中国・福建省福州市連江県に5年前まで住んでいた。明代(1368~1644年)に、福州に市舶司(貿易を所管する部署)が置かれ、中国国内において国際的な港として発展してきた福州の郊外の街です。日本とは、江戸時代の鎖国政策の背景で、長崎と福州とは強い関係があった。
戦後は、沖縄・長崎などと交流がある。
この街に、私が所属する親会社の技術で世界最大の化学工場を建設するというので、その指導で滞在していた。
夏は気候はこちらの気候サイトで分かるように、1 年の最も暑い月は 7月で、中国国内の4大かまど都市(→こちら)に入っている都市です。
こんな熱い7月の休日に、オランダから来た同僚を中国の仏教について寺周りをやってみようと連れ出した。
向かった寺の一つが、敖江に沿って位置する山の中腹(→こちらの中国版地図)に建つ連江県十大名寺に含まれる后岩寺(→こちらのサイト・中国語)。
由緒はよく分からないが唐代(1100数年前)に創建されたの寺で、清の時代および1990年代に再建されたらしい。
寺に入る前の駐車場に、十八体の羅漢像(→こちらのサイト)が設置されている。夏の暑さで日傘をかぶっているのが面白かった。同僚には、キリスト教の「最後の晩餐」の十二使徒に相当する人たちだと説明しておいた。
境内の東奥に岩の一部を壁として利用して建てられた観音堂があり、見事な観音菩薩が飾られていた。同僚には、仏になるために修行中のものであり、ありとあらゆる人を救うため、さまざまの姿に変身する。この観音像は女性の姿をしているので、多くの女性に信者が多いと説明しておいた。
正面の大雄宝殿前の蓮池ではハスが見事に咲いていた。
寺の入口から眺める敖江:
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