たっぷり時間があるので、私達は舘野さんのヘルシンキのご自宅を訪問した。
舘野さんのご自宅は私達の宿泊したプレジデンティ･ホテルから歩いて７，８分位の所の閑静な高級住宅街にあった。
舘野さんのお宅には”セヴラック音楽祭”に出演したア－ティスト二人がオウルンサロ音楽祭を聴きにいらしていて舘野さん宅に宿泊をしていた。
その日はフランスに帰るとかでマリアさんは忙しそうにしていた。
舘野さんは右半身麻痺になる前はパソコンがかなり普及していたにも関わらず、いつもお手紙などは手書きだった。でも今はパソコンに頼っているとのこと。
私達がお邪魔をする前にパソコンを使用していたらしく、電源を切ろうとしていたのでそこをパチリ（書斎で）
舘野さんは猫がとても大好き。私が５年前に訪れた時は２匹の猫がいたがこの度は１匹だけだった。
何でももう１匹は老衰で２年前に１７歳で天国へ召されたとか。
この猫ももう１７歳で以前にお伺いした時は私たちなど見知らぬ人を見るとサア－といなくなったが、今回は舘野さんの側から離れようとしない。
舘野さんはフランスの”セヴラック音楽祭”とオウルでの”オウルンサロ音楽祭”を無事終えられてホッとした様であった。
最近は日本でのコンサ－トがとても多いので、ヘルシンキのご自宅には年間を通してそんなに居ることがないとのことで”何だかここにいると外国にいるような気がします”と笑いながら話された。
