アモーレ・カンターレ・マンジャーレ

自称イタリア人のオヤジが、好きなサッカーやらグルメやら、何でも不定期に気まぐれに書き綴るサイトです。

アベノミクスの本質を改めて確認する

2021-10-07 06:00:00 | つれづれ

岸田政権がスタートして、所得倍増計画なんて言い出している。そのことをどうこういうつもりはないが、少し前まで声高に景気はいい、賃金は上がったと大騒ぎしていたアベノミクスの成果を改めて確認してみたい。

 

 ちょうどタイミングよくこんな記事が出ていた・・・「日本人は国際的に低い賃金の本質をわかっていない」とある。

 ひとことで言うと、「日本の賃金は、OECDの中で最下位グループにある。アメリカの約半分で、韓国より低い。ところが、アベノミクス以前、日本の賃金は世界第5位だった。その後、日本で技術革新が進まず、実質賃金が上がらなかった。そして円安になったために、現在のような事態になった」という。

 

 円安で賃金の購買力を低下させ、それによって株価を引き上げたことが、アベノミクスの本質だ。とある。詳しくは記事をご覧いただこう。

 この記事を見て、2017年のこの記事を思い出した・・・この時からさらに日本は一人負けの状態が続いているのだ・・・

 

 アベノミクスの主宰者は、悪夢の民主党政権としつこく言っていたが、その頃は日本の賃金は世界第五位だった。

 それが、いまではアメリカの55%、韓国の賃金は4万1960ドルであり、日本の値はこれよりも低い。

 

 個人的な見解でいえば、そのことに多くの日本人が気付いていないことが大きな問題だと思っている。

 輸入車の価格はこのところ、どんどん高騰している。正しくいえば、円安のおかげで高くなっているのと、世界の所得が伸びているからで、おそらく一番高くなったと感じているのは日本人では・・・と。←だからといって松田鈴英とBMWの写真を出すのはどうよって(汗)

 

 最近よくテレビCMでやっているウェルスナビで、こんなグラフが出ている。日本がいかにこの25年間成長していないかを気付かされる資料だ。

 この25年間に民主党政権は4年足らずでしかない・・・どう説明するんだって・・・

 

 ときに、マスコミも含め多くの日本人が思っていることとして、「円安は善、円高は悪」というのがある。

 「輸出で儲けている日本としては」と多くの日本人が思うはず・・・だが、すでに日本経済は圧倒的に内需主導であり、輸出でというものではない

 

 実際、トヨタで見ても国内生産は1/3程度、残りは海外生産だから円安が有利に働くとは思えない。

 現実的には円安が働くのは海外投資家から見た日本の株の割安感であり、そのことで株価を支えたのがアベノミクスの本質になる。

 

 かつて昭和天皇に政府の人間が「円安は喜ばしいもの」と説明したとき、陛下はこう尋ねられたという「つまり円安とは日本の価値が下がるということだな、どうしてそれがいいことなのか」と。

 この言葉に、実は真実があるような気がしている。経済学者も長期的に見れば円高の方が望ましいという声もあるやに聞く。

 

 いずれにしろ、円安を作ったアベノミクスで個人は豊かにはなっていない・・・

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2 コメント

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まさにド正論に拍手を (大石良雄 おおいしよしたか 本名)
2021-10-07 11:04:07
拝啓 お師匠様には「長引く秋の花粉症」の中、よろしくお願いを申し上げます。
*「まさに誰もが忘れていた民主指導政権の頃の方が良かった」
この歴然とした事実を我々日本人は「知ってか知らずか? 見ようと思わぬのか見させぬのか?」此処で大切なのは「誰が、誰の為に、誰を守るのか?」なのですね。少なくとも「安部大便造先生や周辺のアラマ荘等の政治屋や政治業者達は、国内日本の事よりも、他のお国の人たちの為に動いていた」のは確かですね。これはもぅあの「親子二代の大詐欺師=恋墨大先生」等も同罪で「当然解体せねばならぬNHK忖度し、有精改革なんてぇこ余計な事をぶちこいて掃除大臣の椅子に居座った」事。つまり此処には「だぁーれも日本の事なんぞ本気で心配している政治屋なんてぇ誰もいない」と言えます。此処で浮上してきますのが
*「陰謀論 策略論 肯定も否定も何ら科学的学術的証拠が伴わぬ上、決して解明される事は無い」
これは、お師匠様も先刻ご承知ですが、こういった陰謀論や策略論は既に前々前世紀以前からあり、何かと騒がれ出版物も多々出ましたが結局
「否定も肯定も決定的な科学的学術的証拠、国際法廷でも勝ち得る決定的証拠は無く、まぁ無視して良い」でしょうね。これは、、、どちらの肯定否定も「物凄く深い深遠な部分に入り込む必要があり、場合によってはかなりヤバい? 事も在る」のでやめた方がよろしいでしょう。只、、、自分が今まで見て来た聞いてきた経験して来た事から思うに「どうもそういう彼奴等は最後はロクな死に方していない」のは確かで、最後の最後で報いが来る様です。
*「キリスト教では=道ですれ違っただけの異性に対し、少しでも邪な心を持てば既に犯罪」
 これがもしも本当に正しいとしたら、例えば?「我々が何かの思想に共感し、その組織なり何なりに入会しようとしまいと、その思考に賛同したとなれば、立派なシンパになってしまう」と。
つまり、こんなひどい今の状態であってもそれでも「俺は安部大便を支持する、アラマ荘を応援する、恋墨親子が大好きっ」てぇのは、いささか深刻に考えねばならんでしょうね。事が此処まで大きくなり追い詰められて、あらゆる値上げに原材料不足、、、まさに今日本は一直線に破滅に向かっています。大変残念なのは「野党連中が役にも立たないクズばかり」では選挙の意味も無い。ってぇとやはり我々は「嫌が上でも徹底的に自分大事の個人主義利己主義に走り、他人を蹴落とし他人の不幸は砂糖菓子の味」のごとく嫌な国に変貌して行くのでしょう。陛下様の「上記のお言葉、疑問」も誠にもって正しいものでありやはり良く良く解っておられた」と感服いたしました。お師匠様もどうかお元気で 敬具
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いつもありがとうございます ()
2021-10-07 12:31:12
大石様
いつもありがとうございます。
 大石様にはきっとご理解いただけるかと存じますが、小生は民主党の熱狂的支持者ではなく、自民党の崇拝者でもなく、しつかりやってくれさえすれば、どこであろうと・・・という立場です。
 ただ、安倍某のしつこく繰り返す「悪夢の」にはいささか辟易としていて、事実彼らは民主党政権時代86回もの審議拒否をやっているという・・・
 それはともかくアベノミクスの本質は数字でみれば、国際的にはまやかし以外の何物でもないことは明らかということをしかと国民が確認すべきかと。ただ、それ以前に好きの嫌いのが刷り込まれているようには思います。
 実際、サミットのときに安倍某が英国の首相にEU離脱はすべきではないと進言したのに対し、先方からは「アベノミクスが何の成果も出していないのに、そんなことを言われる筋合いはない」と言われていた由。海外から見た目が真実かと。
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