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かなたの子

2017年01月18日 | Weblog

 角田光代著 昔の田舎の村で農家を営む家に嫁いで子供が出来たが流産し、その子を弔うと次の子が産めれないという言い伝えがあるが主人公の嫁は、信じていない。しかし、姑にきつく言われお参りをやめると妊娠したが行商人に流産した子に会える場所があることを聞くとそこに行きたくなる。

 ある日、日常の家事をそのままし思い立つままに行商人から聞いた「くけど」を目指して旅に出る。同じ思いで列車に乗り合わせた人々も「くけど」を目指し海を渡るがそこは、地蔵と石積が亡くした子供たちの代わりとなって供養を受ける場所であった。亡くなった子供を探し回る母親達が歩き回る場面で小説は終わる。

 著者としては、珍しい短編の小説集でした。その内容も幻想的な話が多かったです。


ローグ・ワン/スターウォーズストリー

2017年01月15日 | Weblog

スターウォーズシリーズの一部でしょうか。父が設計したデススターの設計図をその娘が奪う物語。戦闘シーンと設計図が格納されている高所での戦いのシーンで大半を占めています。CGで作成された場面に慣れてきた今の映画ででは、あまり驚かなくなってきています。作りのリアリティーが少し雑ですね。高所での戦いは、落下によるハラハラ感を演出したいようですが他の映画にも同じようなシーンがあり何故、宇宙での物語に必要な場面にしたのか。次回のシリーズに繋げる映画の内容でもないので安直なお金稼ぎですかね。


螺鈿迷宮

2017年01月15日 | Weblog

 海堂尊著 病院を舞台にした医療ミステリー小説です。留年を繰り返している医大生を不正の疑いのある病院にスパイとして送り込む医療ジャーナルリストの幼馴染。その病院、翡翠院で安楽死を行っていることが判明する。終末医療の問題点と安楽死という課題を題材にしながらその翡翠院の秘密を暴いて行く。その中で不自然死の解剖を一手に引き受けてる医者の翡翠院のオーナーの一族と大学病院の確執と厚生労働省の役人が絡み物語は、膨らみある小説になっています。著者が医師だから書けた物語ですかね。