正食マクロビオティック・家庭サロン

正食クッキングスクール初級中級のご案内とマクロビオティックな日々の暮らしと

椿餅

2015-03-28 21:23:53 | 菓子
椿餅(つばいもちひ)
艶々して青々して生命力がある葉
葉を愛でる
京都は立春から2月末、餅と椿の葉の潔い佇まい
改まった席で特別に重んじられる茶席やハレの菓子
平安時代の軽食代わりの餅菓子でもある
植物の葉で挟む形式は日本独自、和菓子原型
*柏餅、桜餅よりも先に
日常的な間食ではなく、貴族の館の蹴鞠(けまり)の会で配られ、
当時は炒り米を粉にして餅を作り、甘葛(あまづら)をかけ、
椿の葉二枚で挟んだ 
*餅は蕾のように 
*見立ての葉でも 
現代は道明寺を肉桂(にっけい、シナモン)粉で蒸しながら、
色と香りを付け餡を包み、反らないように先を少し切った葉で挟む
色付けた道明寺が椿の花を連想させ、艶やかな葉の緑との対比が
心に残る春のお菓子 
*甘葛は高貴な甘味料、蔓草(つるくさ)の樹液


椿

2015-03-28 17:33:40 | 花木
ふっくら艶々輝く葉
厚葉樹、艶葉樹から名前の由来かも
日本原産で北海道以外で自生する
万葉集の春の花
品種改良2000種
春一番、真冬から春先まで
生命力旺盛
咲き始めから満開まで1ヶ月以上
蕾と花の共存を楽しむ
夏は蕾で冬咲かす遅い成長
11月から4月まで開花
落ち椿も美しい
江戸時代ブーム
茶花の女王
カメリアのブローチも
魯山人の椿鉢
京都の長福寺、等持院、霊鑑寺鑑賞も