が小説の主人公のイメージに合っていました。まあ、阿部寛でもイメージが合うかも知れませんね。「沈まぬ太陽」も日航機事故を題材にしていますがこの小説も過去の事件を題材にしていますね。人間の生き方や人生の機微を感じる小説でした。
五木寛之著 浄土真宗宗祖親鸞生涯を描いている。今回は、激動編で新潟に流刑され関東に移り念仏を広めて行く。何か「青春の門」の筋立てです。幼少期、青年期、老年期の親鸞を小説仕立てで描こうとしているのでしょうね。でも、浄土真宗の教義を踏まえて書いてゆくことは、大変でしょうね。著書の博識と真宗に対する見識と小説家としての自負が描かしているのですかね。
百田尚樹著 終戦直前に特攻で亡くなった実の祖父に纏わるエピソードを当時の関係者に取材して見知らぬ祖父の姿や戦争の残酷さを証言から描いている。実は母親の育ての父が実の祖父ではなく沖縄に特攻に飛び立つとき特攻機を実祖父と交換し生き残ったことが話される。そのことによって祖母と終戦後、結ばれた事実を聞かされる。主人公やその姉の今後の生き方に正直に生きることを教示する。