まずソチのリベンジを期し、金メダルこそ届かなかったが、悲願の表彰台に立った高梨には祝福の拍手を送りたい。
その一方で朝のテレビで小生が一番感動したのは、ジャンプを終えた高梨に、真っ先に駆け寄る伊藤有希の姿だった。
個人の勝手な主観であるのだが、なんともこの子の性格が出てるなあと思った小生である。「うーん、なんていい子じゃないかって」
こちらの記事を読むと、さらにその意識を強くした。昨シーズン以来の実績からすると、かなり不本意な結果に終わり、本人は悔しくてたまらなかったに違いない。
またソチのときの高梨を思い出させるような風向きの不運もあった。実際、「この4年間、私は本当にいろんな人に支えてもらって来た。その人たちの喜ぶ顔が見たくてここに来たが、それができなくてすごく残念」と、涙がこぼれたと・・・
ただ、それよりも真っ先に駆け寄る彼女の姿は美しかった。
「本当におめでとうと言って。4年前、沙羅ちゃんもすごい苦しい思いをして。それを見てきたので、メダルを取れてすごく良かった」。自分の悔しさを押し殺し、ともに歩んできた高梨のメダルを喜んだところに、伊藤の優しさがにじんでいたと・・・
すでにNHKの朝のテレビでは高梨は北京五輪を見据えていた。おそらく伊藤にとってもそれは同じだろう。
幸い、彼女の所属しているチームの監督はレジェンド葛西だ。これからこれから・・・きっとそう思っているであろう。北京でこそ、二人の輝く歓喜の涙を見たい・・・改めてそう思った。
頑張れ、伊藤有希
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