薫子の暮らしの便り

日常の暮らしで感じたことを写真や絵手紙でお届けします。

東北旅、そのⅡ

2018年06月24日 | Weblog

雫石のスキー場の宿から角館へ向かう山の中にポツンと道の駅「あねっこ」がありました。

他に何もない山の中だのに、その時は朝9時ごろでしたか、もう混雑しているのでした。

勿論、寄りましたよ。道の駅ってローカルな食品があるので、面白い。

おやつに胡桃餅、バター餅、さくらんぼ、キノコのおこわ等々レジ籠に入れた。

でも、おやつって?いつ食べる?そんなことは考えません。面白そう、食べてみたいな~、それだけです。

そう、そう、この売り場の隅のお茶コーナーで座ってお茶を飲んでいたら、お隣のテーブルに4,5人の年配のご婦人がおしゃべりに花を咲かせているところでした。地元言葉満載だったので、耳を澄ませて聞き入りました。ところどころ分かる言葉もあったけど、結局、ほとんど話の内容はつかめなかったです。でも、言葉の抑揚や響きが、今、東北に居ることを実感でき、その話の中に入れてもらってるような気さえしました。今時、何処に行ってもめったに聞けない御国言葉、魅力あります。いつまでもそばで聞いていたかったな。

 

 

角館の手前、田沢湖へ寄り道しました。30年ほど前に泳いだんです、田沢湖で。

冷たそうな水。いったいどこで泳いだんだろか?

シーズンオフ、湖は殆ど人気無し。

けれど、この湖の往復でマーガレットやルピナスが庭一杯に咲いている光景をたくさん見ました。

人影はなくても、人を感じることができた気がします。

角館までに至る山道沿いに美しい杉美林、多し。そういえば、秋田は杉の木で作られた曲げわっぱが有名でしたね。

 

 

角館は武家屋敷のある通りが見どころです。大木の枝垂れ桜と黑塀が両側に連なりすっきりとした景観でした。

桜の季節はさぞや素晴らしいでしょうね。

お店の片隅に皮細工の職人さんがいて、手を動かしながら、桜皮細工の説明をしてくれます。

名物おじさんなのでしょうね、きっと。名調子でしたよ。

 

 

駅前通りの八百屋さんで、南高梅を地元のご婦人と3キロずつ分け合いました。

まさか角館で南高梅を買うなんて思いもしなかった。(いい感じに黄熟していたのだもの)

根曲がりたけのこが旬でした。ひし餅はクマザサにもち米を包んであるそうです。

 この八百屋さんの店の奥にいくつかのテーブルがあり、満席でした。
若い女の子たちがカラフルな山盛りフルーツパフェを囲んでにぎやかです。
山菜が並んでいる八百屋さんですよ。不思議な光景だったので、訊いたらSNSの口コミで全国から来るんですって。
そんなご時世なのですね。

そぞろ歩いていたら、蕎麦屋がありました。

アユの天ぷらといぶりガッコの漬物、美味しくいただきました。

 

 

こんな趣きのある建物もありました。イタヤカエデの細工ものを作り販売している家でした。

イタヤカエデを細工のできる状態にするところまでが一番大変な仕事だと言っていました。

竹細工も山ブドウの籠も同じように、山で材料を採り、鞣し、ひも状にする工程までが骨が折れる工程と聞いているので、

出来上がったものだけを見ていたらその裏にあるご苦労が分かりません。手仕事の作品、大切にせねばね。

 

 

 角館の方言聞きたかったな~

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 


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