アモーレ・カンターレ・マンジャーレ

自称イタリア人のオヤジが、好きなサッカーやらグルメやら、何でも不定期に気まぐれに書き綴るサイトです。

古今亭菊之丞独演会

2015-10-03 06:00:17 | 落語
毎度おなじみ三鷹のホールでの落語会。今回はお気に入りの噺家の菊之丞だ。毎回のように、主催者の森本さんの軽妙にしてキメの細かいアナウンスが入ると開演である。


 まずは開口一番、わん丈だ。円丈の弟子で以前、別のところで聞いたことがあるが、なかなか達者だった記憶がある。
 この日は「やかん」だった。テンポもよく途中で中手が入る熱演。残念ながら睡魔に襲われていたが、いい感じだったぞ。

 続いて登場したのが始、そのまま「はじめ」と読むそうな。志ん輔のお弟子さんだという。前座のわん丈に刺激されたのか、始めた「あくび指南」は熱演だった。
 悪い出来ではないんだが、力が入りすぎで、汗だくでちょっと引いてしまった。ネタがネタだけに、汗だくはちょっと・・・って。

 というところで菊之丞の登場。始めたネタが・・・おお、「お見立て」だ。菊之丞らしい軽快で粋な芸風がこの手のネタにはよくはまる。
 すっかり眠気もさめたところで中入りだ。そして中入り後、後半のスタートで出てきたのが、ヒザの林家あずみ。以前聞いたのは2012年だった。


 相変わらず華やかで可愛らしいお嬢さんだ。三味線漫談だが、歌もかなりこなれているようで、こういう芸人さんが入ると場が明るくなる。
 いい感じになったところで、菊之丞の再登場だ。始めたネタは・・・おお、「三井の大黒」だ。生で聞くのは久しぶりである。

 これといった山場があるわけではなく、早くから聞いている方もポンシュウが甚五郎だとわかってしまうという意味では、なかなか難しいネタだ。
 だが、そこはさすがに菊之丞である。上手にこなしながら、いい感じでストーリーを展開している。

 大満足で聞き入ってしまった。しかも、最近の独演会にありがちなお腹いっぱい感がなかったことがよかったぞ。
 近々また菊之丞を聞く予定がある。やはり今、旬な噺家の一人である。
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