我街、横浜市で、3月27日、市内のコンビニのマイナンバーカードを使った証明書交付サービスで別人の住民票が発行されるトラブルが発生した。
私も何回か、コンビニのマルチコピー機を使った証明書交付サービスを利用したことがあるが、区役所などに行かなくても、住民票などが簡単に手に入るのは便利である。
コンビニのマルチコピー機の例:
しかし、別人の住民表が発行されたのは、個人情報が漏洩する問題であり、重大事件と言えよう。
判明している誤交付は5件11人分。→こちらなどの報道
市は同日、コンビニの証明書交付を一時停止。サービスを提供する富士通Japan(東京)が原因を調べてシステムを修正し、市は29日朝にサービスを再開させた。→こちらの横浜市のお知らせサイト
このトラブルに関して、河野太郎デジタル相は、2023年3月31日の閣議後記者会見において、「個人情報漏洩にも当たる事案で大変重要な問題であり、遺憾に思っている」と述べ、「今後、広報をきちんと行っていくと同時に、システム開発についてもしっかりフォローしていかなければならない」とした。
また、「マイナンバーカードあるいはマイナンバーカードを使った情報連携の仕組みに問題があるのではないかと受け取る人が大勢いると思うが、この問題は横浜市の証明書発行サービス(Fujitsu MICJET コンビニ交付)のアプリケーションの問題であり、マイナンバーカードの信頼性に影響するものではない」と補足した。→こちらなどの報道
富士通Japanによる今回のトラブルの原因説明および対策→こちらのサイト:
高負荷により印刷処理の遅延が発生し、タイムアウト設定の上限を超えたことから強制的に印刷処理が解除され、次に印刷されるイメージファイルを取得したことから別人の証明書が発行されたと説明している。
今回の問題を受け、富士通Japanでは、3月27日14時より同様のプログラムが稼動する他自治体も含め、「Fujitsu MICJET コンビニ交付サービス」の提供を一時停止。交付申請が一時的に集中した場合に強制的な処理を行うプログラムについて修正した。
果たして、同様の問題は2度と起こらないだろうか?
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私もコンビニで住民票出すこと有るので参考になりました
コメントありがとうございます。
本件について、あってはならないことですね。
でも、漏洩トラブルの責任に関して、報道が見当たらないのですが、責任はどうなっているのでしょかね?
該当日ではないですが、3月に住民票を取ることがありました。
年金の件で区役所に用事があったので、ついでに区役所で住民票を取りました。
住民票だけだったらコンビニで取っています。
横浜市市民です。残念ながら2度と起こらないかというと.....不安はありますね。