アモーレ・カンターレ・マンジャーレ

自称イタリア人のオヤジが、好きなサッカーやらグルメやら、何でも不定期に気まぐれに書き綴るサイトです。

新高湯温泉吾妻屋のもてなしなど・・・

2024-09-19 06:00:00 | 日本秘湯を守る会

新高湯温泉吾妻屋は米沢市の郊外・・・というか、山の中だ2007年に姥湯温泉という火山の爆裂火口の中にあるお宿に行ったことがあるが、そこから直線距離では遠くない関係にある。

 

 米沢から檜原湖にぬける西吾妻スカイバレーに沿って進み、天元台のロープウェイの駅を抜けて、1kmほどの距離だが・・・ここからのラスト1kmが未舗装で、とんでもない急坂だった。

 特にラストのあたりは冬場だと四駆でも・・・なんて聞いていたが、かくやと。今までいろいろな秘湯にお邪魔したが、坂に関しては、姥湯とここが双璧だろう

 

 お部屋から天元台のロープウェイが見えるが、なんとこれが部屋より低いところに見えるのだ(汗)

 翌日ロープウェイに乗ってみたが、お宿がはるか遠くに見える(上左写真)・・・こんな山の奥によくぞ・・・と。ちなみに明治35年(1902年)の創業という。

 

 お宿は、今時の快適な設備・・・とはいかない。トイレも洗面所も共同だし、エアコンもない(いらないようだが)。

 内湯にはシャワーもなく、髪の長い女性など、洗うのもちょっと大変かも・・・だがWi-Fiはある・・・のだが、「取り扱いの説明が必要な方は使用しないでください。スタッフに聞いてもWi-Fiの知識はありません」と(爆)

 

 

 食事の方は、よくも悪くも素朴なもの。土地柄からいえば、海の魚など望んではいけないが、米沢牛のステーキと牛のたたきは美味しかった。

 今回はステーキ付のコースにしてよかったなあと。翌朝は食用菊の「もってのほか」がおひたしで出てきた(下右写真)のも嬉しかった。

 

 ステーキ付のコースにして、一泊二食で17500円という価格はリーズナブルだが、設備などとのバランスでいえば、妥当な水準とも言えそう。

 エルメスとお忍びで・・・なんていうのはオススメできない。だいたい露天風呂が多くて、すべてが混浴なんていう段階でNGだろう(苦笑)。

 

 そのせいか、お客さまも小生と同世代のご夫妻という佇まいの方が多かった。滝見露天で「我々は秘湯のお宿にお風呂めぐりできてます」なんて言ったら、「うちもでーす」なんて女性からのお返事が来たくらいだ。

 オシャレして高級車で颯爽と・・・なんて方はオススメしない・・・ってか、フェラーリだと腹をこすって来れない(苦笑)

 

 チェックアウトして下りの帰り道も、こわいくらいの急坂だった。

 後で知ったが、西吾妻スカイバレー沿いには、別の秘湯のお宿も複数あるようだ。この辺もまた来てみたいところだ。

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