カンテレあんさんぶる

フィンランドのカレンダ-

毎年12月のクリスマス時期になるとフィンランドの友人からチョコレ-トやカレンダ-が送られて来ます。

今年は ルドルフ・コイヴ Rudolf Koivu のイラストが描かれているカレンダ-でした。

我が家には彼のイラストが書かれている本がありました。
それはフィンランドの古い歌が120曲入った本でした(写真左)



ルドルフ・コイヴ Rudolf Koivu (1890~1946)
ルドルフ.コイヴは、この世を去ってから半世紀以上たった今もなお、フィンランドで最も愛されているイラストレーターのひとりといってよいでしょう。
ペテルブルク生まれのコイヴは、ごく若いころに両親を亡くし、その後ヘルシンキへ移り住んで、アテネウム芸術大学で絵画を学びました。画家としても、イラストレーター、挿絵画家としても活躍した多彩な芸術家です。

童話の挿絵
コイヴは子ども向けの童話の挿絵を多く描きました。「星のひとみ」などで日本でもおなじみのZ.トペリウスの作品をはじめ、グリムやアンデルセンの童話や、千夜一夜物語のために描いた挿絵がよく知られています。

ルドルフ.コイヴ賞
2年に1度、フィンランドで出版された児童書の中から特に挿絵がすぐれているものに贈られるルドルフ・コイヴ賞の名称は、コイヴの名にちなむものです。

クリスマス:雑誌、カード
コイヴの絵といえばクリスマス、というイメージがあるほど、コイヴはクリスマスをテーマとしたイラストを数多く発表しました。特に1930年代から40年代にかけて、コイヴはクリスマス向けの雑誌”Pikkuvaen Joulu”(ちいさなお友達のクリスマス)や、”Joulutonttu”(クリスマスの小人さん)などのために非常に多くのイラストを描きました。
また、カードのイラストもよく知られています。コイヴのイラストのクリスマスカードは、いまでも販売されており、安定した人気があります。
コイヴのイラストと、クリスマスを題材としたさまざまな童話や詩を収めた”Rudolf Koivun joulukirja”(ルドルフ・コイヴのクリスマスの本、WSOY 1990)は、2001年にフィンランド国内で最も販売部数の多かった本の1冊となりました。
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