勘太郎爺奮闘記

滞在合計26ケ国、21年の海外生活が終りました
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横浜市立義務教育学校 緑園学園とは?

2023-04-23 | 歴史・文化

国会で改正学校教育法(→こちら)が成立し、2016(平成28)年度から小中一貫教育を実施する「義務教育学校」が創設されることになった。市区町村教育委員会などの判断で、既存の小中学校などを義務教育学校にできるようになった。

私が住んでいる横浜市では、泉区に、緑園西小学校、緑園東小学校を閉校し、市内3校目となる小中9年間に一貫の教育を進める義務教育学校「緑園学園」を2022年4月1日に開校した。

緑園学園の敷地・校舎は、緑園東小学校の敷地を利用し、また、施設の改装、及び隣接の長年中学校建設用の空き地となっていた個所に新校舎を建設したものからなっている。

緑園学園に通学するのは、緑園東、西小学校の児童と、2校の学区内で岡津、名瀬中学校に通う生徒で、前期課程(6年)815人、後期課程(3年)263人、計1078人(2023年4月1日現在)。

泉区の緑園西小学校、緑園東小学校、岡津中学校及び名瀬中学校の位置関係:

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2015年当時の緑園東小学校(Google Earthの画像):

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現在の緑園東小学校および義務教育学校緑園学園(Google Mapの画像):

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緑園義務教育学校の新設に向け、横浜市が行ってきた市政およびプロジェクト情報→こちらのサイト

義務教育学校緑園学園のホームページ→こちら

 

地域住民からは、小学校卒業後、遠方の中学校(岡津中又は名瀬中)に通う必要があったことから、長年要望が上がっていた地域内の中学校設置の念願が叶ったとして、喜びの声もあるが、逆に、通学路が遠くなった地域住民からは問題視する声も多い。特に、緑園西小学校の閉校により、通学時間が多くかかるようになった低学年生徒をもつ住民からは問題視する声が多い。

通学区域図→こちらの学校教育情報サイトの図を拝借:

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通学路の情報:→こちらの緑園学園のサイト

この緑園都市地域は新興住宅地域で、高学歴・高年収の家庭が多く、小学校を卒業すると、私立名門中に進学する割合が多く、子供人口の低減も重なり、生徒数の低減が問題となっていた。

(2023年4月1日現在の在籍数では後期課程(7~9学年)の学年生徒数は前期課程(1~6学年)の学年生徒数の約65%で、35%が他校へ進学している)

中学校に進学したタイミングでぶつかる学習環境や人間環境の変化に対応しきれずに起きるのが中1ギャップと言われているが、義務教育学校の強みは、現在「6・3制」となっている小学校と中学校の学年の区切りを、学校が柔軟に決めるようになり、これによって、子どものつまずきの大きな原因の一つである、「中1ギャップ」の解消が期待されるいる。

義務教育学校では学校行事などを通じて、1年生から9年生までの異学年交流があるので、子どもたちの思いやりの心や精神的発達を促すきっかけは十分にあるといえそうですね。

6年間の友達付き合いと9年間の友達付き合いの差も大きいでしょうね。

また、英語など授業で、中学校教師の免許を持った先生が、1~6年学年で教えることもありえる。柔軟な授業対応も期待されてますね。

 

 

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