今、TVHで巨人の星の再放送をしているようです。再放送と言っても50年ぐらい前のマンガです。父、星一徹のスパルタ教育の元でプロ野球の投手を目指し色々な方法で鍛える。小学生の頃から野球漬けの毎日で鍛える方法がとてもユニークで当時のマンガでも画期的でした。大リーグボール養成ギブスなどは、すごい発想で上半身着けたバネで筋肉を鍛えて速い球を投げるとか、大リーグボールと名付けた球は、硬球が軟式のテニスボールのように潰れて構えたバットに当たるというものすごい発想です。その次が消えるボールで今の人工芝の球場では、有り得ないボールです。地面すれすれに投げたボールが砂煙を上げて打者に向かい投げる時上げた左足の砂をボールが纏いホームベースの近くでボールについて砂と巻き上げた砂が混ざりボールが見えなくなるというものです。消える魔球です。
最後の大リーグボールがバットに当たらない魔球でバットの風圧でボールの軌道が変化してバットを避けてしまうボールです。当時の子供たちがこの漫画に夢中になりました。30分番組ですが最後は星飛雄馬投手の間が目が炎を滾らせて続くというものでした。ストーリーの貧乏に育った少年がプロ野球の投手と夢を叶えライバルの大金持ちの息子が立ちはだかるりそれを打ち破るという内容の面白さ。このころのマンガは、スポ根といってスポーツに根性が必要でそれは叶えられ成功するという内容でした。今は、子供の時から英才教育でスポーツも芸術も早い時から習わないと一流のトップにはなれる可能性がないと考えられています。その為には親たちが時間も金もかけられる環境が子供の成功の機会を与えます。教育もしかりで資本投下で可能性が大きく開けます。金のない者は、ずば抜けた才能がない限り金持ちの子供と同じ才能であれば確実に教育やスポーツに対しても差が付きます。
この事を確実に既得権として守っている階級の人たちがいます。今、子供に金を掛けられる階級の親と一般の親では子供の将来の可能性が大きく異なります。
今言われていることは、金持ちは世代間を引き継ぎ貧乏人も世代間を受け継ぐと言うものです。
しかし、貧乏人は、次の世代を作れなくなるという現実がありその世代の貧乏人は途絶えますが新たに貧乏人が中間階級から下がってきます。
下々の人びとはより良い暮らしを目指し日々競争に明け暮れていますが根本的に金持ちの階層には入れません。金持持ちの既得権を守ろうという仕組みは、打ち破るには相当の社会変革が必要でしょうから。