20数年前に盛岡で手にした絵ハガキです。チャグチャグ馬コのことはこのはがきで知りました。
東北らしいこの鄙びたチャグチャグの鈴音を聞きたかったので、行ってみました。
チャグチャグの行列は盛岡市の隣、滝川市にある鬼越蒼前神社から出発し、
盛岡の市内を歩き、盛岡八幡宮までの14キロを約4時間かけて進みます。
私たちは滝川市役所の駐車場に車を停め、シャトルバスで鬼越蒼前神社に向かいました。
まだ、神社周辺は支度の真最中でした。雨が気になる空模様でしたが、大丈夫かな~
「ちゃぐちゃぐ馬コ」の由来は農耕に疲れた愛馬を癒し、無病息災を祈って、馬の守り神である「蒼前神社」や「駒形神社」に参り、
その際に小荷駄装束を着せた馬を引いたのが始まりだそうです。
1948年に保存会が発足していることからして、地元の人たちには長いこと親しまれている行事なのでしょうね。
馬飾りに700個近の鈴がついているんですって。
当日は80頭ほどのお馬の参加があったそうです。
さあ、鬼越騒然神社を出発です。
パトカーの先導で自治体の長が続き、きらびやかに飾ったチャグチャグの馬っこも連なります。
私は内心馬っこの「落し物」にはどうなるのかと心配でした。
そしたら行列の末尾に塵取りと箒を待ったボランテァとごみ収集車が控えていたのでした。(^_-)-☆
田園地帯をチャグチャグチャグ、のどかな鈴音です。
この大勢のカメラマン、行列の背景に岩手山を入れようと、陣取っています。
さてさてさて、私たちはワープをして、馬っことは別の道で滝川市役所まで先回りします。
お~、ちょうど良いタイミングで行列と行き会いました。
馬の鞍に足がやっとまたがっているような幼児が沿道の皆に手を振って、盛岡まで行くなんてきついだろうなと
思わずにはいられません。
この後、私たちは疲れて昼寝をして休んだんですもの。向かった先は・・・小岩井牧場。
ほんの30分の昼寝で疲れが取れ、強い日差しで日焼けもしました。
おやおや、あれ、なんだろう。シャボン玉のおばけみたいなものが坂の上から転がってきたよ。中に人が入っているみたい!
野次馬根性で傍まで行ってみた。風船の中にどうやって入るのかな?見せてもらったら、2か所人が出入りできるだけの穴があった。
物好きだな。風船の中ではでんぐり返し状態で、斜面を転がるのだから気持ち悪くならないのかしら。
ここは若いファミリー連れが来るところだとしみじみ感じた。
昼寝のできるラウンジがあれば私たちのようなシルバー世代もゆっくりできるんだけどな。
レストランの食事は最悪~、悪たれて牧場を出る。
待っていてくれたのは、岩手山を背後に悠々と立つ、かの有名な一本桜 。
その姿を見ていたら、すっかり機嫌が直ったよ。
本日の宿はスキー場のゲレンデが目の前に見える山の上でした。
露天風呂が気持ちよかったです。夜は星空を見るプログラムもあったのですが、もうその元気はありません。
朝風呂を浴びるのがせいぜいでした。