田中慎弥著 芥川賞を受賞した小説。どうも「苦役列車」といい賞を取った最近の小説は、読書感が悪い。ドロドロとした読書感が残る作品でした。
百田尚樹著 多重人格を題材にした物語。「24人のビリー・ミリガン」の様な一人の人に色んな人格が現れる精神障害。多重人格を不思議な障害として読むには興味深いが筋書きは、ビリー・ミリガンを読んでいるせいか「ふーん」という感じ。
夏川草介著 神様のカルテの続編です。「坊ちゃん」風に色々な登場人物にあだ名を付けています。物語の運びは、重松清風です。ただ、著者が医師である事により病院現場の表現に臨場感があります。
夏川草介著 地方病院に勤務する医者が、医師不足で苦労するも患者との関わりや同僚たちに癒され患者本位の医療に取り組む物語。古い下宿に集う得体の知れない人の良い人々や奥さんに支えられ急患や当直をこなして行く。浅田次郎氏が書きそうな物語でした。
旭川で行われた大会です。久しぶりに出ました。5人のエントリーがあり年代別の試合が成立しました。雨が降る予想でしたが大した雨にならず土曜日は、勝利し日曜が決勝となりました。相手は、全日本のベテランの部でベスト10位以内の選手でした。動きと球の質と攻めの速さが違いました。完敗しました。何度対戦しても2セットで4ゲーム以上とれません。もう少し試合のテンポとリターン力を付けなければなりません。
百田尚樹著 子供の時から醜い子と蔑まされてきた主人公の女性が美容整形によっ誰もが羨む美女になって地元の帰りレアストランを開業する。目的は、子供の頃に守ってくれた少年に愛されるために。しかし、青年になったその人は、確かに愛してくれたけれど本当の姿の自分ではなく整形した別人に恋をしたと葛藤が生まれ外形ではなく心の内を理解して愛されたいと思うがそうはならなった。内面ではなく容姿で人を判断する現実に否定的に物語を構成するのではなく現実の実態と差別を描き理想と現実の心の葛藤や他人の評価の残酷さを描いている。