カンテレあんさんぶる

即興演奏の仕方 part2

さて以前に即興演奏の仕方についてちょっと書いたことがありますが、では実際にレッスンしてみますね。

所でアレンジ(編曲)と即興演奏は違います。
アレンジとは既存のものをリズムを変えたり音を減らしたり増やしたりします。

即興演奏とはその場でイメ-ジしている音を好きなように弾くことですね。
例えば発表会やコンサ-トなどでただ弾きたい音をポ-ン、ポ-ンと鳴らしていては自分自身も退屈になりますし聞いている方も退屈します。ですから多少のテクニックが必要になります。

即興演奏をする前にまずは自分の実力を知ることが大事なことです。
では、あなたは今までにどんな曲を習ったことがありますか?ちょっと思い出してみてくださいね。

前回、「修・破・離」ということを述べました。この「修・破」を実践してみましょう。

私の好きな曲に「子守唄」があります。下記の曲です。きっとご存知の方も多いかと思います。

最初の8小節だけアレンジをしてみますと下記のようなことができます。


1.バリエ-ション(変奏曲)1は既存のメロディをちょっと音を少なくして簡単にしてみました。
2.バリエ-ション2は音を一つ増やして和音を入れてみました。
3.バリエ-ション3は「嘆きの少女」風に書いてみました。
4.バリエ-ション4はミックス奏法です。原曲はⅠ度とⅤ度の和音しか使っていませんがⅣ度も入れてみました。

どうですか?自分でも出来そうなアレンジはありましたか?

では更にちょっと高度なアレンジを。

原曲から少し離れましたがこれが「破」になります。

こうしてアレンジ力をつけると今度は自分なりの奏法を確立していくことができます。それが「離」になりますね。

上記のような5種類のアレンジを作って見ましたが、自分の好きなアレンジをみつけそれをマスタ-してみてください。
それが出来るようになったら今度は色々な曲に着手してみてくださいね。

その他ハ-モニクス奏法やマッタ-ニ奏法などもあります。どこかにそれらを取り入れることによって更にアレンジ力、即興力は増すことでしょう!!!

このブログを読んだ方の5弦カンテレの即興演奏をいつかどこかで聞くことができたら私はとても幸せです。
  • Xでシェアする
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

最新の画像もっと見る

最近の「ウェブレッスン」カテゴリーもっと見る

最近の記事
バックナンバー
人気記事