貝掛温泉は建物はなかなか年季が入っているが、清掃も行き届いていて不快感はない。施設の一部は明治時代で120年ほど経っているという。
ゆったりした敷地の一軒宿でチェックイン後、お風呂の後に錦鯉に餌をやるのがルーティンとなっている。何か所かある池をめぐるのだが・・・
あれ、ずいぶん鯉が少なくなっている? みたいな・・・もしやコロナ禍でどこかにお嫁入してしまったのかも・・・と。
また今回はコスモスの花がきれいに咲いていた。こうした空気感がなんとも癒しのひとときになる。
そしてこちらの食事はご飯が抜群に美味しいのがポイントだが、そのご飯を美味しく食べるためのおかずも素晴らしい。
夕食・朝食ともその点は一貫していて、ついついお代わりをしてしまったりする。もっとも、夕食ではお米のジュース(笑)が欠かせないが・・・
というところで、もうひとつの特筆点は、スタッフの対応である。毎回、おなじみの顔が見えるので、こちらも安心するし、先方も覚えてくれている。ESの高さもうかがえる。
今回は、夕食時に席を確認するため、男性スタッフがお部屋は? と聞く前に、顔なじみの女性スタッフが「桂さんなので・・・22番です」と。
これは嬉しい、年に一度程度のおなじみさんでこの扱いはたまりません・・・そして、このスタッフのお姉さんやお兄さんたちが、食事や飲み物の進捗を見ながら、タイミングよく「お酒のお代わりはなさいますか」と来るから、ついつい(苦笑)
かくして完璧な酔っ払いが出来上がってしまうという・・・高湯温泉吾妻屋はいい意味でほったらかしなのだが、こちらはいい意味でフレンドリーという。
ただ、今回感じたのは食事の内容などでやや以前より軽量化したかな・・・と。刺身がデフォで少なくなったり、朝食の厚揚げが小さくなっていたり・・・
もっともボリューム自体が不満なわけでもないし、今回も追加料理でイワナの刺身をお願いしたが、このおいしさは抜群でお酒にも合っていた。
国道17号線からびっくりするような急坂を降り、車一台がギリギリの橋を渡と到着する一軒宿にして、ホスピタリティに満ちた素晴らしいお宿、それが「貝掛温泉」だ。
この内容で、基本料金が一万円台というのは割安に感じるなあと。いつものように新米を購入し、帰路についたが、次回もまたリピート確実だなあと・・・
※コメント投稿者のブログIDはブログ作成者のみに通知されます