今年8月後半から、コロナ新規感染者数が減少しており、19都道府県に発令されていた新型コロナウイルス緊急事態宣言と8県に適用中のまん延防止等重点措置が9月30日の期限で解除された。宣言と重点措置が全国のどこにも出ていない状況は、今年4月4日以来、約半年ぶりとなった。
新規コロナ感染者数は、8月中旬には26,000人ほどあったが、その後は減少しており、11月1日には84人、11月2日には221人、11月3日には263人、11月4日には158人、11月5日には224人、11月6日には261人を維持している。→こちらのデータ
逆に、海外では、ドイツ、ロシアなど感染者数が増えていると数々の報道がある。→こちらなどの報道
WHOは公衆衛生対策の緩和、ワクチン接種率の停滞などを要因としてあげている。
新規感染者数比較:ドイツ・イギリス・日本
ワクチン接種率と新規感染者数推移:ドイツ・イギリス・米国・日本
欧米では、ワクチン接種が日本と比べ、早くから始まっており、防御効果が低下しているのが、コロナ感染者数が増えている要因ではないか?→こちらなどの報道
ワクチン接種で一歩も二歩も先行していたイスラエルでは、デルタ型変異ウイルスの猛威に曝されていた今年7月30日から60歳以上の3回接種(ブースター接種)を始めた。現在は12歳以上に拡大している。→こちらの報道
人口、934万1,100人のイスラエルでのブースター・ワクチン効果は下記のグラフで読み取れる。
効果は明らかであり、欧米でもブースター接種が始まっている。しかし、40%を超えているのはイスラエルのみで、まだ、進んでいない。→こちらのデータ
日本でもブースタ接種が計画されているが、未決定だ。→こちらなどの報道
それにしても、日本で新規感染者が激減していることが不思議だ。このまま、維持できるのだろうか? 第6波はいつごろから始まる?
こんな朗報がある:
国立遺伝研究所と新潟大学の研究グループが先日、最新研究の結果を発表し、デルタ変異株のゲノムにおいて、増殖の際にゲノムのミスを修復するnsp14と呼ばれる酵素が変異し、ウイルスを速やかに修復できなくなったため、ウイルスが繁殖できず「自滅」したことが分かったと報告した。→こちら およびこちらなどの報道
日本も、欧米と同様に、ワクチンの効果が薄れ始める12月頃から感染者はまた増え、第6波となるのだろうか?→こちらの報道
上記のウイルス自滅説の効果は如何に?
ランキングに参加中。クリックして応援をお願いします。
※コメント投稿者のブログIDはブログ作成者のみに通知されます