続きは映画で…
君塚良一さんは
なんちゅうホンを書かはんねん…
確かに、今の世の中
ヤクザはそんなに怖くないのかもしれない
組織で、義理人情で、兄弟かための杯を交わし、恩義を忘れず…その中での殺傷には必ず理由があり～愛憎が絡む
しかし、今…人をあやめるのに理由はない
加害者と被害者のあいだに愛憎はない
憎くもないのに殺すようになってしまったんだ
昔『ジャングルブック』を見たとき、狼に育てられた少年モーグリの言葉でとても印象に残っているものがある
「動物は相手を食べるために殺すか、相手が自分を食べようと襲ってくるから防衛で殺す…だけど人間は相手を食べたりしないのに、どうして殺すの？」
モーグリへ男が答える
「それは、相手が憎いからさ」
違う世になってしまったんだ
わたしは、なにを守っている？
彼は常に優作さんをその後ろに見てしまうから